■ 、『アート・ギャラリー「現代世界の芸術」ジャケット版全21巻』 byオダジー 2007年03月05日(月)

  69,093 byte今日の富良野は、荒れています。雪はパラパラだけど、風が強い。今年は、ほとんど悪天候がなく助かっていたのだが・・・。
3年前の12月に、「麓郷の森」を目の前にして、農道に閉じ込められたことがあった。農道に入る手前の道路までは、そんなにひどい状況ではなかったので、進んでしまった。
見た目は、大丈夫そうに見えたけど、道路に吹き寄せられた雪にタイヤがはまった。前後に車を動かしながら、なんとか脱出しようとしているうちに、雪と風が強くなり、1センチも動けなくなった。
見る見る車は雪に覆われ、ドアの開け閉めもままならないぐらいだった。「万事休す」のフレーズが浮かんだ。手の打ちようがない。車をそのままにして、離れるわけにもいかない。運を天に任すしか方法はなかった。生命の危険さえ感じた。正直、神様仏様に念じた。
それが効いたわけではないと思うが、「地獄で仏」(私の大好きな言葉だ)。近くの農家の方がトラクターで雪を掻き分け、こちらに向かってきた。その後、市役所の大きな除雪車も来て、事なきを得た。
冬の富良野は、ちょっとした油断が大変なことになるが、こんな極端な状況は一年間を通して、何日かしかないので、注意をしていれば、恐れることはない。と思う。
写真は、フォーラムフラノの2Fの「ご自由にご覧下さい」コーナーです。今日、『アート・ギャラリー「現代世界の芸術」ジャケット版全21巻』を持ってきた。これは、1985年に発売になると同時に買い出したもので、かなり思い切って決断した。こういう全集って、結局買うことに意義があって、見ない、読まないのが、「相場」と決まっている。
私も全部ちゃんと目を通したわけではないが、気になったときに、ちょこちょこ見ていた。これからは、ここにあるので、時間の空いたときに、いつでも見れるのでうれしい。
フォーラムフラノに来たお客さんも、「あらっ、クリムトって、どんな絵描いていたっけ」などと言って、気軽に見てほしい。
ジャズがあって、写真があって、書があって、画集があって、ちょっとアートの匂いのする空間をお客さんに楽しんでもらいたい。
 

■ ボブ・ジェームスと我が親父 byオダジー 2007年03月04日(日)

  46,741 byte昨日、千葉県出身で、今は富良野に住んで山々の風景を描いている画家、草田研次さんがフォーラムフラノを訪ねてきた。
フォーラムフラノで個展を開催したいということで、色々お話をさせていただいた。展覧会は、3月15日(木)〜4月1日(日)の予定で進めることになったのだが、たまたまジャズの話になり、なんと! 私がよく通っていたジャズ喫茶、今は無き「ビザール」に若い時に働いていたことが分かった。
ビザールは、新宿の東口のすぐ近くにあったジャズ喫茶で、私が大学を卒業して勤めた婦人服の「三愛」とも、目と鼻の先だった。
三愛は昼の休憩時間が1時間20分だった。私は、昼食を素早く済ませて、毎日のようにビザールで1時間ほどジャズを聞いていた。
ご多分に漏れず、会社勤めの宿命である、嫌な上司からのコゴトやイヤガラセでムシャクシャした時など、ビザールで聞くジャズには、慰められた。特に、ジョン・コルトレーンにはいまだに感謝している。コルトレーンの、このまま死んじゃうんじゃないかと思える、激しい演奏を聴いていると、自分の悩みなんかちっぽけに思えてくる。コルトレーンに、「もっと、もっと、悩め!」とあおられると、なんだか不思議な力がわいてきたものだ。
あれから、30年近く経ったが、コルトレーンから見れば、ちっぽけで、情けない私の悩みは今も変わらなく、ある。子供がちょうどその当時の私と同じ年になって、私はある意味、立派な大人になったのだが、あの頃から成長していないような気がする。40才で死んだコルトレーン。もうすぐ54才になる私・・・。
写真は、日曜日ということで、軽やかな朝を迎えたいと思い、ボブ・ジェームスの「タッチダウン」をかけた。
ボブ・ジェームスはキーボードの演奏者でもあるが、作曲家・アレンジャーとして、レコード一枚をボブ・ジェームスの世界に作り上げる音楽家である。このレコードに参加しているミュージシャンは凄い! 私のお気に入りのミュージシャンだけでも、4、5人いる。1978年の録音だが、何度も書いているが、この頃に“イイ”レコードが集中してある。
ジャンルとしては、いわゆる「クロスオーバー」とか「フュージョン」のさきがけで、最近ではこのような音楽は「スムース・ジャズ」と呼ばれているらしい。
下の写真は、焦げてしまった木のヘラを、私の父にカンナで削って、きれいにしてと頼んだら、ついでにもう一本作ってくれた。親父、恐るべし!
 

