■ 新宿 byオダジー 2007年03月23日(金)

  62,851 byte3月22日(木)から東京にいる。個人的な用事、および折角東京に行くんだから、仕事もしよう、という感じの上京だ。
写真は、パークタワーの写真だ。今いる息子たちが住んでいるマンションから撮ったものだ。東京都庁とこのパークタワーを息子たちは、毎日見ながら、大学に通っている。私としては、羨ましい気がする。
私も、東京の大学に通わせてもらったけれど、国分寺とか吉祥寺とか、良い所だったけど、都心からは離れていた。新宿は、東京のど真ん中だ。東京のど真ん中と言うことは、日本のど真ん中だ。ここで息子たちが何を思うかは、後々、重要になってくる。もちろん、今の息子たちはそんなことは考えてもいないと思う。たまたま住んだところが新宿だった、程度のことだと思う。
私は、子供たちには、是非とも東京に住んでほしかった。東京を知ってほしかった。それは、東京で頑張ってほしいと言うことではなく、東京を経験して、でも、富良野に住みたいは、有り。
東京を理解できないと、富良野を理解できない。反論する人は大勢いるのを覚悟で言っている。私は、そう信じている。
子供のとき、毎日、十勝岳や芦別岳を見て、今は都庁を見てる子供たち、親として、良かったなぁと思う。なんとなく、自慢かもしれない。
 

■ 高田明和「禅の名言」 byオダジー 2007年03月20日(火)

  62,513 byteちょっと前に、北海道新聞の広告の欄に、「魂をゆさぶる禅の名言―明日からあなたは変わる!」「心が奮い立つ禅の名言―闇は消えあなたの生が輝き出す」が載っていた。
毎日、新聞を見て、「あぁ、この本読んでみたいなぁ」と思うことがけっこうあるが、買うまでには至らない。不思議なことに、この二冊は見た瞬間から買う決心をした。
早速、会社に来てから、インターネットで注文した。昨日届いたばかりなので、まだ、“さわり”しか読んでいないが、「買ってよかった!」という感じだ。
本もそうだし、レコードやCDもそうだけど、私たちが一生のうちに読んだり、聞いたりする数なんて、たかがしれている。世の中には、それこそ天文学的な数の本やレコードが出ている。
私は、なんでか分からないが、私の心に「引っかかった」ものは、なるべく調べたり、買ったりしようと心がけている。なにか、エネルギーみたいなものが、私に発せられているのではないかと思うからだ。言ってしまえば、「縁」があるのではと。
私は「すべては縁で成り立っている」と思っている。自分でどうこう出来るものなんて、ごく限られているとも思っている。良い本やレコードに出会えたときは、作者やミュージシャンに感謝する前に、出会わせてくれた「なにか」に、まず感謝する。そして、出会えた「自分」にも。
太宰治、倉橋由美子、カフカ、紀野一義、ピカソ、ジョン・コルトレーン・・・。
 

■ ジーン・アモンズ">「グッドバイ」 byオダジー 2007年03月18日(日)

