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今日の富良野は、荒れています。雪はパラパラだけど、風が強い。今年は、ほとんど悪天候がなく助かっていたのだが・・・。 3年前の12月に、「麓郷の森」を目の前にして、農道に閉じ込められたことがあった。農道に入る手前の道路までは、そんなにひどい状況ではなかったので、進んでしまった。 見た目は、大丈夫そうに見えたけど、道路に吹き寄せられた雪にタイヤがはまった。前後に車を動かしながら、なんとか脱出しようとしているうちに、雪と風が強くなり、1センチも動けなくなった。 見る見る車は雪に覆われ、ドアの開け閉めもままならないぐらいだった。「万事休す」のフレーズが浮かんだ。手の打ちようがない。車をそのままにして、離れるわけにもいかない。運を天に任すしか方法はなかった。生命の危険さえ感じた。正直、神様仏様に念じた。 それが効いたわけではないと思うが、「地獄で仏」(私の大好きな言葉だ)。近くの農家の方がトラクターで雪を掻き分け、こちらに向かってきた。その後、市役所の大きな除雪車も来て、事なきを得た。 冬の富良野は、ちょっとした油断が大変なことになるが、こんな極端な状況は一年間を通して、何日かしかないので、注意をしていれば、恐れることはない。と思う。 写真は、フォーラムフラノの2Fの「ご自由にご覧下さい」コーナーです。今日、『アート・ギャラリー「現代世界の芸術」ジャケット版全21巻』を持ってきた。これは、1985年に発売になると同時に買い出したもので、かなり思い切って決断した。こういう全集って、結局買うことに意義があって、見ない、読まないのが、「相場」と決まっている。 私も全部ちゃんと目を通したわけではないが、気になったときに、ちょこちょこ見ていた。これからは、ここにあるので、時間の空いたときに、いつでも見れるのでうれしい。 フォーラムフラノに来たお客さんも、「あらっ、クリムトって、どんな絵描いていたっけ」などと言って、気軽に見てほしい。 ジャズがあって、写真があって、書があって、画集があって、ちょっとアートの匂いのする空間をお客さんに楽しんでもらいたい。 |
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