■ 「雲」+ソニー・ロリンズ byオダジー 2007年03月03日(土)

  56,608 byte今日の書とジャズは、「雲」とテナー・サックスの巨匠、ソニー・ロリンズの「ウエイ・アウト・ウエスト」
このレコードのライナー・ノーツで木全信さんが、「彼のプレイは、いつ聴いても真摯でありながら、その反面にいかにも人間らしいユーモアと素朴さを感じさせる。自分を厳しく律してきた者だけが表出できる人間的親しみとでもいうのだろうか。」と書いてある。正に、私が鳴雪の書に感じていることと同じだ(ちょっと、偉そう?)。
ソニー・ロリンズには、どの書を選んでも合いそうだが、特に、鳴雪の「雲」を選んだのは、力強い線で、素朴に書かれていて、ユーモアを感じるからだ。
鳴雪の書を見ていても感じるが、ソニー・ロリンズのどのアルバムを聞いても、「いい気分」にさせてくれる。今まで二度ライブに行ったことがある。一度目は、もう30年ぐらい前東京で、もう一度は数年前札幌で。ライブでは、ジャズを聞くというより、ソニー・ロリンズそのものを聞くという感じで、もうソニー・ロリンズを見ているだけで幸せだった。
ソニー・ロリンズで一枚と言われれば、やはり「サキソフォン・コロッサス」。ジャズ・ファンで聞いたことがない人は、一人もいないでしょう。
 

■ 「星」+「サッチモ」 byオダジー 2007年03月02日(金)

  45,209 byte「阿蘇山の山腹が火災だ」と朝のニュースでやっていたので、阿蘇に住んでいる葉山さんに電話した。葉山さんは葉祥明阿蘇高原絵本美術館の館長で、葉祥明さんの弟さん。私が葉さんに頼んで富良野をイメージしたを描いていただいた時からずっとお付き合いしているので、もう20年近く何かとお世話になっている。
葉山さんは、みんなが心配して電話してくるが、全然大丈夫だと言ってた。私も一安心した。
20年くらい前に、十勝岳が噴火した。危険地域は上富良野町で、富良野からはちょっと離れていて、私のところはどこも安全だったけれど、やはり、心配して電話がかかってきた。葉山さんも、そんな感じなんだと思う。
今日の書とジャズは、「星」とサッチモの愛称で知られるルイ・アームストロングの「サッチモ・アット・シンフォニー・ホール」
私が持っているのはレコードなので、サッチモ・アット・シンフォニー・ホール Vol.1とVol.2の二枚になっている。その中から「アラバマに星が落ちて」を選んでみた。星つながりもあるが、鳴雪の書には、古い人のジャズも合うはずだと思い、探しているうちにこの曲を見つけた。サッチモの年輪と鳴雪の年輪、私はただただ、恐れ入りながら鑑賞するしかない。
実は、このレコードに入っている「ブラック・アンド・ブルー」が以前から大好きで、たまに聞いていた。今日も聞いたけど、やっぱり凄い!
1947年録音だから、今から60年前。日本は昭和22年。戦後の混乱の極致の時、アメリカではこんなコンサートを平気でやっていたのだ。この時からほぼ十年後、いわゆるモダンジャズが全盛期を迎える。サッチモの革新性が、その後のジャズに影響を及ぼしたのは間違いないと思う。
サッチモと言えば、「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」が有名で、サッチモという愛称は「satchel mouth」(がま口のような口)とする説や、「Such a mouth!」(なんて口だ!)から来たとする説などがあるそうだ。
 

