■ 富良野も雪解け by 富良野のオダジー 2009年03月23日(月)

  71,985 byte今朝の、フォーラムフラノの前。
さすがの富良野も、雪解けが急ピッチ。
いよいよ、春近しだ。
でも、こうなると、泥だけになる。
以前、九州の友人をこの時期、空港に迎えに行ったことがある。車が泥だけなのを見て、驚いていた。
車が汚れていても、私はそんなに気にならないので、驚いたことに、ちょっと、驚いた。
この時期なると、いつも、このことを思い出す。
 

■ ソニー・クリス「アウト・オブ・ノーホエア」 by富良野のオダジー 2009年03月21日(土)

  39,200 byte一昨日は雨で、昨日は風が強く、雪がパラついて、今朝はちょっと冷え込んだ。
仕事に追われつつも、仕事以外のことを色々考えてしまう。
いや、時間に余裕がない時ほど、ジャズを聞きたくなったり、本を読みたくなるのと同じで、仕事に追われれば、追われるほど、合間、合間に違うことで頭を使いたくなるのかもしれない。(なんだか、意味不明?)
まあ、とにかく、色々考えているのだ。
例えば、民主党の小沢代表のこと、かんぽの宿、派遣切り、ワーキングプア、社会体制、アメリカ、日本人、宗教、子供たち、自分・・・。
ん? 
そんなこと考えるより、目の前の仕事をちゃんとやれ、てかっ。(分かっています。頑張ります。)
この2、3年で買ったCDの中で、聞く回数ベスト3に入る勢いの「アウト・オブ・ノーホエア」
3月8日のワイワイ日記に載せたアルトサックスのソニー・クリスのCDで、紹介した「サタディ・モーニング」と同じ1975年録音のもの。
この時期のもう一枚「クリスクラフト」も以前ワイワイ日記で紹介した。
ソニー・クリスのレコード、CDは他にも沢山持っているが、この3枚はホントに好きで、これからもずっと聞き続けると思う。
この時期のソニー・クリスは、アルバムを聞く限り、まさに“絶好調”“絶頂”だったと思う。
それなのに、二年後の1977年、来日直前にピストル自殺をしてしまう。
ソニー・クリスの朗々と吹き切る爽快さの奥に潜む「悲しみ」が、私には自殺と関係があるような気がしてしまう。
ジョン・コルトレーンは自殺ではないが、わずか40才で、その過激な人生を終える。
私の勝手な思い込みかもしれないが、素晴らしいアーティストは、命をかけて、命をすり減らして、音楽を残してくれたと思う。
ソニー・クリスに、今更ながら、感謝したい。
 

■ 下金山のつり橋 by富良野のオダジー 2009年03月17日(火)

  58,021 byte占冠の途中の下金山にあるつり橋。
そうとう昔、子供の頃、遠足かなにかで、一度渡ったような気がしている。
ここを通るたびに、渡ってみたいと思うのに、まだ実現していない。
このつり橋には、絶対、なにかある。
私の子供時代の思い出がある。
今年こそ、渡ってみよう。(相変わらず、オーバー?)
 

■ 融雪剤 by富良野のオダジー 2009年03月17日(火)

  33,427 byte今朝、用事があって、占冠に向かった。
占冠は、富良野から4、50kmのところにある村で、アルファリゾート・トマムが有名だ。
天気が良くて、朝の空気も清々しいこともあって、すっかりドライブ気分。
車を走らせているうちに、「せっかくだから、春を感じる写真を撮ろう」と思ってしまった。
そうなると、ドライブ気分ではなく、写真モードに。
危なくない程度に、キョロキョロと、シャッターポイントを探す。
鼻歌交じりで、ドライブ気分を楽しめばいいのに、「せっかくだから・・・」と、いっぺんに他のこともやろうとする。こういうのを、“貧乏性”と言うのだろう。
で、撮ったのが、この写真。
芦別岳を背景にした畑。畑が黒ずんでいるのは、融雪剤を撒いたからだ。融雪剤の成分は炭の粉だと思う。
この時期、至るところで、目にする。早く雪を融かし、一日でも早く農作業をしたい、農家の方の気持ちが伝わる。
 

