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富良野は、台風一過のような、昨日の大荒れの天気がウソのような、穏やかな朝です。気温も暖かく、道路の雪もとけていた。 今日の一枚は、迷わず私の大好きなピアニスト、ウイントン・ケリーのアルバム「ケリー・ブルー」。 なにしろ、このレコードには、あの有名な「SOFYLY, AS IN A MORNING SUNRISE (朝日のようにさわやかに)」が入っている。この曲は、色々なジャズメンが演奏していて、私がやっているラジオ番組「勝手に私のベスト5!」でも、「ジャズスタンダードの名曲・朝日のようにさわやかにベスト5!」というタイトルで放送したことがある。 ウイントン・ケリーの他は、モダン・ジャズ・カルテット、アート・ペッパー、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーンで、どれも素晴らしい。みんなが親しめるメロディーに、ジャズの名手がそれぞれ趣向を凝らして演奏する、ジャズの醍醐味である。 ウイントン・ケリーは、私にとって、ジャズピアノ=ウイントン・ケリーという感じで、ジャズピアノといえば、真っ先にウイントン・ケリーが浮かぶ。いいアルバムもいっぱいある。「枯葉」「ケリー・アット・ミドナイト」・・・、あげればきりがない。 ウイントン・ケリーのピアノは、そんなに流暢ではないが、指が引っかかるような、ゴツゴツした音で、「こぶし」をまわすような感じが、たまらない。正に、ジャズピアノの中のジャズピアノだと思う。 天気もいいし、ウイントン・ケリーも聞けたし、今日はいい気分で一日過ごせそうだ。やはり、「春近し!」という雰囲気が気持ちをやわらげてくれるのでしょう。 |
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