■ ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオVol.1 by富良野のオダジー 2007年09月08日(土)

  41,254 byte富良野の昨日は台風の影響か、強い風が吹いて、雨もけっこう降っていた。
今日が“本格的”な台風上陸と言われていたが、今のところ(午前9時半)、風も雨もない。台風の進路がはずれたのか、たまたまなのか。できれば、このままの天気でいてほしい。
久し振りのジャズです。忙しくて、「ジャズどころではなかった」、という感じだったが、車の中では断片的に聞いてはいた。
ただ、このところ、何を聞いていいか、ちょっと迷っていた。と、言うか、それなりにCDは買っていたのだが、ピンとくるCDに出会わなかった。精神的に余裕がないのも原因かもしれないが、どうもピンとこなかった。
ところが、ついにというか、やっとというか、ピンとくるCDに出会った。「ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオVol.1」
このCDは、昔から知っているが、どういう訳か買ったことはないし、どんな曲かも頭になかった。これだけ有名なCDだから、ジャズ喫茶などで一回も聞いていないということはありえない。おそらく、その時の興味や体調の加減で、“スルー”してしまったのだと思う。
今まで聞いていないかったのは、残念だけれど、これから新鮮な気持ちで聞く楽しみが増えるから、これはこれで良い。
こういう、スルーしているCDは沢山あるので、今後の楽しみも沢山あるということだ。
さて、「ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオVol.1」である。
ギターのウェス・モンゴメリーは大好きで、CDとレコードを合わせると7、8枚持っている。一番好きなのは「フル・ハウス」で、ウェス・モンゴメリーファンから顰蹙(ひんしゅく)をかっているイージーリスニングの「夢のカリフォルニア」も持っている。
ウェスの天才的な技術と、独特の、いわゆる「オクターブ奏法」が、昔から気に入っているが、このハーフ・ノートの演奏は私がウェスに抱いているイメージとちょっと違っている。
なめらかで流れるような繊細なギターというより、力強く硬派な感じがする。「これぞ、JAZZだ! どうだ、参ったか!」と、意味なく力が入る。
ピアノのウイントン・ケリーも大好きなピアニストだ。実はこのCDは、ウェスではなく、ウイントン・ケリーで買ったのだ。ここでのウイントン・ケリーも素晴らしい。こういうCDにたまに出会えるから、CDを買い続けてしまうのだ。ついつい、「ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオVol.2」も注文してしまった。
最近録音されたCDも悪くはないが、やはり、この辺のCDで気に入ったのが見つかると、ここから離れられなくなる。
暑い、暑い夏が終わり、秋になると、しっとりとジャズを聞きたくなる。
ウィントン・ケリーのスルーしていたCDも注文しちゃえっ!
 


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