■ 味噌作り by富良野のオダジー 2010年03月18日(木)

  52,760 byte昨日お話した、味噌作りのこと。
先日「富良野ランドスケープアカデミー倶楽部」を運営している高柳徳雄さん(トクさん)が友人たちと味噌作りをした。
私の姉も参加し、とても楽しかったと喜んでいたが、その時、大豆が足りなくなって、全部出来なかった。
昨日、大豆が手に入ったので、残りの作業をすることになった。定休日ということもあって、私と妻が手伝うことになった。
写真は、茹でた大豆を臼(うす)に入れて、杵(きね)で潰しているところ。(なんと、アナログ!)
「ミキサーかフードプロセッサーでやったら、すぐ出来るのに・・・」と、私が言うと、「こうやって作るから、美味しいのです。楽しみながらやれない人は駄目ですよ」と、徳さん。
分かっているが、右肩が“五十肩”で痛いし、思ったより、疲れるし・・・。
妻と代わる代わるやったのだが、先にコツを掴んだ妻に教えを請いながら、なんとか終わらすことが出来た。良かった!
簡単に味噌作りを説明する。
潰した大豆に麹(こうじ)と塩をボール(タライ)で丁寧に混ぜ合わす。混ぜ終わったら、丸くボールのようにして(空気を抜くため)、漬物樽(プラチック製、さすがに昔の樽ではない)に詰めていく。詰め終わったら漬物石を載せて終了。
食べられるのは、早くて一年後。三年ぐらい寝かすのが一番美味しいらしい。
気の長い話ではあるが、毎年続ければ、毎年次から次に食べられるということだ。(当たり前か)
 

■ また大雪 by富良野のオダジー 2010年03月17日(水)

  54,648 byte3月14日のワイワイ日記に、もうこれで最後の大雪だと思うと書いたが、見事にハズレた。
今朝の方が、14日の倍ぐらい積もった。
昨日は、日本全国が暖かかったようで、富良野も暖かかった。すっかり、雪が融けると思っていたのに・・・。
今日は、味噌作りを手伝ったのだが、詳しくは、明日のワイワイ日記でご紹介します。
定休日なのに、バタバタしていて、まいった!
 

■ ちょっとした大雪 by富良野のオダジー 2010年03月14日(日)

  47,646 byte昨夜から降っていた雪が、けっこう積もった。
早めに起きて雪かきをしたのだが、市の除雪車も来ていた。
今の時期の雪は、すぐに融けてしまうのだら、ほっといてもいいと思うのだけれど、町内のみんなは一斉に雪かきをしていた。
これほどの雪はもう最後だと思うし、そうなってほしい。
今日も、ジョン・コルトレーンを聞いた。
「トランジション」「ディア・ロード」「アフロ・ブルー」の3曲。
『「トランジション」こそ「至上の愛」の“その先”に向かったコルトレーン・カルテットの新たな境地ということができる。』と、中山康樹著「マイルス&コルトレーン」に書いてあった。悔しい、今まで、「至上の愛」に入れ込みすぎて、その周辺をあまり意識していなかった。
幸い、8枚組みCD「コルトレーンの真髄」に「トランジション」のCD曲がすべて収録されていたので、その中から「トランジション」「ディア・ロード」を聞いた。
ともに、素晴らしいの一言。
特に、「ディア・ロード」には驚いた。この時期(1965年)に、こんなバラードを吹いていたなんて。(CD持っているんだから、ちゃんと聞けよ!)
インターネットで、輸入盤の「トランジション」のCDを調べたが、それには「ディア・ロード」は入っていなかった。オリジナル盤と曲目が変わったらしい。中山康樹さんも怒っていた。
「アフロ・ブルー」も、若い時に抜けていた曲で、2008年に買ったジョン・コルトレーン「Live Trane The European Tours」で、初めて聞いた。それ以来、気に入っている。
「アフロ・ブルー」は、「ライヴ・アット・バードランド」に入っている曲で、どういう訳かこの有名なCDをスルーしていた。
コルトレーンファンだと、公言しているが、知らないことが山ほどある。
まあ、こうやって、少しずつ、知らないことを埋めていくのが、ジャズの楽しみではあるのだが・・・。(負け惜しみではない。ホント!)
 

