■ 三日続けての雪 by富良野のオダジー 2009年03月08日(日)

  40,973 byte一昨日、すごく重〜い雪(水分の多い雪)が降った。案の定、昨日の朝はそれが寒さで固まって、重くて硬い雪になり、除雪が大変だった。
除雪も束の間、昨日の午後からまた雪が降り出して、今朝は写真のように、かなり積もった。
いつもは、10時過ぎに来る除雪車が、今朝はどういう訳か、9時前に着いたときは、もう終わりそうになっていた。
雪の降った朝は、ベランダの雪とテラスの屋根の雪を駐車場に下ろす。それを積もった雪と一緒に除雪車がガァーッと片付けてくれる。
それなのに・・・。
隣に移った除雪車の人に、「すいませんけど、そっちが終わったら、もう一度うちのをやってください」と、頼んだ。
慌てて、ベランダの雪を下ろし、コートとジャケットを脱ぎ捨て、スコップを持って、テラスの屋根へ。
あ〜、疲れた。
でも、きれいになって、良かった!
 

■ 農楽舎(のらや)の徳弘さん続編 by富良野のオダジー 2009年03月05日(木)

  30,910 byte昨日、フォーラムフラノが定休日だったので、午後に農楽舎(のらや)の徳弘さんを訪ねた。
どんな鶏を飼っているのか、興味もあったし、もう少しお話も聞きたかった。
地図を頼りに車を走らせていたら、いきなり「農楽舎」の看板が目に入った。地図によると、まだまだ先なので、半信半疑で車を入れた。
徳弘さんは、すぐ出てきてくれた。
地図の場所は、以前住んでいたところで、最近家を建てて、今はここに住んでいると言う。
実は、この家なら、ちょっと前に見たことがあった。この辺(中富良野町吉井)は富良野の市街地からすぐ近くなのに、人里離れた雰囲気があって、気に入っていた。中富良野に用事があったとき、遠回りして、たまたま通りがかったのだ。
その時は、「随分、アカヌケタ家だなぁ」と思った。
自宅も、納屋も、ご覧の通り、木材を使っている。この木材は、富良野でもいたるところで見られる「カラマツ(唐松、落葉松)」。
カラマツは、北海道では明治以降大量に植林された人工林で、ヤニが多く、乾燥によりねじれが生じるので、あまり良質の木材ではなかった。
だが、今は加工技術なども進歩し、北海道を代表する木として注目もされている。
それと、以前、ワイワイ日記で紹介した大西大工さんが、建築に関わったそうで、驚いた。“縁”とは、すごいものだ。
鶏のことである。
てっきり、白い鶏かと思っていたら、茶色い鶏だった。白く大きい鶏は、オスだそうで、一グループ約70羽に対して2羽。
卵を産む場所がだいたい決まっているとか、あんまり明る過ぎるのはダメだとか、色々教えてもらった。
私の感想を一言でいうと、「ここなら、美味い卵が出来そうだ」だった。イメージしていた感じと全然違っていた。
私のように、富良野に住んでいても、鶏のことは何も知らない。卵はスーパーで買うものと思っていた。
認識を改めますので、徳弘さん、よろしくお願いします。
鶏小屋の前で、番兵しているワンちゃんは、主にキツネ対策だそうだ。
 

■ 「Highlights from the Plugged Nickel」 by富良野のオダジー 2009年03月01日(日)

