■ ジェットコースターの路 byオダジー 2007年05月20日(日)

  52,404 byte今日の富良野は、さわやかに晴れ上がった。
一昨日から富良野に来ていた姉夫婦が、今日東京に戻った。久し振りの帰省に両親は大喜びで歓迎していた。私も、その「お裾分け」で美味しいものを色々と食べた。
一昨日のワイワイ日記にも書いたが、旭川空港に迎えに行った時と同じように、「ジェットコースターの路」を通って、送ってきた。
写真は、そのジェットコースターの路。どうでしょうか?
けっこう、圧巻でしょう。
この路の両側の景色も素晴らしく、四季を通して、堪能できます。冬は、一部不通になります。
 

■ 「ジャズ・アット・マッセイ・ホール~フロム・オリジナル・レコーディングス」 byオダジー 2007年05月19日(土)

  53,801 byte昨日のベニー・カーターの話の続きみたいになるが、「ジャズ・アット・マッセイ・ホール~フロム・オリジナル・レコーディングス」も、知ってはいたが、“ちゃんと”聞いていなかった種類のCDだ。
1953年録音のこのCDも廉価版でなんと! 1,000円。ビクターから発売されている。おそらく、1,000円シリーズにリストアップされていなければ、このCDは一生聞くことはなかったと思う。
偉そうに言うと、常々、私は出会うものは、すべて「縁」だと思っている。人だって、美味しい食べ物だって、アートだって、ジャズだって。
「ジャズ・アット・マッセイ・ホール~フロム・オリジナル・レコーディングス」とは縁があったのだ。廉価版ということはあくまでもキッカケであって、出会うべくして、出会っているのだ。ああ、有難い!
かけた瞬間から、「おののいた」(漢字は戦いた、慄いた、どちらでも良いみたいだ)。チャーリー・パーカーのアルト・サックスの音にまず驚いた。ディジー・ガレスピーのトランペットの音が輝いている。
リズムセクションがまた凄い! ピアノがバド・パウエル、ベースがチャーリー・ミンガス、ドラムがマックス・ローチ。一曲目のマックス・ローチのドラムソロで、私は完全にノックアウトされた。
ジャズファンなら、先刻承知のスケの、有名なCDなので、「なにを今更」と軽蔑の目で見ると思うけれど、縁がなければ、目の前にあっても気付かないのだ。いや、聞いていても気付かないのだ。
写真は、むぎ焼酎「いいちこ」のポスター風に撮ってみました。真ん中の下のほうに、CDが写っている。
目の前の山の風景を見ながら聞くジャズは、やはり心に染みるのでしょうか?
 

■ ベニー・カーター「スインギン・ザ・トゥエンティーズ」 byオダジー 2007年05月18日(金)

  90,367 byte私の姉夫婦が富良野に来ることになり、今日、旭川空港まで迎えに行った。
旭川空港までは、冬にも紹介したが、「ジェットコースターの路」をいつも通る。この道は、地図に真っ直ぐ線を引いて、そのまま真っ直ぐな道を作りました、といういかにも北海道ならではの道だ。
そこを車で走りながら、アルト・サックスのベニー・カーターの「スインギン・ザ・トゥエンティーズ」を聞いた。
これがイイ。1958年録音で、「1920年代にヒットした名曲をモダンでスインギーなスタイルのジャズとして甦らせた」CDだ。
ベニー・カーターの名前はもちろん知っているが、“ちゃんと”聞いたことがなかった。
おそらく、全盛期といわれる時期はもっと前で、ベニー・カーターのベスト盤はこれだ、みたいなCDは他にあるだろうが、このCDの演奏を聞いていると、私の好きなアルトサックス、例えばアート・ペッパーなんかも、影響を受けているだろうなと思った。
ベニー・カーターを聞いていると、長い歴史があってはじめて、私の好きなジャズが出来上がったということが分かる。
モダンジャズの前に活躍した、コールマン・ホーキンス、レスター・ヤング、ベン・ウェブスターはもとより、名前だけは知っているがあまり聞いたことがない古いミュージシャンをちゃんと聞きたくなった。
このCDは、ユニバーサルクラシックが発売している1,100円シリーズのものだ。値段につられて買ってしまったのだが、大当たりだった。こういうCDに当たると、また色々欲しくなる。
特に最近は、このような廉価版が各社から沢山出ているので、あれも、これも、と迷ってしまう。
写真の桜の木は、旭川空港に迎えに行く途中にちょっと立ち寄った、龍さんの家のすぐ手前に咲いていたものだ。
今年は桜を色々見たが、白樺と桜の組み合わせは気に入っていたので、ついついシャッターを切ってしまった。
 

