■ 富良野もクリスマス by富良野のオダジー 2007年12月24日(月)

  55,821 byte今日はクリスマス、もちろん朝から働いています。
これは昨年の12月24日のワイワイ日記の出だしだ。もちろん今年も朝から働いている。
昨年のクリスマスは何を書いたのかなぁと思って、「ワイワイ日記一覧へ」をクリックし、「 2006年12月」をクリックした。
昨年の今頃は、フォーラムフラノをオープンしたばかりで、バタバタしていたのを思い出した。ワイワイ日記は一年以上経ったので、「昨年の今頃は・・・」という感じで、けっこう見ている。書き続けることの、功徳(くどく)だなぁなんて、ちょっとしみじみする(相変わらず、オーバー)。
写真は、フォーラムフラノの2Fに上がって正面の壁(ピクチャーレールを囲っている木枠)に、ジャズのCDを並べてみた。50枚以上は並んだ。
お客さんが料理が出るまでの待ち時間に、何となく眺めてほしいと思った。
昨日パッと思いついて、手当たり次第に並べたので、どのCDを選ぶか、順序はどうするか、あまり考えなかった。
今並べているCDケースの中にはCDソフトが入っている。昨日、CDケースを注文した。それにジャケットだけを入れて並べ直すつもりだ。
CDソフトはいままでのケースにそのままにして、もし、お客さんが「あのCDを聞きたい」と指さしたら、すぐに聞かせられるようにしたいと思っている(あんまりいないとは思うけど・・・)。
フォーラムフラノのような仕事で大切なのは、お客さんとのコミュニケーションだと思っている。それは、直接しゃべることも大切だけれど、お店に置いてあるものや雰囲気も重要なコミュニケーションのひとつだと思う。
そう願って、画集や絵本を並べ、壁面には書(しょ)やレコードジャケットをかけている。
私の勘違い、大きなお世話でなければ良いのだが・・・。
 

■ うれしいお客さん by富良野のオダジー 2007年12月20日(木)

  38,577 byte今日の夕方、フォーラムフラノに来てくれたお客さんから、写真のように「自転車」を2台いただいた。
一昨日も来てくれて、その時はお二人だったが、今日はご家族4人で来てくれた。
両日とも私は応対していないが、一昨日はスタッフのタコちゃんから、「美味しいと言っていただきました」という話は聞いていた。
今日は妻が対応したのだが、帰りぎわ「とても感じの良い店なので、また来ました」と言われ、自転車を手渡されたそうだ。
おそらく、スキーをしにきたご家族だと思うけれど、こういうことは、私たちの励みになるし、うれしい。
いよいよ、来週ぐらいから、スキー場は賑わうだろうが、気合を入れて、お客さんをお迎えしたいと思う。
 

■ 近くの朝日ヶ丘公園 by富良野のオダジー 2007年12月18日(火)

  35,751 byte今日も雪が降っていた。フワフワの雪がいい感じだったので、フォーラムフラノのすぐ近くの公園で写真を撮った。
し〜んとした雰囲気で、けっこう“絵”になるでしょう。
昨年以上に、冬の写真を撮ってみたいと思っているので、ご期待ください。
 

■ フォーラムフラノの新メニュー by富良野のオダジー 2007年12月17日(月)

  38,893 byte今日も雪が降った。除雪はちょっと疲れるが、スキー場にとっては、「ドンドン降れ降れ」だと思う。
岡山からのスキーヤーのご夫婦が食事に来てくれた。「美味しかった」とお褒めの言葉をいただいた。木曜日までいるそうで、また来ると言ってくれた。
夏の観光客の方も有り難いが、冬のスキーヤーの方も有り難い。
もちろん、地元のお客さんも有り難い。昨日、地元の方のパーティーの予約が入った。しっかり、満足していただけるよう、頑張りたい。
メニューもちょっと工夫したもので、通常メニューとは違うものなので、それも楽しみだ。
写真は、冬限定メニューとして考えた「スープラーメン」。カレー味と塩味の2種類で、中にはスープカレーでお馴染みの手作りロールキャベツ、オリジナルソーセージが、ど〜んと入っている。
まだ、出してはいないが、近々出すつもりで試作している。これも、楽しみなのだ。
 

■ ローランド・カーク「ヴォランティアード・スレイヴリー」 by富良野のオダジー 2007年12月16日(日)

