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今朝の富良野はこんな感じで、いい天気でした。 昨日の北海道新聞朝刊の一面にわたり、村上春樹のインタビュー記事が載っていた。 昨日、このことを書こうと思っていて、つい忘れてしまったので、今日書きます。 本題の前に、ちょっと。 いつも、有名人の名前の呼び方は迷ってしまう。村上春樹さんと、さんを付けるべきか。 でも、例えば「ジョン・コルトレーンのサックスは素晴らしい」のように、ジョン・コルトレーンさんとは書かない。これは、呼び捨てにしているのではなく、日本とか富良野にさんを付けないのと同じ感覚で、個人の名前というより、固有名詞化しているからだと思う。 それでも、もし、村上春樹と知り合いになったりしたら、「春樹さん」と呼ぶことになると思うから、ちょっと複雑。 まあ、ここでは、村上春樹で通すことにする。
ここまで、昨日の夜に書いたところで、帰る時間になってしまった。いつもなら、書き終わるまで“残業”するのだが、用事があったので、やめたのだ。 では、続けます。 道新のインタビューはすべて興味深かったのだが、その中で特に印象に残った個所を紹介したい。
現在は、「善と悪が瞬時にして動いてしまう善悪不分明の時代」と言い、自分の小説を「『ロジックの拡散』という現象に併走しているんじゃないかと思う」と。 そして、「善悪を簡単に規定できない世界を乗り越えていくことが大切なのです。でもそれには自分の無意識の中にある羅針盤を信じるしかないんです」と続け、質問者が善い方向を示す羅針盤はどこから生まれてくるのか?と聞いたら、「体を鍛えて健康にいいものを食べ、深酒をせずに早寝早起きする。一言でいえば日常を丁寧に生きることです。すごく単純ですが」と答えている。 おそらく、私が一番ここで伝えたかったのは、この「日常を丁寧に生きる」だったかもしれない。 村上春樹は1949年(昭和24年)生まれで、団塊世代のど真ん中で、私より少し先輩に当たるが、ジャズが好きだという共通項もあって、時代に対する感覚が近い気がしている。だから、共感するのだと思う。 ちなみに、ロジックを改めて調べてみた。ロジック:論理、理論回路という意味。ギリシア語ロゴスに由来する。ラテン語:logica、英語:logic、ドイツ語:logik、フランス語:logique。
実は、村上春樹の本は最近(とは言っても数年前)になって、昔のものを何冊か読んでいるが、それほど多くない。時間を見つけて、もっと読んでみたいが・・・ |
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