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今朝、久しぶりにJAZZな気分になったので、CDを探した。色々探しているうちに、先日、龍さん(我がジャズの師)宅を訪ねたときに話題になった、サックスのスタン・ゲッツの「People Time」を聞くことにした。 このCDは、2011年1月2日のワイワイ日記でも紹介しているが、「もう一度紹介しよう!」と思ったほど、やっぱり、素晴らしい。 ピアノのケニー・バロンとのデュオだが、二人の演奏もいいし、曲目もいい。 録音は1991年3月で、スタン・ゲッツの死の3ヶ月前にコペンハーゲンのジャズクラブ「カフェ・モンマルトル」でのライブ盤。 私は、ずっと、スタン・ゲッツのファンではなかった。このアルバムに出会う前も何枚も聞いていたが、「悪くはないけどねぇ〜」のレベルだった。 それが「People Time」には、完全にお手上げになった。もしかしたら、私のベスト10に入るかもしれない。ほんとに、ここでのスタン・ゲッツはスゴイ! 勝手に言わせてもらえば、スタン・ゲッツは死を目前にして、一切の邪念を振り払い、ただ演奏することだけを考えていたのではないかと思う。 これは、奇跡ではなく、スタン・ゲッツの培ってきた、すべてのものが、ストレートに出てきたのだ。ストレートに出しても素晴らしいほど、スタン・ゲッツは偉大なミュージシャンだったのだ。 調べていて、分かったのだが、7枚組の「People Time:The Complete Recording」 が発売していた。 私にいいことがあったとき、買おうと決めた。 |
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