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先日、龍さんと東京で会ったとき、「新・コルトレーンを聴け!」 を薦められた。 私はこの文庫本の元になった「コルトレーンを聴け!」(ロコモーションパブリッシング刊)を読んでいたので、そのことを龍さんに言うと、新しく追加されたものもあり、ホント面白いから「読め!」と攻め込まれた。 私もコルトレーンならもう一度読んでもいいと思い、勢いでそのまま一緒に本屋さんに行った。 早速、移動の電車や帰りの空港、機内で読み始めたのだが、まったく新鮮だった。最近、頭がジャズモードになっているので、2年ぐらい前に「コルトレーンを聴け!」を読んだ頃より、ジャズやコルトレーンに対する欲求が強まっていることが、「新・コルトレーンを聴け!」を無条件に楽しめた原因だろう。 欲しいCDが載っているページ(本当は持っていないCD全部が欲しいのだが)の右上を折って読み進んだのだが、数えてみると19ページが折れている。もちろん全部を買うわけにはいかないので、これから厳選しようと思う。 本を読んで楽しみ、CDをリストアップして楽しみ、買って楽しみ、そして聞いて楽しむ。ジャズの“黄金”の楽しみ方だ。 ジャズはただ聞けば良いというものではない。音楽としてただ漠然と聞いていたのでは出会えない“スゴイ”CDやレコードがあるのだ。 耳だけではなく、自分の持っている感性、哲学、思想、そして生き方・・・、なんでもかんでもを総動員しなければ、やってこない音楽はいっぱいあるのだ。 ちなみに、著者・原田和典さんのプロフィールに、出身が北海道・旭川だとあり、なんとなくうれしかった。 |
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