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私の友人であるジャズ・ヴィブラフォンのハマキン(浜田均)とラジオふらので番組をやっていることもあって、フォースのレコード「オール・ザ・シングス・ユー・アー」を聞いてみた。 これがすごくいいのである。 録音は1982年(昭和57年)で、メンバーはドラムがリーダーの猪俣猛、ピアノが西直樹、ベースが内田健一、そしてヴィブラフォンがハマキン。 実は、写真のレコードはこのグループが富良野でライブコンサートを開催したときにハマキンから買ったもの。四人それぞれのサインがしてある。 おそらく、このレコードの発売記念を兼ねたコンサートだったので、時期もその頃だったと思う。 私はハマキンとはビデオの音楽をつけてもらったり、CDを2枚作ったり(偶然だが、今朝CDの注文の電話がきた)、色々公私共にお世話になっているが、このコンサートのときはまだ何も始まっていなかった。 でも今考えると、このときに会ったことがその後に音楽を頼むきっかけになったのかもしれない。 フォースは昨年再結成され、私もそのコンサートを聞いたが、素晴らしかった。 四人とも文句のつけようのない演奏だったが、ピアノの西さんがとにかく、なんていうか、すごくいい。あまりいいので、勢いで「ハヴ・ユー・メット・ミス・ジョーンズ」 も買ってしまった。 フォースの「オール・ザ・シングス・ユー・アー」のレコードのことに戻るが、タイトル曲以外には「ラウンド・ミッドナイト」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」など私の好きなスタンダードが入っている。 録音当時ハマキンは29歳。 先日、ハマキンに「このレコードの頃は技術も経験も積んできているし、体力的にも充実しているから、今より良い演奏が出来たのでは?」と聞いてみた。 そうしたら、「いや、歳を取れば取るほど、良い演奏が出来るようになってきている」と頼もしい返事。 歳を取る楽しみがまた増えたような気がする。 やれることは、いっぱいある。ねっ。 |
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