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今日の書とジャズは、「雲」とテナー・サックスの巨匠、ソニー・ロリンズの「ウエイ・アウト・ウエスト」。 このレコードのライナー・ノーツで木全信さんが、「彼のプレイは、いつ聴いても真摯でありながら、その反面にいかにも人間らしいユーモアと素朴さを感じさせる。自分を厳しく律してきた者だけが表出できる人間的親しみとでもいうのだろうか。」と書いてある。正に、私が鳴雪の書に感じていることと同じだ(ちょっと、偉そう?)。 ソニー・ロリンズには、どの書を選んでも合いそうだが、特に、鳴雪の「雲」を選んだのは、力強い線で、素朴に書かれていて、ユーモアを感じるからだ。 鳴雪の書を見ていても感じるが、ソニー・ロリンズのどのアルバムを聞いても、「いい気分」にさせてくれる。今まで二度ライブに行ったことがある。一度目は、もう30年ぐらい前東京で、もう一度は数年前札幌で。ライブでは、ジャズを聞くというより、ソニー・ロリンズそのものを聞くという感じで、もうソニー・ロリンズを見ているだけで幸せだった。 ソニー・ロリンズで一枚と言われれば、やはり「サキソフォン・コロッサス」。ジャズ・ファンで聞いたことがない人は、一人もいないでしょう。 |
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