2001年度「TRY追Q」 総合的な学習の時間実践のまとめ 

 2001年度 「TRY追Q」単元別配当時数一覧
前期:基本学習(37+8h) 後期:異学年合同学習(25h) 体験学習(10h)
1学年「自然と環境」 「食と健康」
テーマ別グループ学習
10月〜12月の期間で実施
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2学年「産    業」 -------
3学年「人々と生活」 修学旅行(10h)
1. 第1学年「麓郷の自然」  WEBページへgo   年間指導計画

実際に体験活動を行わせることにより、あまりにも身近すぎて気づかなかったことが発見され、新たな驚きとして子供の中に浸透していった。まったく面識のない人へ接する機会が少ないので、このように自分で各調査団体への依頼やお礼の文書や電話をかけさせることにより、礼儀等の指導にも大いに役立った。また、1年生は小学校でワープロを使うことが少なくカナうちしていたが、ローマ字入力ができるようになったことやワープロのいろいろな機能を利用しながらわかりやすい文書を作るよう心がけられるようになった。
インターネットについても検索エンジンの使いかたを覚え、自ら調べていこうとする態度が育った。それと同時に絞られた情報をすばやく探せる図書室の書籍の有効性も理解していた。



2. 第2学年「麓郷の産業」  WEBページへgo  年間指導計画

子どもたちは産業というテーマの中で「麓郷へのこだわり」を共通テーマとして個人の課題を見つけていった。追究活動の中で、麓郷でなければならない理由が浮き彫りになってきて、産業の枠を超え歴史や自然にも関わるなど広がりが出てきた。さらに麓郷地域で職業体験を行うことで普段何気なく生活している麓郷のよさを再認識する課題だった。
インタビューが多かったが、インタビューを聞いてからの深まりがあまりなかった。また、子どもたちが校外で活動する場面が多く、教師の計画的な支援体制が必要になると考える。



3. 第3学年「麓郷の歴史」  WEBページへgo  年間指導計画

調査活動を教師側である程度制限し、生徒の好みそうな体験活動を所々に組み込み、変化をもたせるようにした。昨年は先を見通すということが不得手な学年だったが、今年はだんだん計画的に学習を進められるようになってきている。地域の人材を有効に活用させていただいた。お年寄りの話から歴史を学ぶことによって、麓郷に一層の愛着が湧いたことと思う。


4. 後期「食と健康」・・・・・「現代生活と食生活」  年間指導計画(食と健康全体)

生徒は、自ら意欲的に課題を見つけ、解決に取り組んでいた。前期の学習の成果が表れていたように感じる。教師が予想した以上に、社会現象全般に興味・関心が高まったのがよかった。
<学習課題一覧>
・ダイエット ・朝食のはたらきについて ・咀嚼筋のはたらき ・狂牛病 ・ごはんとパンの違い



5. 後期「食と健康」・・・・・「食糧問題を考える」

学習課題を決めるにあたってはwebing法を用いた。調べる段階では、統計資料の活用に重点を置いて、いろいろ考えさせるようにした。また、調べた内容から発表内容を精選させ、新聞形式にまとめたのがよかったと思う。
<学習課題一覧>
・食品添加物 ・コンビニで捨てられる弁当 ・洋食の普及(カレーライス) ・農業と都市化の関係
・エチオピアの食糧難 ・日本の食糧自給率 ・日本の食糧の輸入先



6. 後期「食と健康」・・・・・「日本の郷土料理」 郷土料理マップへgo

調べた情報をそのまま発表するという形式になったが、もっと深い考察をさせたかった。図書室では調べきらない面もあり、インターネットをもっと利用して調べたかった。郷土料理マップの制作については、掲示板を通じて収集した投稿と生徒の意見を組み入れた内容で制作できた。お忙しい中ご協力いただいた全国の皆さまには、心から感謝申し上げます。
<学習課題一覧>
・沖縄の郷土料理 ・とんこつラーメンのルーツ ・日本の寿司 ・日本の汁物 ・兵庫の郷土料理
・もんじゃ焼き ・たこ焼き ・もち料理

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