  39,492 byte今朝、フッと思ったことがある。
「チェンジ!」と小沢さんが言ったり、「We can change!」とオバマさんが力説したりで、私も「やっぱ、変らなきゃねぇ〜」と思っていた。
それは、変える、変わることで、「悪いこと」を良くする、良くなるようなイメージでとらえていた。
おそらく、みんなもそうだと思う。(みんなって、誰だ?)
ここからが、フッと思ったことなのだが、チェンジとは、自分が信じてきたもの、培ってきた価値観など、「良いこと」と思ってきたことを変えることかもしれないと。
例えば、「稼ぐに追いつく貧乏なし(古いっ!)」みたいな感覚で、とにかく自分を痛めつけてでも、朝から晩まで、一生懸命働かないと人間はダメだ。辛い仕事を成し遂げてこそ、明るい未来が開ける。などと思うのは、良いことだと思うが、一方で「ワークシェアリング」の発想が浮かんだ。
実は、今朝の新聞でワークシェアリングを目にしたのが、フッと思ったキッカケなのだ。
私は商売をやっているので、「がむしゃらでも、なんでも、頑張って働いて、人より多い収入を得ている人はエライ!」と心底思っている。「稼ぐに追いつく貧乏なし」は良い諺だ。でも、ワークシェアリングの発想にも強く惹かれる。
その一つの原因は分かっている。
何ヶ月か前に見たテレビが原因だ。おそらく北欧の国だったと思う。スウェーデンか?
仕事をみんなで分け合って、ゆとりのある生活を送っていた。この前提には、低価格の生活インフラの整備があり、福祉や教育の充実がなければならない。ワークシェアリングで、収入が減って、生活が苦しくなるとしたら、やっぱり、「自分だけ」になってしまう。
もちろん私は、一生懸命働くことを否定するわけではない。でも、100年に一度と言われる国際的な経済危機を今まさに経験しているのだから、今までとは違う、これからの日本の新しいあり方を真剣に考えなくてはならない。(けっこう、マジです)
そのためには、まず、自分を変えなくては!
写真は、ワークシェアリングにも、経済危機にも関係ない、マイルス・デイビスの「Highlights from the Plugged Nickel」
最近マイルスづいていた私は、CDを10枚以上買ってしまったが(輸入盤だと価格が安い!)、その中での一番のお気に入り。
他のCDは、ジャケットを見ると、なんとなく知っているが、このCDはまったく知らなかった。「どうせ、聞かないだろうなぁ」と、“ダメモト”で注文したものだ。
1965年12月22日・23日の二日間、シカゴで演奏されたライブ盤。Complete盤だと、8枚組で全33曲らしい。私のは、そのベスト盤かもしれないし、適当に6曲選びました盤かもしれない。
メンバーは、トランペットのマイルス、テナーサックスのウェイン・ショーター、ピアノのハービー・ハンコック、ベースのロン・カーター、そして私の大好きなドラマーのトニー・ウィリアムス。
このCD、簡単に言うと、カッコイイ。
「オレたち、最先端のジャズをやっているのよ」というテンションが伝わってくる。
実は、私はこういう感じのジャズは、ずっと遠ざけていた。どうも好きになれなかった。それは今も変わらないけれど、この時期の、この5人の、この演奏は別格だ。これはかなりの収穫だった。
「こういう感じのジャズ」とは、どういうジャズかは、また違う機会に書く。(何回も聞いて、ちゃんと考えないと書けない)
 

■ 猫の抱擁 by富良野のオダジー 2009年02月27日(金)

  49,473 byteまぁ、驚いた。
先輩に会いに、工場にお邪魔したら、猫が抱き合って、寝ているではないか。
私はこんな猫たちを生まれて初めて見た。
「これって、普通なの?」と、先輩に聞いたら、「けっこう、こうなってる」と、事も無げに言う。
「これって、オスとメス?」と、続けると、「いや、オス同士だ」。
「仲のイイ猫でしょ?」
「もの凄く、こいつら仲が良い」
ちょうど、デジカメを車に積んでいたので、車までわざわざ取りにいって、写させてもらった。
私は犬も猫も飼ったことがないので、分からないが、仲のイイ猫たちって、みんなこんな風に昼寝するのだろうか。
今日は、思いがけず、ほほえましい光景に出会えて、ラッキーだった。
 

■ 農楽舎(のらや)の徳弘さん by富良野のオダジー 2009年02月26日(木)

  59,647 byte昨日、『小田島様 はじめまして。突然のメールで失礼致します。中富良野町の徳弘英郎と申します。町内で農家をしています。所謂「新規就農」で、今年で独立して9年目を迎えます。』と、始まるメールを頂いた。
徳弘さんは、神奈川県出身で1970年生まれの38歳。2町(ha)の畑を持っていて、採卵用の平飼い鶏を200羽飼っている。
「食べてくれる方々とのつながりをしっかりとしたい」「次の世代に残せる畑づくり」「自分で美味しいと思えるものをつくり、その延長で食べてくれる人とつながりたい」という“哲学”のもとで農業経営をしている。
主な用件は、卵をフォーラムフラノや麓郷の森で使えないかということだった。
平飼い鶏の卵とは、どんな卵で、どんな味がするのか、私も興味がわく。
いつでも来て下さい、とメールを返信した。
早速今日、その卵を持って、フォーラムフラノに来てくれた。
なんの違和感もなく(徳弘さんは分からないが・・・)、一時間以上お話させて頂いた。いつもながら、私は質問攻め。次から次に質問した。
平飼いのこと、有精卵・無精卵のこと、餌のこと、鶏の寿命のこと、黄身の色のこと・・・。
ゆで卵にして、味見をしてみた。
まろやか、クリーミー、そんな言葉が浮かんだ。
折角美味しい卵なので、その美味しさを最大限活かせる料理に使えたらと思って、頭をめぐらせた。(無い頭を!)
やっぱり、デザートに使うのがいいかも・・・。
卵以外にも、鶏燻製、ズッキーニ、私の知らない品種のとうもろこしなど、一度食べてみたいものがまだまだいっぱいある。
ご迷惑でなければ、長〜いお付き合いをさせて頂きたい。
 

