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ジャズの廉価版のCDが相次いで発売されている。持っているものもあるが、今まで買おうと思って買えなかったものも、けっこうある。 今回紹介するのは、「JAZZ COLLECTION 1000」のシリーズから、サックスのフィル・ウッズの「ライヴ・フロム・ザ・ショーボート」 。 フィル・ウッズのアルバムで私が好きなのは、「アライヴ・アンド・ウェル・イン・パリス」 と「ミュジック・デュ・ボア」 の2枚。 曲では特に「アライヴ・アンド・ウェル・イン・パリス」の「若かりし日」、「ミュジック・デュ・ボア」の「想い出の夏」が好きだ。 フィル・ウッズのアルトサックスは音色≠ェとにかく素晴らしい。艶やかで、重厚で、よどみく、朗々として、哀愁のある。まあ、アルトの良さをすべてを兼ね備えているのだ。 実は、フィル・ウッズのCDは他にも何枚か買っているが、聞くとなるとこの2枚になっていた。 「ライヴ・フロム・ザ・ショーボート」もそれほど期待していた訳ではなかった。ところが、これが大当たり! 私がイメージしているフィル・ウッズが、正に、現われた。 こういうことがたまに起きるから、やはりCDを買い続けることになる。フィル・ウッズお気に入り3枚目のアルバムがやっと手に入った。 ちなみに、「アライヴ・アンド・ウェル・イン・パリス」の録音が1970年、「ミュジック・デュ・ボア」が1974年、そして「ライヴ・フロム・ザ・ショーボート」が1976年。おそらく、この時期のフィル・ウッズが私にあっているのだと思う。 |
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