■ ジョン・コルトレーン「至上の愛」 by富良野のオダジー 2010年03月13日(土)

  48,219 byte先日、大先輩の知人(アメリカ人なら、単に“My Friend”と書くだろうね)が、「オダジー、おもしろい本を見つけたんだけど・・・」と言って、『絵で分かるジョン・コルトレーンの生涯』
を手渡された。
「えっ、なんでコルトレーンの本、買ったんですか・・・」
「オダジーに内緒で、ちょっとジャズを勉強しようと思って・・・。でも、本に出てくる他のミュージシャンの名前を知らないので、読んでいてもさっぱり分からない。オダジー、読む?」
「読みますよ。コルトレーンのものなら、なんだって読みますよ」
と、いう訳で本を頂いてしまった。
おそらくシリーズで出ているだろうと、インターネットて調べてみた。他に「マイルス・デイビス」も出ていたが、途中で気になる本があった。
『マイルスVSコルトレーン』
この本を今、読んでいるのだが、冒頭に、ジョン・コルトレーンとマイルスデイビスが同じ年の生まれだと出てくる。著者もその事実を知ったとき、衝撃を受けたと書いてあるが、私もそうだ。
漠然とマイルスがずっと年上だと思っていた。コルトレーンから見て、マイルスは「兄貴」「親分」というような位置だと信じていた。もちろん、年齢だけがすべてではないが、同級生同士として見たほうが、二人の関係性を理解できることがある。(コルトレーンがマイルスグループから離れていく場面など)
マイルスは1926年5月25日生まれで、コルトレーンは1926年9月23日に生まれ。ついでに書けば、1926年は大正15年。もっと、ついでに、12月25日以降の7日間が昭和元年である。
もっともっと、ついでに・・・。
マイルスは 1991年(平成3年)9月28日に65歳、コルトレーンは1967年(昭和42年)7月17日に40歳で亡くなった。我が父は大正13年生まれ。つまり、二人より二つ年上で、今なお健在。
それで、このところ、マイルス・コルトレーンづいている。
昨日はフォーラムフラノで、マイルスを聞いていたが、さすがに、コルトレーンは“気合い”を入れないと聞けない。
今朝、思い切って、コルトレーンの「至上の愛」を通して聞いた。レコードを持っていたのだが、どういう訳か手元に無い。
私の記憶では絶対に持っていた他のレコードも何枚か無い。どこかにまとまってあるはずだ。ほとんどはCDで揃えたので、聞く分には問題ないのだが、やはり、くやしい!
今日聞いた「至上の愛」は、コルトレーン・カルテットのインパルスレーベルにおけるスタジオ録音を録音順に網羅した8枚組のCD「コルトレーンの真髄」から。
まあ、レコードで言えば、A面B面を両面全部聞くのは、少なくても20年以上振りだと思う。
改めて、“真剣”に聞いたけれど、「完璧」という言葉が口をついた。
「どうして、こんなことが起きちゃったんだろう。正に、人類の宝だ」
もう一枚を挙げるとしたら、これもコルトレーンが参加しているが、マイルスの「Kind of Blue」
私の感覚では、「至上の愛」もそうだが、「Kind of Blue」も、まったく別次元の世界を出現させたという感じだ。他に代えられない音楽、唯一無二の音楽。
私は知らなかったのだが、「至上の愛 デラックス・エディション」というCDのあることが分かった。
『アンチーブ・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ演奏、アーチー・シェップを加えたクインテットでの演奏、別テイクなど貴重テイクが、CD1枚分(77分!)付いた2枚組というデラックス盤』
これは、是非、聞いてみたい。
今日は、長々書いてしまったが、今までもコルトレーンについては、 ジョン・コルトレーンの二枚のジャケット 「こころ KOKORO」とコルトレーンを書いている。
 

