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今朝、ちょっと時間があったので、ジャズを聞こうと思った。 何を聞いたらよいか、迷ったが、ピアノにするのはすぐ決まった。 さあ、誰を聞こうか。レコードを探しているうちに出てきたのが、ボビー・エンリケスの「リカード」。 ジャケットは見覚えあるが、おそらく、十年単位で聞いていないはずだ。どんなピアニストなのかも、まったく記憶がない。自分で買ったのかさえ、定かではない。 まあ、レコードをターンテーブルに乗せ、針を下ろした。これが、意外とイイ! ノリノリのピアノなのだ。 私はどちらかと言うと、精神性の高いジャズ(いわゆるみんなが敬遠するジャズ)が好きなのと、そういうジャズがジャズだと、思い込んだ時期が長かったので、このエンリケスのピアノを当時(1982年)聞いたときに、あまり評価しなかったのかもしれない。 選曲も、ボサ・ノヴァやマスカレード、チェロキーなどなかなか良いが、ただ、ベースがウッドベースでないのが、ちょっと気に食わなかった。 インターネットで調べてみると、なんかすごいタイトル「野人の凱旋」というCDで、私の好きなウッドベースのレイ・ブラウン、ドラマーのアル・フォスターとやっているのを見つけた。これは、聞いてみたいと思ったが、廃盤だ。そのうち、どこかで探してみようと思う。ちなみに、このリカードも手に入れるのは、難しいかもしれない。 ボビー・エンリケスについて。 1943年に、フィリピンのネグロス島のバコロットで生まれる。一歳半からピアノを弾き始めたが、独学だそうだ。 マニラで活動し、ハワイのクラブに出演しているところをアルトサックスのリッチー・コール(私は名前しか知らないが)に発見され、その後GNPレコードのジーン・ノーマンのメガネにかない、リーダー・アルバムを吹き込む。
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