  40,780 byte盲目のマルチ・リード奏者ローランド・カークの「ヴォランティアード・スレイヴリー」を聞いた。
先に紹介した中山康樹著「ジャズの名盤入門」で絶賛していたので、ついつい買ってしまったのだ。
ローランド・カークは、『数本のサックスを首にぶら下げ、大柄な体躯に黒眼鏡をかけたいかつい風貌や、鼻でフルートを鳴らしながらスキャットを奏で、時に自ら歌い、手回しサイレンやホイッスルなども手にとり鳴らすといった演奏形態が奇異に受け取られたためか、日本国内では「グロテスク・ジャズ」と紹介されていた時期もある。』とフリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」にも書いてあるように、私は、キワモノとのイメージしかなく、今まで聞かないできた。
言い訳すると、ジョン・コルトレーンやアルバート・アイラー、それに続くフリージャズなど“正統な”キワモノの世界に入ったので、ローランド・カークまで届かなかった。
このCDも出だしを聞いたとき、「あぁ、やっぱり、はずした!」と思った。訳の分からない(元々英語が分からないとも言えるが・・・)歌のような、叫びのようなものが、いきなり出てくる。もちろん、私だって、だてにジャズを30数年聞いている訳ではないので、やろうとしていることはなんとなく分かるが、今の私には大きなお世話だ。「でも、せっかく買ったのだから、もう少し聞こう」と自分に言い聞かせ、続けた。
それが、「なるほど!」と、なるまでに、それほど時間はかからなかった。2曲目ぐらいからウスウス気が付きはじめ、色々な思いが頭に浮かんできた。
「もともとオレの好きなジャズは、人間のエネルギーが強力に発散しているジャズだ」「これはいいかも」「この歳になって、強力なエネルギーに耐えられるだろうか」「なにを言ってるんだ、最近聞きたいジャズの傾向が、だんだんまた過激になっているじゃないか」「そりゃ、ジャズは過激じゃなくちゃ」「今までなら、絶対に手を出さないローランド・カークまで買ったじゃないか」。
最後には、「もう一回テンションをあげて、もっと過激に人生に立ち向かえっ!」にまで飛躍してしまった。
私は、昔からジャズを音楽として楽しむのではなく、思想とか哲学、ものの考え方、つまり「人生」として、聞くクセがある。それで、ジャズを考えていると、生き方にまで、いってしまう。
ローランド・カークを聞いていて、私はここのところ、勘違いしていたのかもしれないと思った。もう歳だからと、逃げていたのではないか(重〜い話になってきた)。もっと、前に向かって、攻め込む気概を持たなくてはダメだ。ん?
続きは、また今度。
 

■ 排雪 by富良野のオダジー 2007年12月16日(日)

  42,309 byte昨日の夕方、排雪をしてくれた。
排雪なんて言葉、雪国の人しか分からないし、もしかしたら、排雪なんて言葉はないかもしれないと、ちょっと調べてみた。

排雪(はいせつ)は、積雪地で除雪や雪下ろしの結果として出てきた雪を、邪魔にならない場所に移すことである。

これなら、誰でも理解できる。
今年は、いつもより、排雪は早いような気がする。でも、年末を前に、駐車場がキレイになるのは、気分もいい。
ちなみに、除雪や排雪をしてもらっている業者の方とは、年契約になっていて、雪が降ると来てくれて、雪が溜まると捨ててくれる。
よく、北海道の冬は除雪が大変と言われるけれど、そんなに高くない料金で業者の方に頼める。
どうしてあまり高くない料金でもやってくれるかというと、除雪の仕事は本業というより、北海道は冬の季節に仕事がなくなるので、機械も働き手も夏と比べて需要がグッと減るからだと思う。
除雪がイヤだから北海道はイヤ、と言っている「移住希望者」がいたら、教えてあげてください。
 

■ 「ピーコ伝」など by富良野のオダジー 2007年12月15日(土)

  53,542 byte私の今の“大きな”のぞみは、ジャズをバックにかけながら、心ゆくまで本を読むことだ。
やろうと思えば、いつでもやれるのだが、優先順位として、もしそんな時間があるのなら、やらなければならない「仕事」は山ほどある。
だから、毎日ちょっとずつジャズを聞いて、ちょっとずつ本を読んでいる。
ジャズは、毎朝だいたい30分ぐらい。まだ誰も来ていない、フォーラムフラノの開店前に朝食を食べるのだが、その時にレコード1枚。
本の場合は、朝食を食べながらジャズを聞きながらと、主にトイレ、そして最近はお風呂。その場所ごとに違う本を読むので、本当にちょっとしか進まない。
今、ジャズを聞きながら読んでいるのは、小川隆夫著の「ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100 」。かけるレコードに関するところを読みながら聞くジャズが楽しい。
トイレでは、雨宮処凛著の「プレカリアート―デジタル日雇い世代の不安な生き方」。いわゆるネットカフェ難民などについて書かれていて、「なるほどなぁ」と言いながら読んでいる。
お風呂では、「ピーコ伝」。たまたま旭川の「ヴィレッジヴァンガード」で売っていたのを衝動買いした。ピーコさんとは、昭和59年(1984年)だから、今から23年前に、「ふらのフラフラコンサート」を開催したときにお世話になった。
このコンサートは当時私と先輩の日里さんで、ミニコミ誌「フロム・ノースランド・ウィズ・ラブ」を発行していて、その流れの中で実現した。出演者は、ピーコさんのほか、おすぎさん、永六輔さん、小室等さん、そして三上寛さんだった。
このコンサートの縁があって、あの頃は、三上寛さんのコンサートやピーコさんと吉行和子さんのトークショーなど、楽しいイベントを色々やらせてもらった。
テレビでピーコさんを見るたびに、その頃のことが浮かんでくる。私が30才そこそこの時であったし、今振り返ると一番楽しい時期だったかもしれない。若いって素晴らしい!
五木寛之著の「人間の関係」は、北海道新聞に広告が載っていたのを見て、これも衝動的に注文してしまった。
昨日、久し振りに集まりがあって、終わってから「炉ばた」(富良野の有名な居酒屋)で飲んだのだが、偶然にも先輩がこの本の話をした。私は、まだ一ページも読んでいないが、先輩と同じ本に魅かれたのは、ちょっとうれしかった。
 

