|
ジャズ友(いつもの東京在住の高校の先生)から、昨日メールが届いた。
小田島さん 旭川では高温が続いているとの報道がありましたが、富良野も同様のようですね。 関東では梅雨入りとともに雨が降り続き、かなりの降水量になったようです。 気温にしろ降水にしろ、ともかく極端な昨今の状況には参ります。 ここ数日ずっと雨続きなので、週末は外出もせず、音楽を聴き、本を読みと静かな2日間でした。 そうしたところへ、久しぶりのJAZZ話! 私もさっそく「People Time」を聴きました。 このアルバムを手にしたのは、まさに前回「ワイワイ日記」で紹介されたのがきっかけ! あるところでも紹介されていましたが、DISC2の1曲目“First Song for Ruth”などは、死の3ヶ月前のライブという背景を思って改めて聴くと、何とも言いようのないバラードですね。もちろんタイトルナンバー“People Time”も極上のバラードだと思います。 この曲(“First Song for Ruth”)はCharlie Hadenが奥さんに捧げた曲で、彼自身も2、3回録音しているとか。 また、Abbey Lincolnが歌詞を付けて“The World Is Falling down”(Verve 843-476)の中で、自ら唄っているのだそうです。 私はどちらもまだですが、オダジーは聴いたことありますか? なんとも気象変化の激しい時季です。ご自愛のほどを。
First Song(for Ruth)は、私も大好きで、前回書いたスタン・ゲッツの「People Time」を龍さん宅で聞いたときもこの曲だった。 実は、First Songを最初に聞いたのは、ギターのパット・メセニーとベースのチャーリー・ヘイデンのデュオアルバム「Beyond the Missouri Sky」でだった。 当時(15年ぐらい前)、「Beyond the Missouri Sky」、邦題「ミズーリの空高く」のタイトルにも惹かれた。ミズーリはパット・メセニーの故郷。故郷への思いが伝わる透明感あふれる、心が洗われるアルバムだった。 その時、いつかこのような「富良野の空高く」というCDを作りたいと思ったのを憶えている。 それまでに、友人のヴィブラフォン奏者・浜田均と2枚のCD、「夢のとき-Furano-」「Furano Holy Hill」を作っていたので、それなりにリアリティはあった。 でも、そのときは特にFirst Songを意識はしていなっか。 それから、だいぶ経ってから、チャーリー・ヘイデン、ビリー・ヒギンズ(ドラム)、エンリコ・ピエラヌンツィ(ピアノ)の「First Song」でFirst Songを聞いたとき、「なんか、聞いたことあるな」と思って探したら、パット・メセニーのCDに行きついた。 録音は、パット・メセニーのが1996年、こちらが1990年なので、ずっと前だった。 そして、今回、他にもあるかもと調べたら、サックスのデイヴィッド・サンボーンの「Another Hand」でも演奏していることが判明! アビー・リンカーンが歌っているは、知らなかった。 それにしても、やっぱり、ジャズはスゴイ!一曲を辿るだけでも、世界がどんどん広がっていく。 スタン・ゲッツのFirst Songを改めて聞いて、“真面目”に思ったのだが、この曲に感動できる気持ちを、今現在(61歳!)持てたということは、「色々辛いこともあるけれど、まぁ、良しとしよう」だった。(ちょっと、オーバー?) |
|
|