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5月2日に富良野市内に新聞折込した「オフィスフラノ不動産新聞Vol.9」。 お蔭様で、お客様からの反響があり、うれしい! 今回は私が参加している、不動産マーケティング『志田塾』で勉強させていただいたことを参考に、富良野市の国勢調査の結果を冒頭の記事に書いた。ありがたいことに、志田真郷先生にも原稿をチェックしていただいた。 その記事を下記に転載します。 ●タイトル 富良野の人口、5年間で1,323人減少、東雲町など増加した地域も 平成27年国勢調査の結果が公表される ●本文 ○国勢調査とは 日本に住んでいるすべての人及び世帯を対象とする国の最も重要な統計調査で、5年ごとに行われます。平成27年国勢調査は、平成22年10月1日から平成27年10月1日の5年間を調査したものです。調査対象には外国人(日本に3ヶ月以上滞在している)も含まれます。 ○富良野市はどう変わったか 平成27年国勢調査「人口等基本集計調査(確定数)」の富良野市のデータでは、まず人口では、平成27年は22,936人、平成22年は24,259人で、この5年間で1,323人が減少(▲5.45%)しました。大きな地域別では富良野市1(住居表示区)が591人減少(▲3.43%)、富良野市2(非住居表示区)が337人減少(▲8.88%)、山部が213人減少(▲9.85%)、東山が182人減少(▲17.37%)しました。 次に地域別の人口についてですが、まず目を引くのは東雲町の人口の上昇率の高さです。 この5年間で277人から401人と124人も増えており、人口上昇率も44.8%のUPです。原因として考えられることは2点あります。1点目は、近年宅地造成・開発が盛んなエリアであり、住み替えや若い世代の人たちがマイホームを建てるケースが多いこと。2点目は、北の峰ハイツの移転です。老人ホーム、養護施設などの社会施設に入所している方はその施設で調査するので、このような施設が新たに建設されたり、無くなることで人口の増減に影響を与えます(※既に3か月以上入所しているか、3か月以上入所することになっている場合)。ちなみに北の峰ハイツが以前あった中御料は、458人から339人と119人の減少。人口減少率は▲26.0%です。 次の注目は南扇山1です。他の扇山エリアは軒並み人口を減らしている中、南扇山1だけが28人も増えており、人口上昇率も43.1%です。その要因は、平成26年に外国人実習生寮(最大入居可能人数28人)が完成したことの影響だと思われます。 最後に市内(住居表示区)の人口減少率ワースト第1位は、北麻町です。284人から206人と78人減少しており、人口減少率は▲27.5%です。同様に東麻町も53人(▲13.0%)、南麻町も23人(▲7.0%)減少しています。ちなみに西麻町のみ人口が増加していますが、これは福乃湯(銭湯)の解体後、アパートと戸建住宅が建設されたことが考えられます。 ○空き家について 麻町エリア一帯は、昭和44年〜46年に「春日団地造成」という大型の宅地開発事業が行われ、多くの家が建てられましたが、現在、空き家が増加傾向にあります。このエリアだけの現象ではありませんが、空き家が生じるのはだいたい次の2パターンがあります。 ・高齢夫婦の二人とも介護施設等に入所して住まなくなる ・両親とも亡くなり、相続人も住まない 空き家を解消するのは私たち宅建業者にとっても大きな課題なので、今後も人口動向を注視しながら活動したいと考えます。 |
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