■ 「月」+ジム・ホール&レッド・ミッチェル byオダジー 2007年03月01日(木)

  54,120 byte今日もハローワークの紹介の方が面接に来てくれた。本州からの「富良野移住組」で、富良野が大好きな雰囲気が伝わってきて、とてもうれしかったし、心強く感じた。
なんと!ブログをやっているそうで、このワイワイ日記にも書いてねと、お願いした。おそらく書いてくれると思うので、お楽しみにお待ち下さい。でも、ある意味、“ライバル”の登場でもあるので、私も今まで以上に気合を入れて書こうと思う。
今日の書とジャズですが、鳴雪のは「月」、ジャズはギターのジム・ホールとベースのレッド・ミッチェルのデュオ「ライブ・アット・スウィート・ベイジル」。
単純に、曲目の中に「FLY ME TO THE MOON」が入っているのが浮かんだので、選んでみた。早速、レコードをかけたのだが、ジム・ホールの繊細なギターの音に、太く力強いレッド・ミッチェルのベースの音が、正に鳴雪の「月」にマッチしている。
ギターリストの中で、私はジム・ホールのCD・レコードを一番多く持っていると思う。特に、私のお気に入りは、「アランフェス協奏曲」。ここでのジム・ホールはもちろん素晴らしいが、ポール・デスモンドもすごくイイ。
若いときは、ポピュラーで、大人然としたポール・デスモンドのアルト・サックスを意識的に遠ざけていたが、最近大好きになって、CDをまとめて五枚ぐらい買ってしまった。ポール・デスモンドについては、別の機会にじっくり紹介します。
鳴雪の書に囲まれ、コーヒーを飲みながら、ジム・ホールを聞いているこの幸せは、言葉に表せないほどだ。
ちなみに、このレコードを録音したニューヨークの「スウィート・ベイジル」に、私は行ったことがある。記憶に間違いがなければ、アート・ブレイキーが演奏してたと思う。雑誌の記事を読むと、スウィート・ベイジルは一時日本人が買収したが閉店し、店名を「スウィート・リズム」として今は営業しているそうです。
 

■ 北海道新聞・北極星「フォーク合戦」 byオダジー 2007年02月28日(水)

  63,078 byte今月の26日に、北海道新聞の「北極星」のコーナーに私のエッセイが載った。2ヶ月に一回のペースで書いているのだが、もう29回目になる。今回は、先日の「フォーク合戦」のことを書いたので、下記に転載します。

先日、富良野のコミュニティFM「ラジオふらの」で団塊の世代をテーマに企画した特別番組「今日はまるごと D's Day」に出演した。私の出番は番組のフォークソング合戦。
ラジオふらのでラジオ講座の講師を務めてくれている放送作家の石井彰さんと私がフォークで「対決」したのだった。
互いに十五人のフォーク歌手を選び、それぞれの歌手の「これぞ」と思う一曲を選ぶ。そして、選んだ理由やその曲に対する熱い思いを話すという内容。スタジオ内の審査員とラジオのリスナーが五人の歌手ごとに良かったほうに投票し、その合計ポイントで勝敗を決めるのだが、なんと!四時間にも渡るとてもハードな放送になった。
石井さんは「日曜喫茶室」や「永六輔の誰かとどこかで」といったラジオ番組の構成や演出で知られている。言ってみれば、ラジオのプロ中のプロ。そんな方に対してシロウトの私が不遜(ふそん)にも戦いを挑んでしまったわけだが、延々と続く対決をスタジオの中で聞いている審査員もさぞや大変だったろうなと思う。
フォークソングは、私にとっては青春そのものだ。岡林信康や吉田拓郎に出会って初めて自分の「生き方」を考え、「思想」や「哲学」を学んだ。三十年以上もたったが、番組の中であのころの曲をじっくり聞き直し、当時の空気をいっぱい吸い込んでいるうちに、また新鮮な気持ちになった。フォークソングよ、ありがとう!
え? 対決の勝敗ですか? どういうわけか、私が勝っちゃいました。石井先生、どうもすみません。
 

