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ジャズのスタンダード「枯葉」が好きだ。 マイルス・デイビス、ウイントン・ケリー、ビル・エバンス、ハンプトン・ホーズ、チェット・ベーカー、アート・ペッパー、オスカー・ピーターソン・・・、数えたら枯葉が入っているアルバムが20枚以上あった。 ラジオふらので「勝手に私のベスト5!」という番組をやっていた時に、枯葉だけを集めてベスト5にしたこともあった。 他にどんな枯葉があるだろうかと調べていたら、ピアノのキース・ジャレットの「Still Live」 に入っているのを見つけた。 キースは好きだし、アルバムも沢山持っているが、最後に買った名盤と言われている「スタンダーズ Vol.1」(1983年録音)で聞こえるキースの「唸り声」が耐えられなくて、敬遠していた。 先日紹介したバド・パウエルも唸るが、あまり気にならない。興が乗って自然に発する声はいいのだが、キースの場合はずっと発している。 ベースなどで、弾きながら歌う(スキャット)もあるが、それなりに味がある。それだって、一部分だ。しつこいが、キースはずっとなのだ。 キースは巨匠中の巨匠なので、まわりの誰も「ダメ出し」できなかったのだろう。 で、「Still Live」(1986年録音)だけれど、もちろん終始唸っているけれど、それを除けば、やっぱりキースならではの音楽がある。 トリオなのだが、メンバーは「スタンダーズ Vol.1」と同じ。ベースはゲイリー・ピーコック、ドラムはジャック・ディジョネット、二人とも大好きだし、素晴らしい。 枯葉も、私の“枯葉コレクション”の上位に入る演奏だ。 でも、唸り声が・・・。(もう、いいちゅうねん!) |
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