■ 富良野は、シバレました。 by富良野のオダジー 2007年12月13日(木)

  35,174 byte今日は「シバレ」た。朝方にはマイナス10度を超えたようで、今も、マイナスの気配だ。
ここのところ、朝起きるちょっと前に、「あっ、寒い! 毛布はどこだ」と、探すことが多い。おそらく、私は寝相が悪いので、夜中に毛布を蹴飛ばしてしまい、冷え込む朝方に、毛布を探すのだと思う。
今朝も、「あっ、寒い! 毛布はどこだ」と探したら、ちゃんと毛布をかぶっていた。つまり、毛布をかぶってないと思ったほど、今朝は寒かったのだ(あぁ・・・)。
12月9日に、富良野でもお馴染みのフルート奏者・赤木りえさんのコンサートが「ふらの広場」であり、行ってきた。ほかのメンバーは、りえさんによれば、「宮野弘紀岡本博文、という凄腕ギタリストお二方」。
りえさんの演奏は、「あんな華奢なカラダで、どこからあんな力が湧いてくるのだろう?」と感心するほどの迫力あるものだった。これは、いつものことで、演奏するときだけ、何かがとりつくのだろうか?もちろん、何かがとりつくのは演奏だけで、りえさんがスゴイことになる訳ではない。りえさんのチャーミングさは変わらない(チャーミングって死語?)。チャーミングというより、カッコイイ感じかな。
りえさんのおっしゃる通り、ギターの二人は、凄腕だった。
「今回はギターの上手な人が来たんだろうな」と、何の準備もないまま、漠然と聞き始めてしまって、あれよ、あれよ、という間に終わってしまった。
もっと、意識的にというか、「噛み締めて」聞けば良かった。コンサートが終わってから、打ち上げにも参加させてもらったのだが、ここでも演奏の余韻を楽しむより、話に入ってしまった。私としては、お酒もはずみ、楽しかったのだが、もっとちゃんと三人の方の話を聞けば良かったと、反省している。
最近はどうも、「流される」感じになる。折角のチャンスなのだから、もっと貪欲にならないとダメだ。
歳を取るということは、「鈍感」になるということだ。物理的に歳を取るのは仕方がないが、気持ちは、感覚は、歳を取らないようにしなければならない。
なんだか、こんな結論でイイのでしょうか?
写真は、さっき「麓郷の森」で撮影したものだ。昨年もワイワイ日記で紹介したが、「シロハラゴジュウカラ」だ。
麓郷の森で耳を澄ますと、「チュッチュ ビービー」「コン コン コン」と聞こえた。前のはシロハラゴジュウカラの鳴き声で、後のはアカゲラの木を突っつく音だと思う。
 

■ “直筆”鳴雪「一字書」額 by富良野のオダジー 2007年12月08日(土)

  75,751 byte麓郷の森「鳴雪・書Tシャツ」でおなじみの村田鳴雪(私の叔父)にまた無理を言って、書Tシャツと同じ「一字書」を色紙に書いてもらった。
その作品を、私の父に作ってもらった木製の額に入れて、“直筆”鳴雪「一字書」額として、商品化した。
複製ではなく、「本物」なので、作品点数もあまりない、貴重品です。
大切な人への贈り物などとして、ご活用下さい。
 

■ トミー・フラナガン「ブルース・イン・ザ・クローゼット」 by富良野のオダジー 2007年12月07日(金)

  32,222 byte最近、ジャズづいている。
夏は忙しく、ジャズを聞く時間もなかった。とは言っても、今もそれほどジャズを聞ける時間があるわけではない。でも、ちょっと聞くだけで、夏の何倍分も心に響いてくる。ジャズは、冬に合うのかもしれない。
窓越しに空から降ってくる雪を眺めながら、ちょっと苦いコーヒーを飲みながら、なんとなく人生を考えながら、ジャズを聞く。
今日も紹介するのは、ピアノのトミー・フラナガン。でも、このCDを買ったのは、ドラムがトニー・ウィリアムスだったから(もちろん、トミー・フラナガンも好きだけど)。
とにかく、トニー・ウィリアムスは凄い。特に、ザ・グレイト・ジャズ・トリオでトニー・ウィリアムスが入っているのは何枚ある知らないが、全部ほしい(4、5枚は持っているが)。
この「ブルース・イン・ザ・クローゼット」も良かった! 
最近買うCDは、けっこう“当たり”が多い。これも、冬のせいだべか。
 


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