■ トミー・フラナガン「Overseas」 by富良野のオダジー 2007年12月03日(月)

  47,532 byte中山康樹著「ジャズの名盤入門」を読んでいて、ピアノのトミー・フラナガンの「Overseas」(CDジャケットがオリジナル)を絶賛していたので、久し振りに聞いてみた。
かなり前から持っているレコードで、トミー・フラナガンは大好きなピアニストだが、あまり聞かないレコードだった。
例えば、トミー・フラナガンと双璧にあげられるピアニスト、ウイントン・ケリーだと、「枯葉」「ケリー・ブルー」は、けっこう聞いている。
おそらく、私にとって、この一曲というのが「Overseas」にはなく、「枯葉」には「枯葉」が、「ケリー・ブルー」には「朝日のようにさわやかに」が入っているからだと思う。
私の好きなアルバムを考えると、やはり好きな曲が入っているものが多いと思う。ただ、レコードの場合は片面(20分〜30分位)全部を一曲として聞いている“フシ”がある。
「枯葉」や「ケリー・ブルー」も、片面が一曲で、特に好きなパートとして「枯葉」や「朝日のようにさわやかに」があるという感じだ。
CDになって、レコードの両面を一度に聞くことになった。悪いことに、最近のCDには、+2とか+3とか、別テイクを増やしている。私の感覚では、レコード片面の演奏時間がちょうど良く、1、2時間聞けば、かなりのバリエーションで聞くことが出来る。
ちなみに、レコードによって、A面を聞くか、B面を聞くかは、ほとんど決まっている。ジャズの場合、B面しか聞かないレコードもある。それは、長いメインの力作をB面1曲に収録することがあるからだ。
実は、「ジャズの名盤入門」で紹介している50曲で、私の持っていないものを何枚か注文した。本を読みながら、知ってはいたが、持っていなかったCDを新鮮な気持ちで聞くのは、今の私にとって、正に、至福の時である。
これぞというCDがあると思うので、また、紹介します。
 


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