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のっけから、言うのも変だけど、ピアノのエディ・ヒギンズには偏見を持っている。 どういう偏見かと聞かれても、はっきり答えられない。 おそらく、ジャズでなければ、何の文句も無く聞いているだろう。 もしかして、偏見を持っているのはジャズに対してかもしれない。「ジャズはこうあるべきだ」と、どこかで思っているのかもしれない。 この歳になると、あらゆるものに許容範囲は広がっている。音楽に対してだって、どんなジャンルでも、良いと思ったら、聞いている。 矢沢永吉だって、中島みゆきだって、井上陽水だって、サザンだって、桂銀淑だって、何の偏見も無く聞いている。 エディ・ヒギンズに対しては、「近親憎悪」のような感情があるような気がする。(だからと言って、憎悪があるわけではない) 「ジョン・コルトレーンが好きです」と言うように、「エディ・ヒギンズが好きです」とは、言えない。 それなのに、「ヴィーナス・ジャズ・ジャイアンツ・シリーズ・紙ジャケット・コレクション1500」の中から、5枚も買ってしまい、更に買い足す勢いだ。 聞いていて、飽きないのだ。 「アモール」 は、ラテン好きの私が特にはまったCD。 どのCDを買っても、損は無い。 オダジーの心は、揺れ動く・・・。 |
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