■ 麓郷街道の桜並木 byオダジー 2007年05月17日(木)

  88,531 byte「麓郷の森」へ行く途中、麓郷街道の道路沿いに桜並木がある。この時期、通るたびに私の目を楽しませてくれる。
「北の国から」のロケ地が麓郷地区に沢山あるが、ロケ地を訪れる観光客の方も喜んでいると思う。
この麓郷街道は、秋の紅葉、冬の雪景色もとても綺麗なので、季節ごとにこれからご紹介します。
お楽しみに!
 

■ 美瑛のショットバー「HERMIT」 byオダジー 2007年05月16日(水)

  34,018 byte昨日、フォーラムフラノを締めてから、ゆきえ(妻)と二人で美瑛に向かった。
目的の場所は、ショットバー「HERMIT」。
HERMITって? 意味をちょっと調べてみた。
隠者(いんじゃ)、隠遁者(いんとんしゃ)、世捨て人(よすてびと)とある。
着いた店は、道から少し奥まったところにあった。正にHERMITの名に相応しい、HERMITがやっている店、そんな感じだった。
初対面のオーナー・荒井啓史さんを勝手に想像していた。カクテル作りの名人と聞いていたから、尚更かもしれないが、気難しくて、無口で、良く言えばスマートな職人、悪く言えばこちらの方言「いいふりこきのがんべたかり」の人。
「いいふりこきのがんべたかり」を説明するのは難しい。まぁ、簡単に言うと、「カッコはつけているが、サマになっていない、センスの悪い奴」ぐらいな意味かな?
しかしである、荒井さんは私が想像していた人とは違っていた(違っていたから、書けるのだが・・・)。
そんなにべらべらしゃべらないが、気さくで、親しみやすい感じだった。カウンター越しに仕事振りを見ていたが、荒井さんは仕事にこだわってはいるが、それを人に押し付けないタイプの人だと思った(私の人物評はけっこう当たる。と思う)。
まず私は、「荒井さんのおすすめのカクテルをお願いします」と頼んだ。そして、出てきたのが「ジン・トニック」。
「カクテルの基本はジン・トニックです。ジン・トニックを美味しく作れるかどうかが、カクテルのすべてなんです」なんて、事もなげに言う。カッコイイ!
カクテルのことなんて何も知らないくせに、納得顔でうなずいて、「えェ〜と、それは、食堂に行って、味噌汁が美味しければ、だいたい何でも美味しいということと、同じですよね」と私。
一瞬、荒井さんは?マークを出したが、「そ、そうですね」と、どこまでも優しい。
あっ、そうだ。私たちがどうして夜遅く、なおかつ疲れてもいるのに、HERMITに行ったかを説明します(どっちでもいいか?)。
フォーラムフラノで働いてくれている「タコちゃん」が、カクテルを習いがてら、週に何回かHERMITを手伝っている。
実は、昨日、私のいないときに、荒井さんがフォーラムフラノに来てくれた。その話をタコちゃんから聞いた時、一度HERMITに行ってみたいと私が言ったら、ちょうど夜に手伝いに行くという。「じゃ行こうか!」ということになった。
フォーラムフラノでも、近々メニューとして、カクテルを出そうとタコちゃんと相談している。これも、乞うご期待なのだ。
ちなみに、昨日、HERMITで龍さんご夫婦も、合流してくれた。龍さんとの話も面白かったが、それはまた後で・・・。
 