■ 熱気球 by富良野のオダジー 2009年02月23日(月)

  20,972 byte今朝は、久し振りの快晴。
気分も軽やかに、車に乗り込む。
ちょっと走ると、熱気球が浮かんでいるのが見えた。
1月にも紹介した、あの熱気球。
私の自宅から、5キロぐらいのところに、熱気球を上げる基地がある。基地といっても、畑の中。
十勝岳をバックにゆうゆうと漂っているのを目にすると、ついつい見とれてしまう。
自分のすぐ近くで、自分とは全然違う、別世界の体験をしている人がいる。そう思うと、なんか、不思議な気がする。
「あっちの人とこっちの人」みたいな感覚か?

インフォメーションです。(ちょっと、調べた)
熱気球フリーフライト
『冬にしかできない季節限定プログラム。地上から切り離された熱気球での遊覧飛行です。風の向きに合わせて高度100m以上の大空を自由に舞う有様はまさに空中散歩!』
期間/12月15日〜3月31日
時間/6:00〜8:00発(全てのホテル発時刻)
フライト時間/約20分
詳しくは、ホームページまで。
 

■ 大雪その2 by富良野のオダジー 2009年02月21日(土)

  68,093 byte息子を旭川空港に迎えに行った。
雪はそんなにひどくなかったのに、1時間遅れた。
意外と雪に弱いのかもしれない。(雪のせいで遅れたのかは、知らないが・・・)
まっすぐフォーラムフラノに戻り、遅くなってしまった昼食を取った。
午前中に、「麓郷の森」の雪もすごいことになっていると、聞かされていたので、息子と一緒に麓郷に向かった。
写真は、風力発電のある「五郎3番目の家」の雪下ろしをしている息子。
もちろん、私も一緒にやったよ。
あ〜、疲れたよぉ〜。
 

■ 大雪その1 by富良野のオダジー 2009年02月21日(土)

  33,891 byte昨日、息子が乗った羽田から千歳に向かう飛行機が、雪のため千歳に降りられず、羽田に戻った。
羽田から息子が携帯電話で、「今日はもう飛ばないようで、明日の便に変更するのに、もの凄い人が並んでいる。何時間かかるか分からないし、待っている間に満席になったら困るから、インターネットで予約して・・・」と、言ってきた。
パソコンで仕事をしていたので、すぐ、JALのサイトにアクセスした。
すでに、午前中は満席で、もう夕方の5時以降しか空いていない。慌てて、予約をして、息子に連絡した。
よく聞くと、今春入社する会社の集まりに出席できなくなったので、一度富良野に来ると言う。
富良野に来るのなら、旭川空港の方が便利。払い戻しをさせて、インターネットで、予約を旭川行きに変更した。
そこに落ち着くまでに、息子と何回もやりとりがあった。
昨日の、“バタバタ”のひとつに、このいきさつもあった。
で、大雪は千歳空港だけではなく、北海道全体だったようで、富良野も大雪。
写真は、自宅向かいの父の建具工場。雪だらけ!
 

■ ベルギービール・オーストラリアビール by富良野のオダジー 2009年02月20日(金)

  44,424 byteバタバタしていて、ワイワイ日記の更新が出来なかった。
バタバタしていると、ただバタバタしているだけで、結局、何もやっていない。
これって、一日が終わっても、なんの爽快感もなく、ただモヤモヤして、気持ちが悪い。
なんで、バタバタしてるのだろう?
今日から、フォーラムフラノのビールの種類を三種類増やした。
ベルギービールの「シメイ レッド」「デュベル」、オーストラリアの「VB(ヴィクトリア・ビター)」。
なんか、カウンターに置くだけで嬉しい。
その国の“文化”が見えるような気がする。
どのビールもまだ飲んでないので、毎日1本ずつ味見をしようと思う。
ちょっとした、国際交流だ。(なんのこっちゃ)
ビールを飲んで、少し落ち着こう。
 

■ 今シーズン二度目の排雪(はいせつ) by富良野のオダジー 2009年02月16日(月)

  49,045 byte今年は、暖冬小雪(だんとうしょうせつ、と読むと思う)で、あんまり雪が降っていないよう気がしていたが、フォーラムフラノの駐車場には、山になるほど雪が溜まった。
雪がなければ、車5台は停められるのに、2、3台しか停められずにいた。
今朝、やっと、排雪してくれた。
いつもの除雪車と雪を積んで捨てるトラックの2台で作業をしていたが、トラックの荷台は3回満杯になった。見た目より、ずっと、雪が多かった。
なんか、心まで、すっきりした感じになった。
 


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