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インターネットで何かを調べているうちに、ジャズのことが書いてあるサイトに、ついつい行ってしまった。 「名盤紹介」のようなページで、そこで取りあげられていた一枚がピアノのトミー・フラナガンの「オーヴァーシーズ」(1957年録音) 。 私が持っているのはレコードで、現在手に入るCDのジャケットとは違うデザインになっている。おそらくCDがオリジナルジャケットで、私のは日本発売のためのジャケットだと思う。 このレコードはあまり聞くことがない。聞くと、いいと思うのだが、積極的に聞いた記憶がない。今日、じっくり聞いたのだが、なかなかいいのだ。 でも、積極的に聞かない理由も分かった。「これだ!」という一曲がないのだ。 同時代に活躍した同じピアノのウイントン・ケリーと比べれば一目瞭然だ。(一耳瞭然?) 「枯葉」 だとタイトル曲の「枯葉」だし、「ケリー・ブルー」 だと「朝日のようにさわやかに」だし、「ウィスパー・ノット」 だと「ウィスパー・ノット」を時々聞きたくなる。 トミー・フラナガンの「オーヴァーシーズ」に、もし「枯葉」が入っていたら、もっともっと多くの人に聞かれる名盤になっただろう。(大きなお世話か?) そういう曲が入っていないから、なおさらいいのだ、と仰る人もいると思うので、これはあくまでも私の個人的な意見として・・・。ねっ。 |
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