|
先日上京した際に、石井彰さんとお会いすることが出来た。 気を使ってくれたのだろう、私が泊っていた息子の部屋がある荻窪駅での待ち合わせだった。そこから案内されたのは中華のお店。ここがうまかった。(帰宅してから、息子に教えたのは言うまでもない!) その時、六文銭'09のCD「おとのば」 をいただいた。 石井さんは小室等さんや三上寛さんと知り合いで、最初に富良野でお会いしたときに、私たちが昭和59年に開いた「ふらのフラフラコンサート」のことで、いきなり盛り上った。 “縁”とは不思議なものである。 日本人だけだって1億人以上いるのに、そのうちの何人にしか会えないのに、知り合いがお互いの知り合いだという偶然。偶然は、必然で、必然は、縁で・・・(まあ、いい)。 実は、もうひとつの縁がまたあった。このCDの一曲「木の椅子」を作曲しているのが、なんと!私の知り合いであるウォン・ウィンツァンさんなのだ。 さて、「おとのば」である。 最初に聞いたときは違和感があった。 おそらく、この音楽に向かう心の準備、心の余裕がなかったのだと思う。 単純に、フォークソングをイメージしてかけてしまったのだ。(普通はそうだと思うよ) 途中で聞くのをやめようかとも思った。(でも、石井さんに申し訳ないし・・・) ところがである。 私の心のある部分、もしかしたら眠っていたのかもしれない、ある部分がちょっとだけ目を覚ました感じになったのだ。 「あれっ?」 心地よい時間が流れ出したのだ。 それは、絵本を読んでいるような、童話を読んでいるような、気持ちになったのだ。 私の感じた違和感は、注意しているつもりでも、やはり大人というか、世俗というか、偏見というか、先入観というか、簡単にいうと、私の心が汚れているということだ。(あら、あら、断定してしまった!) 的外れなことを書いたとしたら、石井さん、ごめんなさい。 |
|
|