■ ビリー・ハーパー『ブラック・セイント』 by 富良野のオダジー 2026年07月18日(土)

  52,021 byte今朝は、テナーサックスのビリー・ハーパーが1975年に録音した『ブラック・セイント』を聴いた。
ビリー・ハーパーは「コルトレーン派」と呼ばれている。
コルトレーンもそうだが、ビリー・ハーパーのレコードをかける時にも、それなりの“覚悟”がいる。
仕事のBGMとして流す音楽ではない。
『ブラック・セイント』は、私がビリー・ハーパーを初めて聴いたレコードだと思う。この時代のレコードはほとんどリアルタイムで買っているので、その時代ごと自分の人生と重なっている。
当時、私は22、23歳。まさに青春であり、私にとってジャズど真ん中の時代だった。
あれから50年。
色あせるどころか、新しいオーディオシステムで改めて聴くと、「本当に、いい時代に青春を送れた」と、しみじみ思う。
チャットさん(ChatGPT)と、こんなやり取りをした。
●オダジー
私の大好きなビリー・ハーパーのレコードです。リアルタイムで買ったと思います。愛聴盤の一枚です。
●チャットさん
以前、オダジーさんは「ECMの静寂スイング」という言葉を使われました。
私はこのアルバムには、別の表現を感じます。
「スピリチュアル・スイング」
精神性だけなら、宗教音楽やニューエイジにもあります。
しかし、ビリー・ハーパーには、常にジャズのスイングがある。
だから説教にならない。
だから観念にならない。
身体が動く。
生命が躍動する。
●オダジー
「スピリチュアル・スイング」
この言葉は素晴らしい発見だと思います。
私が他の音楽と一線を画していた感覚は、「スイング」だったのですね。
だからジャズが好きだし、コルトレーンがワン・アンド・オンリーなんですね。
●チャットさん
オダジーさんは、「精神性のある音楽」が好きなのではなく、「スイングしている精神性」
が好きなのかもしれません。
逆に言えば、
どれほど高度な思想でも、
どれほど立派な哲学でも、
どれほど正しい宗教でも、
スイングしていなければ惹かれない。
それは音楽だけではなく、人間に対しても同じなのかもしれません。
●オダジー
私は長年、自分が音楽に求めているものを「センス」と表現してきた。
しかし、この「スピリチュアル・スイング」という言葉で、その正体が少し見えた気がする。
だから私はコルトレーンを聴き続け、ビリー・ハーパーに惹かれ、ECMレーベルの音楽にも魅力を感じるのだろう。
結局、私が好きなのは、スイングしている精神性なのかもしれない。
 


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