■ 「風」+パット・メセニー byオダジー 2007年02月27日(火)

  29,266 byte昨日は、ハローワークが紹介してくれた方がフォーラムフラノに来た。四月から「麓郷の森」で働いていただくことになった。新しいスタッフが増えるのは、うれしい。
私の会社、オフィスフラノは「フォーラムフラノ」(通年営業)、麓郷の森の「森のレストラン」(GW〜11月の営業)とショップ「彩(いろどり)の大地館」(通年営業)と、三つの店舗があるので、夏に向けてスタッフを増強しなくてはならない。
最近考えていることだが、「仕事」と「生き方」を一致させることが大事なことではないかと。私は幸せにも(ある意味不幸でもあるが・・・)、仕事=生き方で、曲がりなりにもやってきた。私にとって、ホームページやパンフレットの制作も、Tシャツを作るのも、レストランのメニューを考えるのも、ラジオふらので番組をやるのも、先輩たちとイベントや会をやるのも、朝会社に来てジャズを聞くのも、こうやってワイワイ日記を書くのも、全部一緒なことだ。
仕事と言えば仕事だし、仕事でないと言えば仕事ではない。ただ、私はすべて繋がっていると思っている。ジャズを聞くことと、Tシャツのコンセプトを考えることや、レストランのメニューを考えることは、繋がっている。
ついでに言うと、やはり「夢」を持つことが大切だと思う。夢に大小はない。どんなに小さくても夢があるから、頑張れるのだと思う。
今日の書とジャズは、「風」とギターのパット・メセニーの「想い出のサン・ロレンツォ」
「風」をイメージするレコードは何かなと、考えたとき真っ先に浮かんだのがこのレコードだ。
鳴雪の「風」の吹き方は、パット・メセニーより、もっと厳しいと思う。でも、鳴雪の書は、厳しいなかにもホッとさせるものがある。厳しく吹いているがどこか優しい風。だから、見た人は癒された気持ちになるのだろう。
パット・メセニーの「beyond the Missouri Sky (ミズーリの空高く)」もよく聞いている。私の大好きなベーシストであるチャーリー・ヘイデンと一緒に演奏しているものだ。
先の話に戻るが、私だけではなく、スタッフのみんなが夢を持てる会社になるために、どうしたらよいか、ジャズを聞きながら考えている。
 

■ 「空」+「キース・ジャレット」 byオダジー 2007年02月25日(日)

  37,846 byte今日の富良野は、ちょっと冷え込みましたが、快晴で気持ちの良い朝でした。
昨日は先輩のお母さんの葬儀を手伝わせていただき、やはり人生の無常というか、どんな人間でもいつかは死ぬんだという、今更ながらの感慨が胸にズシッときました。
このところ、ワイワイ日記はジャズにかたよったものになっているが、なにせ、自宅と会社の往復が主な行動範囲なのと、精神的にパァーッと広がらない感じなので、もう少し続けます。
ただ、今日からは、ちょっと趣向を凝らして、いま開催中の「一字書 鳴雪」書展の作品とジャズを組み合わせて紹介しようと思う。
第一回目の今日は、書「空」とピアノのキース・ジャレットの「マイ・ソング」
鳴雪のおおらかで、ちょっとユーモラスでさえある「空」には、マイ・ソングの中から、私のお気に入りの一曲、「カントリー」を選びました。
この曲は、富良野のさわやかな空が思い浮かぶ感じで、気持ちにも、心地よい風が吹きます。ヤン・ガルバレクのソプラノサックスも素晴らしい。
キース・ジャレットと言えば、「ザ・ケルン・コンサート」がすぐ頭に浮かぶ。
「ザ・ケルン・コンサート」を私はリアルタイムで買った(若い人、羨ましいでしょう)。1975年の録音だが、まったくの「即興」で、しかもソロピアノでの演奏。正に「神がかり」。自らも神の啓示があったと何かに書いていたと思う(私の記憶違いでなければ・・・)。
「ザ・ケルン・コンサート」のレコードは当時のジャズ喫茶でも“超”人気盤だった。二枚組みで、特にA面が素晴らしく、リクエストもA面に集中したらしい。ジャズ喫茶のマスターが、A面だけを四面に録音したレコードがほしいと言ったという、有名な話があった。
いまのCDと違って、レコードは聞くほどに摩耗する。大切にしているレコードを聞くということは、文字通り「身を削る」思いで聞くことになる。本当のマニア(何が本当か分からないが・・・)は、レコードを二枚買って、一枚をプレーヤーにかけないで、保存するらしい。まあ、普通の家であれば、保存用のレコードを襲ってくる「カビ」との戦いもあるのだが・・・。
明日は、どの書にしようかなぁ。
 