■ 富良野は、雪 by富良野のオダジー 2009年03月15日(日)

  41,380 byte上京していた。
今朝の東京は晴れていて、完全に春。
昼過ぎに戻ってきたら、雪で、富良野はまだまだ冬の気配だ。
3月は、微妙な月で、春にはまだ遠いが、まったくの冬でもない。
まぁ、「春を感じつつ、でもやっぱり冬」っていう感じか。(なんのこっちゃ)
なんとなく、まだ“時差ぼけ”で、頭が回らない。
3月9日からワイワイ日記を書いていないので、「書かなくちゃ!」と、強迫観念にかられて、なんとか書き始めたが、続かない。
そうだ、時差ぼけではなく、昨日ビールを飲み過ぎたせいかもしれない。
やはり、富良野から離れると、心がゆるむのか、雰囲気に飲まれるのか、いつもなら350mlの缶ビール一本が私の定量なのに・・・。
新宿三丁目、寄席の末広亭の近くで飲んだのだが、この辺は今、ちょっとした“スポット”になっているそうで、盛り上っていた。
私たちが飲んだ店は、こじんまりした居酒屋で、お客さんが肩寄せ合って座る。知らない人どうしなのに、違和感なく溶け合っている。
「東京ぽいなぁ・・・」
案内してくれた方も、東京のこういう部分を私に感じてほしいと、ここを選んでくれたと思う。
もちろん、私もその雰囲気は気に入った。
それにしても、そんなに飲んではいないはずで、東京に酔ったのかも。
 

■ 招き猫 by富良野のオダジー 2009年03月09日(月)

  40,804 byte今日は一日中、晴れていた。
昼過ぎには、気温も上がり、至るところで、屋根の雪と氷が落ちたと思う。
この時期、住宅の屋根から落ちる雪と氷に注意しなければならない。
と、ここまで書いて、ちょっと考えた。
私の自宅や工場、フォーラムフラノと麓郷の森の店などは、屋根の雪と氷をいつも気にかけているから、「屋根には、注意しましょう」と思ってしまうが、最近の無落雪住宅などは、どうなんだろうと。
自分の事で精一杯で、まわりのことをあまり気にかけたことがない。
明日は意識して、まわりの屋根を見てみようと思う。(人生は、一生勉強だ!)
「招き猫」である。
昨年の年末、100円ショップで見かけた。全部で10種類ぐらいあったと思うが、気に入ったのを4種類買った。
もちろん、沢山お客さんが来てほしいと願ってのことだ。
若いときは、こういうのって、けっこう馬鹿にしていた。歳を取ると、素直に、「おっ、招き猫、いいねぇ」となる。
どんどん素直になって、好かれる年寄りになろう。ねっ。(変な結論!)
 

■ ソニー・クリス「サタディ・モーニング」 by富良野のオダジー 2009年03月08日(日)

