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今朝の富良野はシトシトと雨が降っている。 しかも、日曜日。 こうなれば、ジャズピアノを聞くしかないでしょう。 今日ご紹介するのは、ピアノのジョン・ヒックスの「クライ・ミー・ア・リバー」 。 我がジャズの師である龍さんと、ヴィーナスレーベルの話になり、勧められたうちの一枚がこのCD。 買ったのは、けっこう前だが、最初に聞いたとき「これはいい!」と思ったが、改めて聞いてみると、軽くいいねというより、もっとずっといい。 ジョン・ヒックスは知らなかった。 調べてみると、JOHN HICKS(1941年〜2006年)は、1964年にアート・ブレイキー&ジャズ・メンセンジャーズに参加し、1965年にそのメンバーとして来日している。とあるから、キャリアはかなり古い。 私は意識しなかったが、私が持っているアーチー・ショップのヴィーナス盤のCD「ブルー・バラード」「トゥルー・バラード」に参加している。(後でちゃんと聞いてみよう) さて、「クライ・ミー・ア・リバー」だが、CD一枚を通しての流れも選曲も聞きやすい。聞きやすいのだが、甘さはない。むしろ、ゴツゴツしている。如何にも硬質な職人的ジャズピアニストを思わせる。私の大好きな「朝日のようにさわやかに」や「You Don't Know What Love Is」も入っていて、うれしい。 ヴィーナスレーベルは、1992年10月に原哲夫プロデューサーによって設立されたジャズ専門レーベル。日本人がプロデュースしたジャズのレーベルは、多くの素晴らしいアルバムを制作している。 ジャズに対して、日本人的感性というのが、どうもあるらしく、原哲夫プロデューサーはそれを良く分かっているのだと思う。 個人的には、ヴィーナスレーベルに対し、ちょっと反発もあったが、こんなCDを聞くと、やっぱり、納得してしまう。 |
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