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ラ・コリーナの四季

ラ・コリーナを取り巻く富良野・美瑛の四季をごくごく簡単にではありますが紹介します。
お時間がある時にでもお読み頂けたなら、また、ラ・コリーナや富良野・美瑛に興味を持つ、もしくは増して頂けたなら幸いです。

  1. ラ・コリーナの春
  2. ラ・コリーナの夏
  3. ラ・コリーナの秋
  4. ラ・コリーナの冬


春を待つ冬~12月・1月・2月・3月~

富良野の冬について、12月から3月まで、一月ずつ4つに分けて案内します。

  1. 12月
  2. 1月
  3. 2月
  4. 3月


1月

雪の中で暖かいお正月…そんなお客様がここのところ増えています。
ラ・コリーナでは、お正月には甘酒を作って皆さんに飲んでいただいています。
もちろん、お酒の準備もありますよ。

正月が過ぎると、いよいよ本格的な寒さとなります。
気温も氷点下の20℃にまでなることもあります。
不思議なことは、氷点下20℃と聞くと北海道外の方はびっくりしますが、実際に来られた方にお話を聞くと「それほど寒くは無い」という方が結構多くいらっしゃいます。
おそらく、湿度が低いせいかと思います。
私も経験していますが、東京などの0℃あたりの気候はとても寒く感じます。
もちろん、建物のつくりが違うので、外出した時感覚的に差があることも理由のひとつでしょう。

この時期から、雪下野菜が美味しくなります。
秋に収穫した大根・キャベツ・ジャガイモ・白菜等などを地中に植えて降った雪の下に置いておきます。
すると、凍らずに甘くなった野菜を取り出すことが出来ます。
凍らない理由は、雪の下の地中は0℃以下にはならない為です。
甘くなるのは、寒さに対し野菜が自らが凍らない様に糖度を上げるという自己防衛をした結果です。

1月は、地吹雪の季節でもあります。
とは言え、「地吹雪」と呼べるほど生活に支障が出るようなものは、1シーズン中で2回あるかどうか。無い年もあります。
この辺の雪は、乾燥をしている為、とても軽い雪です。
この溜まった雪が強い風によって飛ばされる現象が地吹雪です。
もともとは軽い雪ですが、地吹雪によって飛ばされた雪は大変重くなり、除雪の際の大きな悩みの種となります。
それでも、まだこの中富良野の雪はとても軽いほうなので、他の地域に比べると楽な方かもしれません。

1月は、寒い時期のいろいろな現象を見ることが出来る季節でもあります。
気温が下がってダイヤモンドダストが見られるのは別に珍しくありませんが、条件が揃うとサンピラー(太陽柱)を見ることが出来ます。
冬の寒さが厳しい(氷点下20℃以下)晴れた日に見ることが出来ます。
厳寒期にダイヤモンドダストを見ることが出来ますが、そのダイヤモンドダストに太陽が反射し、それが繋がって光の柱の様なものが見られる事があります。
これがサンピラーです。
ラ・コリーナは、レストランや玄関の側が東の方向にあたりますので、条件さえ合えば日の出の時間に見ることが出来ます。

それから、冬の朝に見ることが出来るのは、雪の結晶です。
単純に雪の結晶であれば、小学校の理科の時間、顕微鏡の写真等で見たことがあると思います。
それがここでは肉眼で見ることが出来ます。
しかも、とても大きくて、3~5mm位はあるともいます。
一つ一つが形を違えて落ちている様は、とても感動です。
朝起きて外を覗いて、雪面がキラキラとしていたら、早速外に出て観察してみてください。
お好きな形を探して、カメラに収めて待ち受け画面にしてみてください。

折角なので、早起きしたついでに、スノーシューを履いて、裏山に散策へ行って見ませんか。
林の中は風も無くとても温かで、スキーウェア程度でも汗を掻いてしまいます。
そして、動物たちの朝餉にめぐり合う事が出来るかもしれません。
エゾウサギやキタキツネ・エゾテン、そしてエゾリス等、多くの野生動物がいます。
なかなか会うことは出来ませんが、今歩いたばかりの足跡は沢山残っています。
その中でも、よく会えるのがエゾリスです。
エゾリスは、この時期、松ボックリの中の種を食べています。
地面にカスが散らばっていたら、そっと上を見てください。
枝の上に立って一生懸命木の実を食べている姿を見ることが出来るかも知れません。
スノーシューはラ・コリーナの玄関にいつでも置いてありますので、使ってみてください。
(使うときは、スタッフに声をかけてください。履き方・歩き方等を説明いたします。)


  1. 12月
  2. 1月
  3. 2月
  4. 3月


  1. ラ・コリーナの春
  2. ラ・コリーナの夏
  3. ラ・コリーナの秋
  4. ラ・コリーナの冬