■ マッコイ・タイナー続き by富良野のオダジー 2008年02月18日(月)

  37,297 byte昨日に続き、マッコイ・タイナーを聞いた。
マッコイ・タイナーは、ジョン・コルトレーンの黄金カルテットのピアニストとして、多くのファンに支持された。1967年にコルトレーンが亡くなってからはコルトレーンの音楽を受け継いだ(と思う)、独自の新たな境地を拓く。精神性が高く、パワフルで、スケールの大きい演奏だ。
私お薦めの「Fly with the Wind」「Trident」
「Fly with the Wind」はワイワイ日記でも、二回ほど紹介している。「Trident」はベースにロン・カーター、ドラムはこれまたコルトレーンの黄金カルテットのドラマー、エルビン・ジョーンズと、申し分ないトリオでの演奏。
どうなんでしょう、私がギッチリ聞いていた頃(1970年初旬〜1980年初旬)には、マッコイだけではなく、こういうテイストのジャズはけっこうあったような気がするが、今もあるのでしょうか。
時間とお金があったら、今のジャズも研究したいと思うのだが・・・。
 

■ マッコイ・タイナー「バラードとブルースの夜」 by富良野のオダジー 2008年02月17日(日)

  46,775 byte今朝はピアノのマッコイ・タイナーを聞きたくなった。マッコイのアルバムは何枚か持っているが、「バラードとブルースの夜」をかけた。
このレコードの一曲目の「サテン・ドール」のメロディが好きだ。久し振りに聞いたのだが、やはりそのメロディが口をついて出た。昔、30年ぐらい前に、かなり聞いたのかもしれない。
このレコードはB面に大きなキズがあり、2曲は聞くことができない。私の記憶はあいまいなのだが、キズがあるので超特価で売っていて、A面だけ聞ければいいと思って買ったような気がする。この手のレコードはこれ一枚だけしか買っていない。後悔ではないが、何か心の葛藤があったと思う。もう30年以上も経っているのに、すぐに「キズ」と浮かんだ。
マッコイがリーダーのアルバムで、私が持っている他のものは、全部イケイケの感じで、力強く、エネルギッシュな演奏だが、このレコードだけは「みんなの好きなピアノトリオ」の演奏に終始している。演奏は良いのだが、なんでマッコイがこういうレコードを吹き込んだのか、詳しい人に聞いてみたい気がする。
ちなみに、私の一番好きなボーカルのカーメン・マクレエが「グレート・アメリカン・ソングブック」で歌っている「サテン・ドール」もちょっとカッコイイ。
 

■ ニューヨーク「バードランド」 by富良野のオダジー 2008年02月15日(金)

  35,969 byte大学を今春卒業する娘が、つい最近友達数人と卒業旅行でアメリカに行った。いつもは何処へ行こうがたいして気にならないし、もう大人なんだから私がとやかく言うことはしないようにしているのだが、アメリカ、それもニューヨークとなると流石に少し不安になった。
ニューヨークには友人もいるので、何かトラブルがあったときには電話しなさいと友人の電話番号は教えてあった。
「無事に帰ってきました」と成田から連絡があったときは、正直ホッとした。その後ちょっと話したら、ニューヨークのジャズクラブ「バードランド」に行ってきたという。
む、む、バードランドだと。私はスウィート・ベイジルには行ったことはあるが、バードランドは行ってない。ジャズ好きの私をさておいて、ズルイ!
とは言うものの、うれしい気もする。何か、同じ空気を娘も吸ったような感じで、今度会った時には、盛り上るような気もする(私はすでに盛り上っている)。
出演者を聞いてもおそらく娘は分からないと思って、バードランドのホームページへアクセスした。
む、む、デイブ・リーブマンとリッチー・バイラークのグループだ。ズルイ!感がもっと高まった。私の知らないグループならまだしも、デイブ・リーブマンとリッチー・バイラークなら、今すぐにでも聞いてみたい。
"QUEST"というグループで、メンバーはDave Liebman(sax)、Richie Beirach(piano)、Ron McClure(bass)、Billy Hart(drums)。
デイブ・リーブマンのレコードを探したらあった。「ルックアウト・ファーム」で、1973年の録音。リッチー・バイラークも参加している。
このレコードはECMレーベルで、一時期このレーベルのレコードを買い集めた時があったが、その頃買ったのだろう。
ECMレーベルは1969年にドイツミュンヘンにマンフレット・アイヒャーによって設立された。私の中ではECMと言えば、ピアノのキースジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」がまず浮かぶ。このアルバムは私の“良く聞くランキング”では、かなり上位のはずだ。
私のECMに対するイメージは、透明感のあるピアノ、キレがあり重量感のあるベース、知的でタイトなドラム、クールに漂うサックス・・・。まあ、言ってしまえば、「精神性」の高い音楽かな。聞いていて、心が洗われる感じのアルバムが多い。
特に、ベースの音にのめり込んだのはECMのお陰だ。デイブ・ホランドのベースソロのレコードまで持っている。いつか、ECMのレコードを片っ端から買ってみたい!(私の夢のひとつだ。)
久し振りに「ルックアウト・ファーム」をちょっと聞いてみたが、ECMレーベルの音がした。懐かしい感じがした。ECMが懐かしいというより、ECMをびっちり聞いていたあの頃が懐かしく浮かんだ。具体的な情景は何ひとつ浮かばないのに、空気感だけが音楽を通して感じられる。音楽の凄いところは、イメージだけで、別の世界に連れて行ってくれることだろう。
あ〜あ、ECMのCDもいっぱい聞きたいし、ニューヨークに行ってバードランドでジャズも聞きたい。そうだ、今年はゴルフも一からやり直したい。やりたいことが山ほどある。
その前に、仕事をちゃんとやらねば・・・。
 