  50,572 byte「サタディ・モーニング」だから、土曜日に書こうと思っていたら、昨日は書けなくて、サンディになってしまった。
アルトサックスのソニー・クリスである。
2007年02月20日(火)「ソニー・クリス byオダジー」で、一回紹介しているが、私は大好きだ。
聞きたいジャズは、「波」があって、今はまた昔から好きだったレコードやCDを聞きたくなった。
新しく買ったCDを聞くのも、「どんなんかなぁ?」と、ワクワクして楽しいが、絶対にはずれない愛聴盤を改めて聞くのも、楽しい。
いや、もしかして、愛聴盤を改めて聞くために、新しくCDを買い続けるのかもしれない。もちろん、買い続けるうちに、愛聴盤になるCDに出会うこともある。これのサイクルを延々と続ける人をマニアと言うのかも。
「サタディ・モーニング」の中の、サタディ・モーニングが、すごい。素晴らしい。
今朝聞いていたら、ついついビールを飲みたくなった。
一瞬、日曜日だし、出かけないし、そんなに忙しくはならないし・・・、でも、やめた。
昨日の夜、NHK-BS2で「グランド・ファンク・レイルロード」が「ハートブレイカー」を歌っていた。
懐かしいし、音楽は今聞いても、カッコイイ。
聞いていて、フッと、「グランド・ファンクって、ブルースじゃないか」という言葉が口を出た。
あの当時、私が高校生、今から40年ぐらい前、グランド・ファンク・レイルロードにしびれていた。その音楽のベースにあったのは、ブルースだったのだ。
サタディ・モーニングを聞いていても、「ブルース」と言いたくなる。
『ブルース(Blues)は、米国深南部でアフリカ系アメリカ人の間から発生した音楽のひとつ、またはその楽式。』と、ネットに出ていた。
ジャズも、ロックも、ポップスも、辿るとやっぱり黒人の音楽に行き当たる。
今更ながら、そう思った。
 

■ 三日続けての雪 by富良野のオダジー 2009年03月08日(日)

  40,973 byte一昨日、すごく重〜い雪(水分の多い雪)が降った。案の定、昨日の朝はそれが寒さで固まって、重くて硬い雪になり、除雪が大変だった。
除雪も束の間、昨日の午後からまた雪が降り出して、今朝は写真のように、かなり積もった。
いつもは、10時過ぎに来る除雪車が、今朝はどういう訳か、9時前に着いたときは、もう終わりそうになっていた。
雪の降った朝は、ベランダの雪とテラスの屋根の雪を駐車場に下ろす。それを積もった雪と一緒に除雪車がガァーッと片付けてくれる。
それなのに・・・。
隣に移った除雪車の人に、「すいませんけど、そっちが終わったら、もう一度うちのをやってください」と、頼んだ。
慌てて、ベランダの雪を下ろし、コートとジャケットを脱ぎ捨て、スコップを持って、テラスの屋根へ。
あ〜、疲れた。
でも、きれいになって、良かった!
 

■ 農楽舎(のらや)の徳弘さん続編 by富良野のオダジー 2009年03月05日(木)

  30,910 byte昨日、フォーラムフラノが定休日だったので、午後に農楽舎(のらや)の徳弘さんを訪ねた。
どんな鶏を飼っているのか、興味もあったし、もう少しお話も聞きたかった。
地図を頼りに車を走らせていたら、いきなり「農楽舎」の看板が目に入った。地図によると、まだまだ先なので、半信半疑で車を入れた。
徳弘さんは、すぐ出てきてくれた。
地図の場所は、以前住んでいたところで、最近家を建てて、今はここに住んでいると言う。
実は、この家なら、ちょっと前に見たことがあった。この辺(中富良野町吉井)は富良野の市街地からすぐ近くなのに、人里離れた雰囲気があって、気に入っていた。中富良野に用事があったとき、遠回りして、たまたま通りがかったのだ。
その時は、「随分、アカヌケタ家だなぁ」と思った。
自宅も、納屋も、ご覧の通り、木材を使っている。この木材は、富良野でもいたるところで見られる「カラマツ(唐松、落葉松)」。
カラマツは、北海道では明治以降大量に植林された人工林で、ヤニが多く、乾燥によりねじれが生じるので、あまり良質の木材ではなかった。
だが、今は加工技術なども進歩し、北海道を代表する木として注目もされている。
それと、以前、ワイワイ日記で紹介した大西大工さんが、建築に関わったそうで、驚いた。“縁”とは、すごいものだ。
鶏のことである。
てっきり、白い鶏かと思っていたら、茶色い鶏だった。白く大きい鶏は、オスだそうで、一グループ約70羽に対して2羽。
卵を産む場所がだいたい決まっているとか、あんまり明る過ぎるのはダメだとか、色々教えてもらった。
私の感想を一言でいうと、「ここなら、美味い卵が出来そうだ」だった。イメージしていた感じと全然違っていた。
私のように、富良野に住んでいても、鶏のことは何も知らない。卵はスーパーで買うものと思っていた。
認識を改めますので、徳弘さん、よろしくお願いします。
鶏小屋の前で、番兵しているワンちゃんは、主にキツネ対策だそうだ。
 

