■ 高田渡 byオダジー 2007年01月19日(金)

  50,575 byte1月14日のワイワイ日記に書いた「フォークソング対決」のために何枚かCDを買った。その一枚「高田渡・五つの赤い風船」を早速聞いてみた。高田渡は、「自衛隊に入ろう」しか記憶になかったのだが、聞き始めるとすべての曲が口ずさめた。「事だよ」「現代的だわね」「自衛隊に入ろう」「ブラブラ節」「しらみの旅」「あきらめ節」「冷やそうよ」、全7曲。
このURC(アングラレコードクラブ)レーベルのレコードを私は確かに持っていた。持っていた自信はあったけれど、改めて聞いてみて、確信した。だって、全曲歌えるのですよ。人間の記憶って、すごい! 特に、若い時に頭に入ったものは染み込んじゃっているのだ。若者よ! 今を大切に生きなさい! だって、今の私は昨日のことだって、もう記憶にないのだ。
このレコードの発売は1969年。私が16歳、高校1、2年生の頃だ。この時期は、岡林信康、このレコードにカップリングされている五つの赤い風船にシビレていた。
私たちの世代は、岡林信康から始まったと言っても過言ではない。もし、岡林信康から始まるフォークソングがなかったら、私たちの考え方、物の見方、世の中の対し方、もっと言えば生き方も違ったものになっていたと思う。この辺の話は、「フォークソング対決」でじっくり話したいと思います。
高田渡に、もどります。これがイイんです。ラジオふらのの仲間にも、高田渡ファンがいて、ちょこちょこラジオで話しているのは聞いていましたが、私の中では「ああ、昔聞いてたなぁ」ぐらいの感想しかなかった。
「フォークソング対決」のための選曲も、単純に、高田渡は「自衛隊に入ろう」で決まり、と思っていたが、いやー「ブラブラ節」もイイし、「しらみの旅」は“しらみ”の夫婦が目に浮かび一種物語を見るような感じで聞いてしまった。ああ、どうしよう、迷ってしまう。
 


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