  94,047 byte昨日は、フォーラムフラノにうれしいお客さんが来てくれた。来てくれたお客さんは、みんなうれしいのだが、特にうれしかったのには理由がある。
店内のテーブルにアンケート用紙を置いてあるのだが、「当レストランを何で知りましたか?」の質問に、「口こみ」と書いてあって、住所が市内だったからだ。フォーラムフラノのお客さんはどちらかというと、スキー客や観光客の「通りすがり」が多い。それも、もちろん有難いのですが、やはり富良野の人にも来てほしいと、密かに思ってはいた。
いや、むしろ、富良野の「サロン」的な店にしたいという思いがある。私はイギリスに何度が行ったことがある。ロンドン、コッツウォルズ地方、湖水地方、果てはスコットランドのスカイ島まで行った。イギリスには、パブがある。田舎に行くと、ホテルのラウンジやレストランがパブのようになっていて、夜になると色々な人が集まってくる。
ビールを飲む人は、もちろんだが、トランプをやっている人、ところによってはダーツやビリヤードをやっている人もいた。年齢層も、子供からかなりのお年寄りまで、幅が広い。
フォーラムフラノもそんな感じになれば良いと、頭のどこかにあったのを、今書きながら思い出した。
ビールを飲む人、食事をする人、本を読んでいる人、ジャズを聞いている人、インターネットを見ている人・・・。色んな人がいて、テンデバラバラなことをやっているのに、空間的には「調和」がとれている、そんなお店。
今、聞いているのはノリノリのテナーサックスのジーン・アモンズ「グッドバイ」。朝にこのCDを聞くのは、日曜日しかないかも。月曜日の朝からこれを聞いて、ノリノリになっていたら、一週間持たない感じだ。
実は、ジーン・アモンズをちゃんと聞いたのは、最近買ったこのCDが初めてだった。名前だけは知っていたが、「スルー」していた。ジーン・アモンズは、“ボス・テナー”と呼ばれ、豪快な吹き方が人気で、「この手」のサックスが好きな人には、たまらないだろうと思う。私も、「この手」のサックスは大好きなのに、聞いていなかった。
ジャズの奥は深いね。ジョン・コルトレーンに現(うつつ)を抜かしているうちに、色々なミュージャンをスルーさせていたのでしょう。余生(いつからいつまでだ?)は、コルトレーンもいいけれど、もっと視野(耳野?)を広げて、ジャズの奥をもっと見たいと思う。
 

■ A Night at Birdland, Vol.1 byオダジー 2007年03月17日(土)

  52,615 byte昨日のクリフォード・ブラウンの続きである。クリフォード・ブラウンのトランペットの音が耳から離れなくなって、今朝、フォーラムフラノに着いたら、早速レコードをかけた。
レコードを聞きながらライナーノーツを読んでいたら、アート・ブレイキー(ドラマー)がリーダーのジャズメッセンジャーズの母胎となったグループが吹き込んだレコード「A Night at Birdland, Vol.1」に、クリフォード・ブラウンが参加していて、凄いトランペットを吹いていると書いてあった。
「あっ、これは是非聞いてみたい!」と、インターネットで調べていたら、なんと!そのレコードを持っていた。なんとなく、ジャズメッセンジャーズのレコードなんだろうなぁ、としか思ってなくて、クリフォード・ブラウンが演奏しているとは知らなかった。
いわゆる、“ハード・バップ”のど真ん中の演奏で、ジャズと言えば、ハード・バップの音楽を連想する人は多いと思う。サックスとトランペットに、ピアノ、ベース、ドラムの編成で、ファンキーに、スイングするジャズ。
私も、ハード・バップのレコードもひと通り聞いているが、のめり込んだのがジョン・コルトレーンだったので、ジャズを楽しむ感覚より、ジャズを通して人生を考える方向に行ってしまった(ちょっと、大袈裟か・・・)。それで、ハード・バップに関しては、あまり深まらなかった。
それが、まぁ、歳を取ったと言うか、もう人生を考えてもショウガナイと言うか、良く言えば大人になったと言うか、まぁ、コルトレーンもいいけれど、クリフォード・ブラウンの良さもようやく分かってきたのかな、とシミジミ思う今日この頃ではある。
 

■ クリフォード・ブラウン byオダジー 2007年03月16日(金)

  56,037 byte今朝、フォーラムフラノに来てから、コンビニに買物に行った。戻る途中、口をついてポッとメロディが出てきた。なんの曲だったかなぁと、そのメロディを何回か復唱しているうちに、思い出した。クリフォード・ブラウンの曲だ。
戻って、すぐレコードを探して、かけてみた。やっぱり、「クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ」の一曲目の「デライラ」だった。
クリフォード・ブラウンのレコードは、他にも4枚持っているが、最近はほとんど聞いていなかった。「あっ、これだ、これだ」と、一安心して、ついでに、クリフォード・ブラウンの他のレコードも聞いてみた。ビックリするぐらい、イイ!
トランペットはサックスほど、ミュージシャンによっての違いが分からず、サックスからみれば随分不当な扱いをしてきた。クリフォード・ブラウンにしたって、「上手(じょうず)なんだろうなぁ」くらいの印象だった。
クリフォード・ブラウンに関しては、むしろ「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」「サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン」のレコードの方をよく聞いた感じだ。
今日聞いて感じたように、クリフォード・ブラウンを今まで感じたことはなかった。遅ればせながら、やっと、クリフォード・ブラウンに辿り着きました。
興奮冷めやらぬ間に、クリフォード・ブラウンのCDを2枚、インターネットで買ってしまった。
あっ、そうそう、写真に同じレコードが二枚に写っているが、どういう訳か同じレコードをダブって買ってしまったみたいだ。もう相当時間(30年ぐらい)が経っているので、憶えていないが、とにかく、二枚あった。
 