■ 「Highlights from the Plugged Nickel」 by富良野のオダジー 2009年03月01日(日)

  39,492 byte今朝、フッと思ったことがある。
「チェンジ!」と小沢さんが言ったり、「We can change!」とオバマさんが力説したりで、私も「やっぱ、変らなきゃねぇ〜」と思っていた。
それは、変える、変わることで、「悪いこと」を良くする、良くなるようなイメージでとらえていた。
おそらく、みんなもそうだと思う。(みんなって、誰だ?)
ここからが、フッと思ったことなのだが、チェンジとは、自分が信じてきたもの、培ってきた価値観など、「良いこと」と思ってきたことを変えることかもしれないと。
例えば、「稼ぐに追いつく貧乏なし(古いっ!)」みたいな感覚で、とにかく自分を痛めつけてでも、朝から晩まで、一生懸命働かないと人間はダメだ。辛い仕事を成し遂げてこそ、明るい未来が開ける。などと思うのは、良いことだと思うが、一方で「ワークシェアリング」の発想が浮かんだ。
実は、今朝の新聞でワークシェアリングを目にしたのが、フッと思ったキッカケなのだ。
私は商売をやっているので、「がむしゃらでも、なんでも、頑張って働いて、人より多い収入を得ている人はエライ!」と心底思っている。「稼ぐに追いつく貧乏なし」は良い諺だ。でも、ワークシェアリングの発想にも強く惹かれる。
その一つの原因は分かっている。
何ヶ月か前に見たテレビが原因だ。おそらく北欧の国だったと思う。スウェーデンか?
仕事をみんなで分け合って、ゆとりのある生活を送っていた。この前提には、低価格の生活インフラの整備があり、福祉や教育の充実がなければならない。ワークシェアリングで、収入が減って、生活が苦しくなるとしたら、やっぱり、「自分だけ」になってしまう。
もちろん私は、一生懸命働くことを否定するわけではない。でも、100年に一度と言われる国際的な経済危機を今まさに経験しているのだから、今までとは違う、これからの日本の新しいあり方を真剣に考えなくてはならない。(けっこう、マジです)
そのためには、まず、自分を変えなくては!
写真は、ワークシェアリングにも、経済危機にも関係ない、マイルス・デイビスの「Highlights from the Plugged Nickel」
最近マイルスづいていた私は、CDを10枚以上買ってしまったが(輸入盤だと価格が安い!)、その中での一番のお気に入り。
他のCDは、ジャケットを見ると、なんとなく知っているが、このCDはまったく知らなかった。「どうせ、聞かないだろうなぁ」と、“ダメモト”で注文したものだ。
1965年12月22日・23日の二日間、シカゴで演奏されたライブ盤。Complete盤だと、8枚組で全33曲らしい。私のは、そのベスト盤かもしれないし、適当に6曲選びました盤かもしれない。
メンバーは、トランペットのマイルス、テナーサックスのウェイン・ショーター、ピアノのハービー・ハンコック、ベースのロン・カーター、そして私の大好きなドラマーのトニー・ウィリアムス。
このCD、簡単に言うと、カッコイイ。
「オレたち、最先端のジャズをやっているのよ」というテンションが伝わってくる。
実は、私はこういう感じのジャズは、ずっと遠ざけていた。どうも好きになれなかった。それは今も変わらないけれど、この時期の、この5人の、この演奏は別格だ。これはかなりの収穫だった。
「こういう感じのジャズ」とは、どういうジャズかは、また違う機会に書く。(何回も聞いて、ちゃんと考えないと書けない)
 


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