■ 佐野の妙顕寺 by富良野のオダジー 2010年11月27日(土)

  58,198 byteまたしてもワイワイ日記を5日間も更新しなかった。
これには、ちょっとした訳がある。
東京と栃木に、出張していたのだ。
私の友人である日蓮宗・本要寺の齊藤朋久住職と一緒だった。
齊藤住職は、現在、栃木県佐野市の「妙顕寺(みょうけんじ)」の貫首(かんじゅ)も務めている。
妙顕寺は、日蓮宗の本山(由緒寺院)で、山号は開本山(かいほんざん)。
宗教の言葉は普段あんまり馴染みが無いので、いちいち調べることになる。でも、基本的には調べたりするのは好きなので、けっこう楽しい。
「ふ〜ん、なるほど、なるほど」と、少し“利口”になった気がする。
本山(由緒寺院)とは。
日蓮聖人一代の重要な宗門史上顕著な沿革のある寺院を「由緒寺院」とし、その伝統により「本山」の称号を用いている。
貫首(かんじゅ)とは。
本山(由緒寺院)の住職を貫首(かんじゅ)と称する。
知っている方も多いと思いますが、「身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)」は祖山といわれ、日蓮宗の「総本山」である。その住職を法主(ほっす)という。
出張のことである。
実は、妙顕寺のホームページやリーフレット制作の話があり、「じゃ、佐野に行って、とりあえず、写真撮りますよ」ということになった。
東京での打ち合わせがあったので、そのタイミングに合わせたのだ。
佐野までは、JRバス「マロニエ新宿号」が便利だ。新宿から一時間半ぐらいだ。「佐野プレミアム・アウトレット」のすぐ近くにターミナルがある。おそらく、祝日はアウトレットのお客さんで満員になるのだろう。
佐野は二度目で、初めてのときはアウトレットにも行った。私はアウトレットが好きで、千歳の「レラ」にも何回か行ってるし、本場アメリカのアウトレットには色々行っている。
それには、理由がある。
ひとつには姉夫婦が住んでいたのと、もうひとつは、アメリカのアウトレットを日本で展開する関係の仕事をしている人と知り合いで、何かのハズミで、視察旅行に同行することになったからだ。ニューヨーク、ロサンジェルス、サンフランシスコ、ラスベガス、今から、十年以上前のことだ。
その時の旅行でいつも思い出すことがある。
突然、ロサンジェルスへの帰りのフリーウェイで、運転することになった。免許証は持っていったが、まさか運転するハメになるとは思わなかった。断れる雰囲気ではなかった。ずっと、知人は運転してくれていたのだ。
アメリカでの初めての運転がフリーウェイ、しかも車が混んでいる時間帯の夕方。しかも、向かっているのはロサンジェルスのダウンタウンと、きたもんだ!
心の中で「南妙法蓮華経」を唱えながら(これは本当です!)、慣れない英語の標識を見ながらの、決死隊的心境の運転だった。
ホテルに着いたとき、手の平は汗でびっしょりで、ハンドルも濡れていた。それを見た知人は、初めて、事の重大さに気付いたのだ。けれど、もう遅い!
人生には、いつなんどき、試練が襲ってくるか分からない。だから、毎日、精進して生きなくてはならないのだ。(宗教つながりなので、今日はこういう結論)
写真は、私が今週撮った妙顕寺。
雨模様の空が、“奇跡的”に晴れてくれた。
 


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