■ 草田研次 パステル画展「光と天の色」 byオダジー 2007年03月15日(木)

  57,998 byte今日から、草田研次 パステル画展「光と天の色」が始まった。写真は、案内のハガキで、淡いピンク色の山が印象的な作品。
今回の作品は、このハガキのも含めて、14点。フォーラムフラノの二階は、正に、光と天の色に溢れている。
下記に、草田研次さんのプロフィールをご紹介します。

千葉県出身
美術専門学校(東京)へ2年間通う
1989年 北海道へ移住
    水彩で制作
1994年 山に少しずつ眼をひらく
1998年 パステルで作品を描き始める

山の取材地
 十勝岳連峰・芦別岳・ニセコ
 上川・富良野の山々
 八ヶ岳連峰・北アルプス
 南アルプス

4月1日(日)までなので、是非、ご覧下さい。
 

■ 明日からの展覧会の準備 byオダジー 2007年03月14日(水)

  53,946 byte明日からフォーラムフラノの二階で、草田研次 パステル画展「光と天の色」を開催する。
今日のフォーラムフラノは定休日だけれど、明日の準備をしている。写真は、草田さんが、展示する絵をかけているところだ。
「鳴雪 一字書」展も、少し場所を移して、全作品をフォーラムフラノ内に展示している。これからも、「鳴雪 一字書」展は、常設展として続け、今回のように、他の作家の作品展もやっていこうと思う。
アートに囲まれ、ジャズの流れている店内は、本当に居心地がいい。私だけではなく、お客さんにも喜んでもらえると思うのだが・・・。
また、明日から今度は絵を通しての出会いがあると思うので、今から楽しみだ。
展示の詳しい内容は、明日、お知らせします。
 

■ 今日も、雪・・・ byオダジー 2007年03月13日(火)

  66,968 byte今日も大雪になった。真冬に逆戻りしたような天気が二日間続いた。でも、おそらくこれが最後の大雪でしょう。昼間はお日様も出て、けっこう雪を融かしてくれた。
上の写真は、テラスの屋根に溜まった雪だ。昨日も屋根の下に落としたのに、また、こんもりした山になった。
今日は、朝から打ち合わせが2つあり、ちょっと疲れた。実は、打ち合わせに疲れたのではなく、私が勝手にベラベラしゃべって、勝手に疲れたのだ。
2つ目の打ち合わせは、旅行会社の方とお会いしたのだが、日頃私が思っているアイデアを次から次に話してしまった。おそらく、「よくできた」方で、ずっと聞いてくれた。熱心に聞いてくれたと思っているが、もしかしたら呆れていたかもしれない。
私は何かの「ツボ」にはまると、途中で話すのを止められなくなる。「いいかげん、黙って、相手の話を聞きなさい!」と、自分に言い聞かせるのだが、止まらない。この場を借りて謝ります。ごめんなさい。
とはいうものの、旅行者に富良野の旬の美味しい野菜を食べてもらう企画、団塊の世代の人をターゲットに移住をテーマにした商品企画の話など、実りの多いものだった。
下の写真は、昨日の「勝手に私のベスト5!」の放送風景。我が愛すべき郡ちゃんに、写真を撮りますよと言ったら、照れ隠しか、単なる悪ふざけか、ヘッドフォンを耳ではなくオデコにかけた。
手前に写っているのが「はっちゃん」。バレンタインディにチョコレートをもらったのに、ホワイトディのお返しは何も考えていなかった。そこを、郡ちゃんに突っ込まれた。郡ちゃんは、ちゃんと考えて買っていたそうだ。郡ちゃんエライ!
今日は、フォーラムフラノに知り合いの方が二組も来てくれた。一組は奥さんとお子さんのグループ、もう一組はラジオふらのでパーソナリティをしている人とその友達。だんだん、色々な方が来てくれるのは、うれしい。
ジャズ好きの方も、大歓迎します。私と一緒にジャズレコードを聞きませんか。私の「講釈」付で・・・。
 