■ ジョージ・ルイス byオダジー 2007年02月23日(金)

  74,270 byte二月なのに、富良野は「春」だ。朝から雪が溶け(写真上)、昼間は雨が降っていた。流石に夜になると少し冷えて、雪がちらついたが、やはり、異常と言っていいでしょう。
今日の雰囲気だと、三月下旬、春はもうすぐそこまで来ている、という感じです。そんな陽気に誘われて、今日選んだのはクラリネットのジョージ・ルイスの「ジャズ・アット・オハイオ・ユニオン」
1954年に録音された、この二枚組みのボックス入りLPレコードには、有名な「The World Is Waiting for the Sunrise」、日本名「世界は日の出を待っている」が入っている。
私のジャズ暦は、ジョン・コルトレーンから始まり、いわゆるモダンジャズを聞きまくっていたが、やはり何かの拍子でルーツを探りたくなったのだと思う。ジャズの一つのルーツである、ニューオリンズジャズを聞いてみたくて、このレコードを買ったのだと思う。
以前から疑問に思っていたが、ニューオリンズ・ジャズとディキシーランド・ジャズはどう違うのかをちょっと調べてみた。
1917年にニューヨークで史上初のジャズ・レコードを録音した白人グループ「オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド」がディキシーランド・ジャズと名乗ったことから、黒人系のニューオリンズ・ジャズに対して、白人のジャズをディキシーランド・ジャズと呼ぶことになったらしい。今は両方ともディキシーランド・ジャズの名で呼ぶことが多くなったそうだ。
「The World Is Waiting for the Sunrise」は、ジョージ・ルイスもいいが、バンジョーが凄い。ノリノリのバンジョー、是非、聞いてほしい。
 

■ レッド・ミッチェル byオダジー 2007年02月22日(木)

  95,721 byte朝起きたらドーンと気分が落ち込んでいた。これは珍しいことではなく、元気に「今日も、頑張るぞッ」という目覚めは意外と少ないかもしれない(暗〜い、書き出しになってしまった)。
私のことを、ある先輩が「神経病み(しんけいやみ)」と、言ったことがあるが、けっこうそうかもしれない。この言い方は、字で書くと深刻な病気のような感じだが、言う方も、受け取るほうも、深刻さはない。雰囲気として、「考えすぎ」「心配性」「小心者」のような意味合いで、からかって言う言葉である。方言でしょうか? 方言というより、特定の仲間言葉の感じかなぁ・・・。
でも、もちろん、今はもう元気でこのワイワイ日記を書いている。心を持ち直したのは、まず、天気が良いこと。今日の富良野は三月中旬の陽気になるそうだ。もう一つは、モーニングコーヒーとレッド・ミッチェル(意外と単純!)。
レッド・ミッチェルはベーシストで、今朝聞いたのは、「ベース・クラブ」
ピッコロ・ベースの鈴木勲、ピアノの山本剛と、1979年に日本で録音されたレコードだ。録音の音も、ものすごく良く、とにかく、カッコイイ。今の事情は知らないが、私がレコードをせっせと買っていた1970年代から80年の初め頃、「East Wind」「Flying Disk」「DENON」「Trio」などの日本のレーベルが素晴らしいレコードを作っていた。このレコードもその流れのものだと思う。
昔を懐かしみ、「昔は良かった」的な断定は、良くないのは分かっているが、結果としてあの頃、良いジャズレコードが数多く作られたことは確かだと思う。
そういうレコードを作ってくれた人たちに、感謝感激雨霰(あられ)です(なんで、雨、霰なんだろう)。
 


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