■ 花き市場 by富良野のオダジー 2010年03月12日(金)

  68,693 byte今朝、8時過ぎに富良野を出発して、「札幌花き地方卸売市場」の「鉢物棟」に行ってきた。
三笠ICから高速道路を使ったので、10時前には到着した。
いつもは、フォーラムフラノが定休日の水曜日に来ていたのだが、セリは金曜日にあるので、やはり今日の方が活気に溢れていた。
市場は、鉢物のグリーンや花が所狭しと並べられていた。
私は植物に関しては、門外漢だが、見ていて楽しい。「門前(もんぜん)の小僧(こぞう)習わぬ経(きょう)を読む」のように、仕入れをする姉にくっ付いているうちに、植物の名前や栽培の仕方を憶えられたらいいのにと思うのだが・・・。(そんなはずないか)
フォーラムフラノがどのようになったかは、明日、お知らせします。
 

■ 改装工事、終了 by富良野のオダジー 2010年03月11日(木)

  77,835 byte広々とした空間になった。
今日は天気が良く、春の陽が射しているので、ますます気持ちがいい。
グリーンは、まだまだ少ないので、もっともっと増やそうと思っている。
 

■ 大西正裕さん by富良野のオダジー 2010年03月11日(木)

  46,750 byte3月9日に紹介した大西正裕さん。
今朝、仕上げの工事のために来たときに、「ワイワイ日記で、大西さん、紹介しますから」と言って、写真を撮らせてもらった。

大西さんのプロフィール(ホームページ)
地元中富良野町出身。
昭和38年生まれ。
二十代の頃、実家の敷地内に独学で丸太小屋を建てる。地元の工務店などで大工として20年ほど勤めた後、独立。自分で建てるならこんな家を・・という思いを形にするために、伝統的な技術と自然素材にこだわった家をつくり続けている。
●家づくりへの思い・・ 
「自分が創るものも、自然の一部になる」という考えが根本に。
自然素材で出来た家は健康的で安心して暮らせるし、自然とつながっているという心地よさがある。特に小さな子供がいる家庭では、何よりも重視するべきことだと思う。
また、材料費と大工の日当だけ支払うという昔ながらのシンプルな形で建てれば、無垢材をふんだんに使った快適な木造住宅も決して高い価格にはならないことを知ってほしい。
●家族構成・・
妻と子供3人の、5人家族。
●趣味・・
山菜採り、魚釣り、自宅敷地内での植樹や植物の管理など。

大西さんとは、会うたびに、今まで建てた家などについて、色々質問している。
たまたま私の友人が「これぞ、富良野!」という眺めの良いところに土地を持っており、何かに利用出来ないかと、相談されている。
私は、大西さんの目指している「伝統的な技術と自然素材にこだわった家」を企画の中に取り入れたいと思っている。
企画が進んで、大西さんと一緒に仕事が出来れば、楽しいだろう。
とにかく、実現するように、頑張らなくては!
 

■ フォーラムフラノ、ミニ改装 by富良野のオダジー 2010年03月09日(火)

  61,917 byte今日のフォーラムフラノは、臨時休業。明日は定休日なので、連休になる。
ちょっとした改装のためだ。
テラスの間仕切りを取り払い、1階全体を一体化する。よりオープンな感じになると思う。
グリーンをもっともっと増やして、「ジャングルカフェ」として、癒しの空間を提供したいと思っている。
工事をしてくれているのは、大西大工さん。大西さんには、森のキッチンなど、いつもお願いしている。
時々、中富良野の自宅にもお邪魔して、色々なお話をさせていただいている。
大西さんの仕事振りには、毎回感心させられる。仕事だけではなく、人柄のせいもあって、知り合いも多く、私も何人か紹介していただいた。求心力のある、大工さんなのだ。
段々、出来上がっていく。
その過程を見ながら、仕事をするのは、楽しい。
 

