■ 縁(えん) by 富良野のオダジー 2020年11月30日(月)

  81,251 byte今年の10月7日のワイワイ日記に書きましたが、紀野一義著『「法華経」を読む』を読みました。
その中に源隆史写真集「山河微笑」が紹介されており、古本で買いました。
発行が昭和53年(1978年)ということは、私が大学を卒業し、東京の婦人服「三愛」でまだ働いている25歳の時だ。その頃はもう、紀野一義さんの本は何冊か読んでいたが、この写真集とは出会わなかった。
源隆史さんの年譜を見ると、1977年に東京西麻布ペンタックスギャラリーで個展開催とあった。私が写真家の那須野ゆたかさんと一緒に「彩(いろどり)の大地-Furano-」展を1987年に開催したのは東京西新宿のペンタックスフォーラムだった。
源さんも那須野さんもペンタックスのカメラを使っていたのと、おそらく写真展の会場としても人気があったからだと思う。
ちょっと調べると、「ペンタックス・ギャラリー」の設立は昭和42年(1967年)で、その後、昭和56年(1981年)に場所も西新宿に移り、名称も「ペンタックス・フォーラム」になったようだ。
なんか“縁”があって、うれしくなった。写真の被写体も同じ風景というか自然だし。
「山河微笑」は写真とともに紀野一義さんの文章や詩人が書いた詩も掲載されていて、私と那須野さんで最初に出版した写真集「彩(いろどり)の大地-Furano-」や山頭火の句と書道とコラボした写真集「富良野で山頭火」とコンセプトが似ていたのもうれしかった。
もし良ければ、私が書いた「フラニスト物語」にペンタックス・フォーラムでの写真展のことも書いているのでご覧ください。
「フラニスト物語」より
 


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