■ 富良野の二月はきれいです。 by富良野のオダジー 2008年02月13日(水)

  56,811 byte今日はフォーラムフラノは定休日。ちょっとやらなければならない仕事があったので、事務所に来ている。
今、オージーの方が来て、絵本作家のかさいまりさんの絵皿を買ってくれた。「ドーター」とか言っていたので、娘さんに買ったのだ。と、思う。
帰り際、鳴雪・書Tシャツを指差して、「バイ」とか言っていたので、おそらくTシャツも買ってくれたのだろう。オージーの方には、本当に感謝だ。ありがとう!
写真は、2月10日に撮影したもの。
いつも見ている空知川の川岸に立っているポプラだ。いつか撮ろうと思って撮ってみた。
 

■ 今朝の富良野 by富良野のオダジー 2008年02月13日(水)

  37,508 byte今日は写真をもう一枚。
マイナス24度まで下がったというので、また、いつもの撮影ポイントへ。
凍りつく寒さの中で、モノトーンの世界がきれいだった。
 

■ グループでちょっと贅沢なランチはいかが? by富良野のオダジー 2008年02月08日(金)

  62,109 byteこの前の水曜日は定休日だったのだが、知り合いの人が4名で「昼食会」をしてくれたので、貸切にしてその時間だけ店を開けた。
メンバーのうちのお一人が、その日しか集まれないが、是非フォーラムフラノの料理を食べたいと言われたので、喜んで対応させていただいた。
写真はその時のメニューのもので、イタリアン生ハムのカルパッチョ、ビーフシチュー、グラタン、硬焼ソバ。他にオニオンスープ、フォカッチャ、デザートにシフォンケーキとコーヒーだった。
ビーフシチューとグラタンは通常のメニューをアレンジしたものだが、オニオンスープと硬焼ソバ、シフォンケーキは主にパーティー用のものだ。
みんなで心を込めて、手作りした料理なので、満足してくれたら、うれしい。
 

■ 富良野は今日もきれいです。 by富良野のオダジー 2008年02月06日(水)

  53,342 byte今日の朝もけっこう冷えた感じがしたので、また空知川の写真スポットに行ってみた。「行ってみた」はちょっとオーバーで、会社に行く道を写真スポット側の道にしただけなのだ。
つまり、自宅から会社に向かう道が、空知側を挟んで、こっちとあっちにある。こっちは街側の道で、あっちは農地が広がっている側で、農地側に写真スポットがある。木で隠して撮っているが、川の向こうは富良野の市街地で、市役所も川のすぐ近くにある。
今朝は、マイナス20度はいったのではと、いつものYahoo!天気情報を見たら、マイナス6度とあった。北国に長く住んでいて、マイナス何度かを体のセンサーで、当てられないのはちょっとショックだ。子供のときなら、かなり正確に当てられた。
最近は灯油ストーブで家の中が絶えず暖かいので、寒さを体感では分からなくなったのだ。子供の頃は家中が寒かったので、起きた瞬間の温度をだいたい当てられた。
単に歳を取って、感覚が鈍くなったのかもしれないが・・・。
 

■ マハヴィシュヌ・オーケストラ「内に秘めた炎」 by富良野のオダジー 2008年02月04日(月)

