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今日の富良野は晴れ! です。富良野スキー場の左側に見える「芦別岳」がものすごく綺麗なので写真を撮ってご紹介しようと思いましたが、手元にカメラがなかった。まぁ、芦別岳の雄姿は、これからも写真に撮れるチャンスは沢山あると思うので、芦別岳は後日にします。 フッと、「正月に聞きたいジャズレコード」のフレーズが浮かんで、そうだ、ジャズをご紹介しようということで、ピアニストであるマッコイタイナーの「Fly With The Wind」 である。 これは、私が大好きな一枚です。ことあるごとに、レコードをひっぱりだして聞いています。1976年録音なので、もしかしたらリアルタイムでこのレコードを買ったのかもしれない。この頃はずっぽりジャズに、ジョン・コルトレーンに、のめり込んでいた時期です。幸福な時代でした。コルトレーンはもうすでに1967年に亡くなっていましたが、コルトレーンと黄金のカルテットを組んでいたマッコイの「新作」をリアルタイムで聞けるなんて・・・。 それがどうした、という人がいると思いますが、いわゆるジャズの名盤といわれているレコードは、ほとんどが1950年代の後半から1960年代の中頃までに集中しています。つまり、私がジャズと出会った頃(1970年頃)は、もうジャズは「歴史」になっていたのです。 ある意味、歴史をたどる形でジャズを聞いていたのです。今考えると、歴史を聞きながら、 このレコード「Fly With The Wind」のように、歴史をそのまま引き継いだ新しい音楽も同時に聞いていたんですね。 ああ、段々思い出してきました。その頃盛んに「ポスト・コルトレーン」ということが言われていました。コルトレーンのやり方、精神性を継承する若いミュージシャンたちや、このレコードのマッコイタイナーのようにコルトレーンに傾倒していたミュージシャンが作った音楽を、そう呼んでいたような気がします。私も、名前をあげたらきりがないほど好きな人がいます。 話がだいぶ横道にそれました。「Fly With The Wind」を聞くと、壮大な気持ちになります。正月にもってこいだと思います。新しい年を迎えて、勇気がわいてきます。マッコイ以外のメンバーもすごく、ベースのロン・カーター、フルートのヒューバート・ローズ、そしてドラムのビリー・コブハム。ここでのビリー・コブハムは、なんなんでしょうか。私が一時期ドラムのレコードを買い集めましたが、このビリー・コブハムのドラムを聞いたからかもしれません。それほど、素晴らしいです。 |
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