■ 桜の花が満開! byオダジー 2007年05月15日(火)

  67,753 byte富良野の桜も、満開だ。
写真は、フォーラムフラノのすぐ近く「なまこ山」を空知川の土手から撮ったものだ。
どうでしょうか、沢山の桜が咲き誇っているでしょう。
私たちの子供の頃は、「花見」が年中行事の重要な位置を占めていた。
みんな桜の花の下に、ゴザを敷いて、ジンギスカン鍋を囲んで大騒ぎをしていた。
今も、盛り上っている人はいるでしょうが、昔のような感じはない。
あの頃からみたら今の方が、色々な意味で豊かなはずなのに、逆に花見をする余裕がなくなっているように思う。
昔は楽しみが少なかったからとも言えるが、ちょっと寂しい気がする。なんて書いている私も、少なくても20年は花見をしていない。ああ、忙しい!
 

■ 50の手習い? byオダジー 2007年05月14日(月)

  52,384 byteイー・ショップふらのの「新着情報」を更新するのに、ついに「HTML」(Webページを記述するためのマークアップ言語)を勉強することにした。
勉強すると言ったって、ほんの少し、この新着情報を更新する知識だけで良い。
今までは、デザイナーの高橋さんに全部やってもらっていたが、毎日の更新は自分でやりたいと思った。
どうして、そう思ったかというと、ホームページは頻繁に更新しないと、ヤフーやグーグルなどの検索エンジンが拾ってくれないからだ。
検索エンジンに色々なキーワードで、なるべく多く顔を出すことが、ホームページを多く見てもらうための絶対条件なのだ。
それに、折角、「オダジーのワイワイ日記」でこうやって頻繁に更新する「クセ」がついたので、このクセをイー・ショップふらのの新着情報にも活用したい。
ホームページの基本は、更新だ! 頑張ろう!
写真は、我が親父の工場の機械だ。83歳になる親父がほぼ毎日、ここで作業をしている。
私のために、額やら、椅子やら、テーブルやらを作ったり、直したりしている。
今年は、私もちょこちょこ「工作」している。レストランや、ショップには、簡単な箱や棚がけっこう必要なのだ。私の作るものは、ただ切って、釘でとめる程度のものだが。
先ほどの「HTML」と同様に、全部を「人頼み」にしないで、自分でもやってみようと思う。
幸いにも、親父が私の先生になってくれる。まず、基本的な機械の使い方をちゃんと習おうと思う。
意外と、はまったりして・・・。
 

■ 「ヒッコリー・ハウスのユタ・ヒップ Vol.1」 byオダジー 2007年05月12日(土)

  39,915 byteおやじギャグを探している。
な〜んでか?(堺すすむ?)というと、面白いからである。おやじギャグはウケないのが前提だから、安心して連発できる。
もし、ウケたら、笑った方も、言った方も恥ずかしい。笑った方は恥ずかしさあまり、言った人を馬鹿にして、「いやだ〜、くだらい」のリアクションをする。必ず、する。これが面白い。おやじギャグの醍醐味である。
私が常々使っている古典的なおやじギャグを紹介すると、「そうか。そうか、草加せんべい」、「さすが! さすが八郎(春日八郎)」、「なんのそのまり(なんのその、にまりをくっつけた。園まりは歌手)」。
最近私が考えたのは、車庫の話をしていたときに言った「車庫の海岸物語(チャコの海岸物語)」、朝寝坊をしたときに照れながら言った「お寝坊化粧品(カネボウ化粧品)」。
どうでしょうか。おやじギャグを募集していますのでメール下さい。
今日のレコードは、ピアノのユタ・ヒップの「ヒッコリー・ハウスのユタ・ヒップ Vol.1」
特に、私は「ディア・オールド・ストックホルム」が大好きだ。この曲は、色々なミュージシャンが演奏していて、曲そのものもいいのだが、ユタ・ヒップの悲しくて、憂いのあるピアノも是非聞いてほしい。
朝聞くのは、どうかと思ったが、聞いてしまった。
 