■ 越冬ダイコン by富良野のオダジー 2010年03月07日(日)

  46,361 byteお昼過ぎに、知人が奥さんとご一緒にフォーラムフラノに来てくれた。
ご主人に、「今日、土の中から掘り出した、越冬ダイコン食べますか?」と聞かれた。
「えっ、いいんですか。もちろん、食べたい!」と、テンションを上げて答えた。
「上の方をネズミに食われたので、切っているけど・・・」「全然、構いません。ありがとうございます」
私は、早速、厨房に入り、生のままで食べてみた。ビックリした。ダイコン臭さがまったく無く、甘くて、みずみずしくて、果物のような味なのだ。
初めての味だった。
私が大絶賛すると、ご夫婦は、キョトンとした感じになつた。ご夫婦にとっては、当たり前の味なのだろう。
続けざまに質問した。
7月20日過ぎに種を植えて、11月に収穫して、そのまま土に埋め、今日掘り出した、ということが分かった。
「知人」と書いたが、実は3月4日の講演会の時に初めてお会いした。私の講演を聞いてくれたのだ。お話ししていくと、私の義弟の友人(この友人と私は仲が良い)がいるのだが、その奥さんのお兄さんだということが分かった。
“縁”とは、スゴイ!
なんか、うれしくなった。
こういう形で、ネットワークが広がるのは楽しい。明日は、明日で、やはり講演会で名刺交換をした女性の方とフォーラムフラノでお会いすることになっている。
この方は、農業に関わりたくて、本州から中富良野に移住してきたそうだ。
私は、今後の富良野のキーワードは、「農業」と「コミュニティ」だと思っている。(講演会でも、そうお話しした)
そういう意味でも、今日もそうだが、明日も楽しみだ。
 

■ ジーン・アモンズ&ソニー・スティット「ボス・テナーズ」 by富良野のオダジー 2010年03月07日(日)

  49,400 byte朝の出掛けには雪が降っていたが、今(10時過ぎ)は陽が射している。
スキーシーズンも残り少ないので、良い天気で存分に滑ってほしい。
写真は、「ボス・テナーズ」
昨日の「枯葉」続き。
テナーサックスのジーン・アモンズとアルト・サックスのソニー・スティット(テナーも吹いている)がリーダーで、このCDにも枯葉が入っている。
ジーン・アモンズのゆったりとして、太くたくましいテナーに、ソニー・スティットのアルトが鋭く突っ込んでいくところが、たまらない。
私はソニー・スティットが好きで、何枚もレコードやCDを持っているが、ジーン・アモンズはこれを含めて2枚だけ。
私がジャズを聞き始めた、昭和47年(1972年)頃は、ジョン・コルトレーンが主流で、ジャズ喫茶に二時間いれば、必ず1枚はコルトレーンがかかった。
そういう環境の中で、ジーン・アモンズまでは、なかなか辿り着けなかった。
どうしても、先鋭的なジャズが評価され、私も好んでそういう傾向のジャズを聞いていた。
ここ何年かである。その当時、意識的に遠ざけていた、いわゆるフツーのジャズを聞くようになったのは。(フツーの定義は難しいが、私の中では割りと明快)
その一番手は、ポール・デスモンド。
他にも、“偏見”なしに、なんでも聞けるようになった。(おそらく、歳を取ったせいもある)
ジャズファンなら、誰でも聞いているのにスルーしてきたミュージシャン。
ルー・ドナルドソン、ハンク・モブレー、スタンリー・タレンタイン、オスカー・ピーターソン、MJQ・・・。ジーン・アモンズもその中の一人かもしれない。
最近聞くのは、圧倒的に、フツーのジャズが多いし、新たに色々な発見もする。
ありがたいことに、ジャズは奥が深く、それにしたって、まだジャズ全体の何分の一も理解していないだろう。
まあ、死ぬまでの付き合いになると思う。
 


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