■ アート・ペッパー「コンプリート“ゴーイン・ホーム”セッション 」 byオダジー 2007年03月31日(土)

  45,242 byte私は土曜も、日曜も、祝日もないボーダレスな生活をしているのに、土曜、日曜はちょっとリラックスした気分になる。ボーダレスのなかでも、自分なりにメリハリをつける性格なのかもしれない(いい性格?)。
せっかく天気も良く、さわやかな朝なのに、狭い事務所で仕事をするより、誰もいない店内で太陽をいっぱい浴びながら仕事するほうがいいに決まっている。
今日の朝は、まだ寒かったので、ストーブに薪を入れた。燃え上がる火を見ながら飲むコーヒーは、これまた最高で、リゾートに来て、ちょっとした合い間にパソコンに向かっているようで、気分がいい。気分がなおさら良くなるように、大好きなアルトサックスのアート・ペッパーの「コンプリート“ゴーイン・ホーム”セッション 」をかけた。
ライナー・ノーツ(レコードやCDなどに付された音楽の解説文)を読むと、アート・ペッパーは1982年に亡くなり、このCDはその一ヶ月前に録音されたそうだ。
私はアート・ペッパーと霊的なつながりが、実はあった。
このライナー・ノーツに書かれているので、亡くなったのは1982年ということだが、その時期私は東京から富良野に戻ってきて、もうあまりジャズのレコードを聞いていなかった。それが、今でもはっきり憶えているが、唐突にアート・ペッパーのレコードを続けて何枚か聞いた。
その次の日に、新聞に小さくアート・ペッパーが死亡したという記事が載っていた。これには、驚いた。アート・ペッパーのファンは全世界に大勢いるはずだ。それなのに、私にまで「エネルギー? オーラ?」を発信してくれたのか。
これも、ライナー・ノーツに書いてあったけれど、日本のファンは世界のどの国の人々よりもアート・ペッパーを愛し、最後まで支え続けた。もしかしたら、アート・ペッパーは日本に対する感謝の気持ちを日本に向けてくれたのかもしれない。それが、私にまで、届いたのかもしれない。
アート・ペッパーについては、「アート・ペッパーとモーニングコーヒー byオダジー 2007年02月18日(日)」でも書きました。
 


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