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私の姉夫婦が富良野に来ることになり、今日、旭川空港まで迎えに行った。 旭川空港までは、冬にも紹介したが、「ジェットコースターの路」をいつも通る。この道は、地図に真っ直ぐ線を引いて、そのまま真っ直ぐな道を作りました、といういかにも北海道ならではの道だ。 そこを車で走りながら、アルト・サックスのベニー・カーターの「スインギン・ザ・トゥエンティーズ」 を聞いた。 これがイイ。1958年録音で、「1920年代にヒットした名曲をモダンでスインギーなスタイルのジャズとして甦らせた」CDだ。 ベニー・カーターの名前はもちろん知っているが、“ちゃんと”聞いたことがなかった。 おそらく、全盛期といわれる時期はもっと前で、ベニー・カーターのベスト盤はこれだ、みたいなCDは他にあるだろうが、このCDの演奏を聞いていると、私の好きなアルトサックス、例えばアート・ペッパーなんかも、影響を受けているだろうなと思った。 ベニー・カーターを聞いていると、長い歴史があってはじめて、私の好きなジャズが出来上がったということが分かる。 モダンジャズの前に活躍した、コールマン・ホーキンス、レスター・ヤング、ベン・ウェブスターはもとより、名前だけは知っているがあまり聞いたことがない古いミュージシャンをちゃんと聞きたくなった。 このCDは、ユニバーサルクラシックが発売している1,100円シリーズのものだ。値段につられて買ってしまったのだが、大当たりだった。こういうCDに当たると、また色々欲しくなる。 特に最近は、このような廉価版が各社から沢山出ているので、あれも、これも、と迷ってしまう。 写真の桜の木は、旭川空港に迎えに行く途中にちょっと立ち寄った、龍さんの家のすぐ手前に咲いていたものだ。 今年は桜を色々見たが、白樺と桜の組み合わせは気に入っていたので、ついついシャッターを切ってしまった。 |
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