■ 久し振りの雪 byオダジー 2007年03月11日(日)

  55,239 byte今日の朝は、ちょっと重たい(水分の多く含んだ)雪が降っていた。久し振りに雪かきをしたが、気分は軽かった。というのは、この時期の雪はどんなに降っても、すぐ融けてしまうからだ。太陽の“力”を実感する季節が来た。例年より早く感じるのは、やはり暖冬のせいだと思う。案の定、天気が良くなった事もあるが、昼過ぎには融けてしまった。
東京から、息子(カズ)の友達が二人、遊びに来た。早速、スキーやスノーボードを滑りに北の峰スキー場に行った。
私が妻に、「カズは今日は夜間(やかん)スキーか」と何気なく言ったら、大爆笑。ハッと、私もすぐに「ナイター」って言うんだったと返したら、「“ヤカン”持って、お茶でも飲みながら滑れば暖かいね」と、冷やかされた。
ちょっと気を許すと、「死語」が出てくる。アベック、ナウイ、フィーバー、ボイン・・・。
 

■ 「勝手に私のベスト5!」 byオダジー 2007年03月10日(土)

  61,664 byte「ハイ、社長の名前は小田島です・・・」妻が電話で話している声が聞こえた。間もなくして、「名前が同じ小田島で、ジャズに興味があって、今は美瑛に住んでいるという人が、今日会いたいと言っていますが・・・」と妻。私は、今日はフォーラムフラノにずっと居るから、いつ来てもいいよと、返事した。
午後2時頃、小田島(オダシマ、ちなみに私はオダジマと濁る)さんが訪ねてこられた。初対面だったけれど、ジャズ好き同士ということや、事前に私のホームページを見てくれていたこともあって、すぐ打ち解けた。
オダシマさんのことは、今後おいおいご紹介しようと思いますが、見せてくれたペンと水彩の「絵」もカッコよかったし、ジャズはもちろん、ビールやワインにも詳しそうだし、なんだか色々な展開がありそうだ。調子に乗った私は、「二人で新しい富良野・美瑛文化圏を作りましょう!」なんて、のたまってしまった(お酒は飲んでいなかったのに・・・)。
写真は、月曜日の夜9時から放送している「勝手に私のベスト5!」のために、選んだものだ。
「勝手に私のベスト5!」は、毎週テーマを決めて、5曲を選ばなくてはならない。まったく思い浮かばない週もあって困るのだが、いつかはやろうと「温めている」企画もある。その一つが、ソロで演奏しているアルバムからのベスト5!。
来週(3月12日)の番組では、ソロばっかりを集めたベスト5をやろうと決めた。ソロと言えば、真っ先に思い浮かぶのはピアノのキース・ジャレット。「ケルンコンサート」の方が有名だが、以前かけたことがあるので、今回は3枚組みのレコード「ソロ・コンサート」。ベースソロはデイブ・ホランドの「EMERALD TEARS」、ギターソロはジョー・パスの「ヴァーチュオーゾ」、そしてこの企画のために買ってしまったテナー・サックスのソニー・ロリンズのCD、その名もずばり「ザ・ソロ・アルバム」
最後の一枚はドラムにしようと思ったが、流石にドラムソロのレコードやCDは持っていない。それで、ドラムはドラマーがリーダーのアルバムで、曲の途中で回ってくるドラムソロがカッコイイのを選ぶことに決めた。それは、マックス・ローチがリーダーのレコード、「マックス・ローチ・カルテット・ライブ・イン・ジャパンVol.1」
番組を一緒にやっている、ジャズ嫌いの郡ちゃんのツッコミが楽しみだ。
 


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