  28,850 byte今月最初に紹介するCDはマハヴィシュヌ・オーケストラの「内に秘めた炎」
マハヴィシュヌ・オーケストラは、ジャズ・フュージョン、ジャズ・ロックの草分け的バンドである。1970年にジョン・マクラフリンを中心に結成され、メンバーはマクラフリン(g)、ビリー・コブハム(ds)、リック・レアード(b)、ヤン・ハマー(key)、ジェリー・グッドマン(vl)。1971年に「内に秘めた炎」でデビュー。マクラフリンはヒンドゥー教の導師シュリ・チンモイに宗教的に師事して「マハヴィシュヌ」という名前を与えられていた。バンド名はここに由来している。
だ、そうだ。調べたのだ。
今までは、ジャケットだけは知っていたが、どんな音楽をやっているのか、まったく知らなかった。1971年と言えば、私がジャズを聞き始めた頃で、リアルタイムで聞けたはずだが、当時は、まずモダンジャズ、まずジョン・コルトレーンだった。それは、それでよかったと思う。もし聞いたとしても、ピンとこなかったと思う。今出会えたからこそ、感動もするし、グッともくる。
ジョン・マクラフリンに対しては、「エレクトリック・ギタリスト」というレコードを気に入っていて、好印象は持っていた。
1970年の終わりから1980年の初め頃、ギターのレコードをせっせと買った時期があった。「エレクトリック・ギタリスト」もおそらく、その頃の一枚だと思う。アール・クルー、パット・メセニー、 ジョン・アバークロンビー・・・。
「内に秘めた炎」のことだが、何故今頃買ったかと言うと、二、三の理由がある。一つは、昨年の12月9日にふらの広場で行われたコンサートの打ち上げで、ギタリストの宮野弘紀さんからジョン・マクラフリンの話を聞き、なんとなく聞きたくなった。もう一つは調べると「内に秘めた炎」のドラマーがビリー・コブハムだったこと。それと、ジャケットは頻繁に見ていたのに、一度も聞いたことのない音楽への期待。最近はこだわらず、固定概念を捨てて、とにかく何でも聞こう!という精神状態なのだ。
「内に秘めた炎」であるが、思った通りドラムのビリー・コブハムが凄い。もちろん、ジョン・マクラフリンもいい。圧倒的な迫力。「なんか、文句あっか!」と、意味なくケンカ腰になるほど圧倒的。
こういう音楽を聞くと、温和なオダジーも、ちょっと攻撃的になる。エネルギーとか、情念とかの言葉が浮かぶ。音楽ではなく、音楽を通じた人間そのものの表現といったような。ジョン・コルトレーンの激しい演奏にも感じるものだ。
ふと、このようなエレクトリックの大音量の中で吹きまくるジョン・コルトレーンを聞きたかったと思った。マイルス・デイビスの「ビッチェズ・ブリュー」が1969年で、このアルバムがその後のエレクトリック・ジャズの出発点になるのだが、残念ながらコルトレーンは1967年に亡くなっている。もし生きていれば、賛否両論の中、おそらくコルトレーンもエレクトリックなものを取り込んだと思う。
ちなみに、ジョン・マクラフリンも、ビリー・コブハムも、「ビッチェズ・ブリュー」に参加している。マイルス・デイビスって、ほんとに凄いね。
ついでに、ビリー・コブハムが大好きになったアルバムも紹介します。「フライ・ウィズ・ザ・ウインド」
 

■ 芦別岳がきれい! by富良野のオダジー 2008年02月01日(金)

  26,836 byte今日は2月の月初めと言うことで、続けて書きます。
今日の富良野は素晴らしい天気だ。適度に冷えて(マイナス15度ぐらい)、空気は張りつめているし、光の加減だと思うけど、風景全体の色合いが、ちょっといつもと違うのだ。澄んでいるのだけれど、ちょっとセピアがかったような、薄いもやが覆っているような・・・。
写真でそれが伝わればよいのだが・・・。
そうだ、昨日のうれしいかったことを一つ。
夜、接客している妻の声が響いてきた。「ん?」と思って、私は事務所から出ていった。
「昼も来たのだが、美味しかったので、また来ました」というお客さん(男性お一人)と、盛り上ってしまったらしい。
そりゃ、私だって盛り上る。こんなうれしいことはない。秋田県の大仙市にお住まいの男性の方で、7年位前に、フォーラムフラノに来たことがあり、懐かしくて来てくれたそうだ。
ちなみに、昼は「麓郷の森 スープカレー セット」、夜は「フォーラムフラノ ビーフシチュー セット」を食べてくれました。
「今度は家族で食事に来ます」と、アンケート用紙に書いてくれた。
お待ちしていま〜す!
 

■ ピーターラビットフラワーズの「バレンタイン・ハート」 by富良野のオダジー 2008年02月01日(金)

  135,768 byteもうすぐバレンタインなんだね。
“そんなの関係ねぇ”というノリをつい、やってしまうほど、なんかもうハズレてしまった感じだ。(小島よしおはぜひ残ってほしい。ちなみに私はダンディ坂野が大好きです。ゲッツ!)
でも、誰であれ、幸せになったり、幸せな気持ちになれるイベントに水を差す気は、もちろんない。
どんどんチョコレートでも何でも贈ってほしい。出来れば、私にも。(なんちゃって!)
今朝、ピーターラビットフラワーズの店長である私の姉から、「バレンタイン・ハート」の写真がメールで届いた。
50cm近い大きいハートのアレンジだそうだ。思わず、「素晴らしい!」と返信した。フォーラムフラノにも飾りたい!
ほかにも、店内にはバレンタインのアレンジメントがいっぱいだそうで、東京に住んでいる方は、是非ピーターラビットフラワーズに足を運んでみてください。
 


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