|
一昨日の続き。ソニー・クリス。 録音が1955年の「ジャズU.S.A」。 前回紹介した「ゴー・マン!」と同じ時期にインペアルレーベルに吹き込まれたものだ。 このレコードも、「ゴー・マン!」と同じように、私の中では“軽視”されていた。シツコイようだが、1975年頃に録音したアルバムがすごく良いので、「ついつい」なのだ。 ピアノがケニー・ドリューなのがうれしい。 「ゴー・マン!」はソニー・クラーク、「サタディ・モーニング」はバリー・ハリス、「クリスクラフト」と「アウト・オブ・ノーホエア」はドロ・コーカーと、ピアノの共演者はみんな私が好きなピアニストだ。 今回、ソニー・クリスに関するコメントを見ていたら、散々だった。 ・巧さばかりが前面に出たアーティストであり、深みに欠ける ・手作りの味のある陶器ではなく、少し派手めの大量生産される白いティー・カップみたいなもの ・良くいえば、親しみやすいフレーズ ・能天気なソニー・クリス ・大手を振ってクリス・ファンと言わないイメージが付きまとう ・垂れ流し気味のフレーズが嫌 上記はもちろん悪いほうのコメントだけを載せたのだけど、けっこう多数派だと思う。 私は、「朗々として、悲しい」ソニー・クリスの音が大好きで、これからも、聞き続けていくと思う。 |
|
|