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私の今の“大きな”のぞみは、ジャズをバックにかけながら、心ゆくまで本を読むことだ。 やろうと思えば、いつでもやれるのだが、優先順位として、もしそんな時間があるのなら、やらなければならない「仕事」は山ほどある。 だから、毎日ちょっとずつジャズを聞いて、ちょっとずつ本を読んでいる。 ジャズは、毎朝だいたい30分ぐらい。まだ誰も来ていない、フォーラムフラノの開店前に朝食を食べるのだが、その時にレコード1枚。 本の場合は、朝食を食べながらジャズを聞きながらと、主にトイレ、そして最近はお風呂。その場所ごとに違う本を読むので、本当にちょっとしか進まない。 今、ジャズを聞きながら読んでいるのは、小川隆夫著の「ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100 」 。かけるレコードに関するところを読みながら聞くジャズが楽しい。 トイレでは、雨宮処凛著の「プレカリアート―デジタル日雇い世代の不安な生き方」 。いわゆるネットカフェ難民などについて書かれていて、「なるほどなぁ」と言いながら読んでいる。 お風呂では、「ピーコ伝」 。たまたま旭川の「ヴィレッジヴァンガード」で売っていたのを衝動買いした。ピーコさんとは、昭和59年(1984年)だから、今から23年前に、「ふらのフラフラコンサート」を開催したときにお世話になった。 このコンサートは当時私と先輩の日里さんで、ミニコミ誌「フロム・ノースランド・ウィズ・ラブ」を発行していて、その流れの中で実現した。出演者は、ピーコさんのほか、おすぎさん、永六輔さん、小室等さん、そして三上寛さんだった。 このコンサートの縁があって、あの頃は、三上寛さんのコンサートやピーコさんと吉行和子さんのトークショーなど、楽しいイベントを色々やらせてもらった。 テレビでピーコさんを見るたびに、その頃のことが浮かんでくる。私が30才そこそこの時であったし、今振り返ると一番楽しい時期だったかもしれない。若いって素晴らしい! 五木寛之著の「人間の関係」 は、北海道新聞に広告が載っていたのを見て、これも衝動的に注文してしまった。 昨日、久し振りに集まりがあって、終わってから「炉ばた」(富良野の有名な居酒屋)で飲んだのだが、偶然にも先輩がこの本の話をした。私は、まだ一ページも読んでいないが、先輩と同じ本に魅かれたのは、ちょっとうれしかった。 |
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