■ ちょっと曇っているが、スキー日和 by富良野のオダジー 2010年12月26日(日)

  44,966 byte昼には少し陽も出てきた。
雪も、風も、寒さもない、絶好のスキー日和になった。
フォーラムフラノにも、スキー客の方が来てくれる。今来店してくれた4人グループは、昨日の夕食にも来てくれた。
ありがたい!
富良野スキー場情報を見ると、全面オープンではないが、「北の峰ゾーン」も滑られるようだ。
フォーラムフラノとしては、「富良野ゾーン」と「北の峰ゾーン」の両方のゾーンがオープンしてくれた方が、やはり、賑わう。
年末年始、沢山のスキー客の方に来て欲しい。
雪かきは大変だったけれど、先日の大雪のお陰で、スキー場の状態はすごく良くなったみたいだ。
今朝も、ちょっと早めに出勤した。
ストーブに薪を入れて燃やし、コーヒーを飲みながら、ピアノの山下洋輔トリオの「キアズマ」を聞いた。
12月21日ワイワイ日記にも書いたが、このところ山下洋輔づいている。
うれしいことに、山下洋輔トリオの代表作である、このレコードを持っているのを忘れていた。
もう一枚あるレコードを探していたら、出てきた。
“新譜”のような気分で、聞いた。
これがイイ!
だから、レコード、CDは買い続けなくてはならない。いつ、その良さに出会うか分からないのだ。
買ったときは、録音が1975年とあるから、その辺りだと思う。大学を卒業して、2、3年の頃だ。
もう一枚も、同じ時期に買っている。どうして、あまり聞かないことを覚悟で、2枚も買ったかというと、理由は、はっきり分かっている。
それは、山下洋輔というより、アルト・サックスの坂田明だ。坂田明を聞きたかったのだ。
坂田明をナマで初めて聞いたのは、東京の西荻窪にあるライブハウス「アケタの店」だ。
いま考えると、どうして、アケタの店に行ったのか、分からない。私的には、“運命”としか思えない。導かれるように、店に入った。
それまでは、全然、フリージャズが理解できなかった。理論とか、頭の中では、多少理解していたのかもしれないが、それは音楽を楽しむというより、お勉強の範疇だった。
アケタの店へは、坂田明を狙って行ったのか、行ったら偶然坂田明だったかも憶えていない。
いや〜、驚いた。
坂田明の圧倒的な存在感。
私は初めて、ジャズの意味、音楽の意味が少し分かった。それは、ジャズでも、音楽でも、メロディでも、フレーズでも、なんでもない、人間・坂田明そのものが、ジャズであり、音楽だと、実感出来たからだ。
人間の持っているエネルギーの凄さに感動したのだ。たまたま、坂田明はアルト・サックスだっただけで、そんなことはどうでもよい。
私の同世代の隣のお客なんか、アイスコーヒーを飲んでいたストローで、坂田明と一緒に吹いていた。さすがに、私はそこまで“垢抜けて”いなかったが、聞いていたというより、全身に力を込めて、一緒に演奏していた気分になっていたのは間違いない。
この経験のお陰で、坂田明のお陰で、すべての音楽に「偏見」がなくなった。
この経験以降、ジャズ関して言えば、フリージャズも、当時流行りだしていた電子楽器を使ったフュージョン(当時は、クロスオーバーと呼んでいた)も、演歌も、歌謡曲も、矢沢永吉も、良いと思ったら、偏見なしに、素直に聞けるようになった。
続きは、明日!
 


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