■ 鳴雪「一字書」Tシャツのホームページ byオダジー 2007年05月11日(金)

  32,230 byte「イー・ショップふらの」に新しく増えた7種類の鳴雪「一字書」Tシャツをアップした。
Tシャツをデジカメで撮っても、実物の色がそのまま伝わらないので、今までの5種類はイラストで紹介していた。
もちろん、イラストの色も実物と比べたら違うが、ニュアンスはイラストの方が伝わると思った。
そもそも、パソコンのモニターで見る色がそのパソコンによってそれぞれ違うのだから、正確な色を伝えるのは不可能なのだ。
それで、今回の更新に当たって、イラストとデジカメの写真の両方を載せることにした。今日現在は、イラストだけだけれど、近々写真もアップする。
今日の朝、Tシャツをデジカメで撮影した。写真は、その時の光の状況などにより、色が微妙に変わるし、元々写りづらい色もある。
それで、私なりにパソコン上で色の調整をした。先にも書いたように、見る人のパソコンのモニターによっても違うが、少なくても自分のパソコン上では、かなり実物に近づいたと思う。
お買い上げになる方は、多少色のイメージが違っても、寛大な心で、お許しを願いたいと思います。
白い紙を買ってきて、Tシャツをその上に一枚一枚並べ撮影し、その後パソコンで色調整。一人でやるには、けっこう、大変だったのだ。シワも寄っていたり、少し曲がっていたり、問題もあるが、そこは寛大な・・・。
 

■ アール・クルー「フィンガー・ペインティング」 byオダジー 2007年05月10日(木)

  65,483 byteアッという間にもう、木曜日。時間の経つのがやたらに早い。
月曜日の夜に、「勝手に私のベスト5!」を放送してから、もう三日も経ってしまった。その日のテーマは、「オダジーの“禅”の話を聞きながら聴くジャズピアノベスト5!」だった。
なぜ禅なのか。それは、たまたま前の放送で「眼横鼻直」の話をしたのだが、道元の言葉だったか空海のだったか、分からなくなった。くやしくて、すぐインターネットで調べた。折角、調べたのだから、今回のベスト5はその話をしようと決めた。
空海ではなく、やはり道元だった。正確には、道元は「眼横鼻直空手還郷(がんのうびちょくくうしゅかんごう)」と言った。 経典や仏像などは持ち帰らずに、ただ一つ 「目は横に、鼻は縦についていることがわかって、空手で帰ってきた」という意味の言葉。
禅の場合、いや禅に限らず、宗教の教えは、この「あたりまえのこと」を説いたものが多い。あたりまえのことを、あたりまえにやれたら良いと思っていても、ついつい変なことをやってしまう。欲とか、煩悩が、あたりまえのことを妨げるのだ。
もう、20年以上前になるが、仲間数人と法華経の勉強会をしていたことがある。教えてくださったのは、富良野にある日蓮宗のお寺「本要寺」の先代の斉藤文承住職。紀野一義さんが書いた「法華経の風光」がテキストだった。
「眼横鼻直」の話も、おそらく斉藤先生に教えてもらったのだと思う。他に、「竹の声に道を悟り、桃の花に心を明らむ」というのも印象に残った。
これは、香厳智閑(きょうげんちかん)禅師が庭の掃除をしている時に、瓦のかけらが竹にあたってその音によって悟りを得たというお話と、霊雲志勤(れいうんしごん)禅師がまわりに咲き乱れた桃の花を眼にして悟りを開いたというお話で、話を聞いた時にその映像がイメージでき、ずっと憶えていた。
まあ、禅の話は、これぐらいにして、朝に何を聞こうかと思って、選んだのがギターのアール・クルーの「フィンガー・ペインティング」
このレコードは、プレーヤーにかけた回数だと、おそらく上位は間違いない。どんなシチュエーションでもいけるが、天気の良い、さわやかな朝に聞くのは、最高だ。心が晴々します。
 


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