■ トミー・フラナガン「オーヴァーシーズ」 by富良野のオダジー 2012年04月14日(土)

  58,953 byteインターネットで何かを調べているうちに、ジャズのことが書いてあるサイトに、ついつい行ってしまった。
「名盤紹介」のようなページで、そこで取りあげられていた一枚がピアノのトミー・フラナガンの「オーヴァーシーズ」(1957年録音)
私が持っているのはレコードで、現在手に入るCDのジャケットとは違うデザインになっている。おそらくCDがオリジナルジャケットで、私のは日本発売のためのジャケットだと思う。
このレコードはあまり聞くことがない。聞くと、いいと思うのだが、積極的に聞いた記憶がない。今日、じっくり聞いたのだが、なかなかいいのだ。
でも、積極的に聞かない理由も分かった。「これだ!」という一曲がないのだ。
同時代に活躍した同じピアノのウイントン・ケリーと比べれば一目瞭然だ。(一耳瞭然?)
「枯葉」だとタイトル曲の「枯葉」だし、「ケリー・ブルー」だと「朝日のようにさわやかに」だし、「ウィスパー・ノット」だと「ウィスパー・ノット」を時々聞きたくなる。
トミー・フラナガンの「オーヴァーシーズ」に、もし「枯葉」が入っていたら、もっともっと多くの人に聞かれる名盤になっただろう。(大きなお世話か?)
そういう曲が入っていないから、なおさらいいのだ、と仰る人もいると思うので、これはあくまでも私の個人的な意見として・・・。ねっ。
 


- Web Diary UpVersion ver 1.30 -