■ トミー・フラナガン「スーパー・セッション」 byオダジー 2007年03月26日(月)

  112,346 byte今日は、私が新宿の「三愛」に勤めていたときに、毎日のように通った「disk union」に行った。あの当時は、一店舗しかなかったと思うが、今は、「新宿中古センター」「新宿本店」「新宿ジャズ館」など七店舗ある。七店舗とも新宿駅東口の周辺にあるので、disk unionの看板がやたら目に付く(興味のない人には、まったく目に入らないと思うけど)。
思ったより、ジャズの中古LPレコードはなかったけれど、ピアノのトミー・フラナガンの「スーパー・セッション」を買った。昨日買った3枚と合わせて、4枚になったが、はや〜く聞きたい!
午後から、姉が関わっているフラワーショップの「PETER RABBIT FLOWERS」に、ホームページのプレゼンをするために、本社のある東大和(西武新宿線)を訪ねた。
幸い、社長が気に入ってくれて、進めることになった。富良野からでも、東京の仕事が出来るのが、インターネットの素晴らしいところだ。
札幌に住んでいるオフィスフラノのデザイナーの高橋さんとも、メールやMSNマネージャー(テレビ電話のようなもの)で毎日打ち合わせるが、実際に顔を会わせることはほとんど(まったく)ない。
他のフラワーショップのホームページとは一味違うオリジナリティのあるホームページを作ろうと、ちょっとりきんでしまった今日でした。
 

■ 下北沢 byオダジー 2007年03月25日(日)

  66,142 byte昨日、下北沢に行った。それは、下北沢に事務所がある人と打ち合わせをする予定だったからだ。待ち合わせる時間は夕方で、何時かは当日(昨日)電話で決めることになっていた。
午後四時頃から何回か電話したが、通じない。私の勘違いかもと心配になって、富良野に電話して、ホワイトボードのメモを見てもらった。24日夕方と書いてあると言う。
私は新宿のマンションにいたので、下北沢までは、30分もあれば行ける。色々考えて「見切り」で、下北沢に向かった。ちょっと遅く連絡がついても、すぐ会えるようにと。下北沢からも電話したが、つながらない。あぁ、まいった。
仕方がないので、下北沢のまちをぶらついてみた。大勢の若者にまぎれて、おじさんが歩くのも悪くないと思いながら、悦に入って歩いた。
歩いているうちに、「中古レコード」の看板が目に入った。時間はまだあるのでCDショップに入った。二階に上がると、けっこうの量のジャズレコードがあった。買うつもりで勢いよくレコードを見ていたのだが、いざ買うとなると、「中古レコードはキズがあるかもしれないし、どうせ買うならCDの方が良いかな」という考えが浮かんだ。これにはびっくりした。今回東京に来るついでに、レコードを買いたいと密かに思っていたからだ。
CDの方が良いかなと思ったのは、最近ジャズの名盤の廉価版が沢山出てきたからだ。なんと、1,000円で、長年欲しかったCDが発売されている。
結果的には、「ケリー・グレイト」「スウィンギング・ギター」「タル」の3枚を買った。
決め手になったのは、オール200円引きのセール中だったことと、フォーラムフラノにまたジャズレコードを木額に入れて飾りたいと思っているからだ。マンションに戻ってから、レコード盤をしげしげと見ると、とても綺麗だった。これならレコード針が飛ぶ心配もなさそうだ。一枚1,000円ぐらいで、手に入ったのに、なんであの時迷ったのか、今は不思議な感じがする。
実は、明日は中古レコードを取り扱っている新宿の店に行くつもりだ。また、何枚か買うつもりだ。
それにしても、何故、昨日電話が通じなかったのだろうか。明日確かめるが、単に約束を忘れただけだろうか。まぁ、人生には色々あるさ。
 

■ 新宿三丁目「かくれが」 byオダジー 2007年03月24日(土)

  63,381 byte2月3日に「フォーク対決」をした、放送作家の石井彰さんと新宿でお会いすることができた。フォーク対決に関しては、『北海道新聞・北極星「フォーク合戦」 byオダジー 2007年02月28日(水)』を見てください。
突然、電話しての再会である。石井さんの予定が、電話した昨日の夜だけが、奇跡的に空いていた。「タイミングが良かった」と石井さん。私も会えなくて、もともという気持ちで電話させていただいたのに、本当に、ラッキーだった。私のバイオリズムが良い方向にきているのだと思う(最近は、何でも自分に都合の良いように考えることにしている)。
美味しい大分(おおいた)料理のお店で食事をした後に、「小田島さんのブログのネタになる店に連れて行くからね」と言われた。写真は、店内を撮らせてもらったものだ。雰囲気が出ているでしょう。この店の名前は「かくれが」、新宿三丁目にある。
写真の右下の「傘」は、トイレの水を流すときに、これを引っ張ります。店内の壁には、ピカソのゲルニカが貼ってあるかと思うと、ジョン・レノンのポスターや長島茂雄がフルスイングで三振している写真があり、さらに石井さんの知り合いである小室等さんとピーコさんのポスターもあった。
久し振りに、東京の「文化」を肌で感じた。最近は、東京に来ても、表面だけをサアッーとなぞるだけだったから、ちょっとしたカルチャーショックだった。
帰りぎわに、「今度、息子たちを連れてきます」と私は言った。おそらく、子供たちに、東京の奥の深さ、かつて私が抱いていた東京のイメージを教えたかったのだと思う。
「かくけが」には、強烈な東京の匂いがした。
 

■ 新宿 byオダジー 2007年03月23日(金)

  62,851 byte3月22日(木)から東京にいる。個人的な用事、および折角東京に行くんだから、仕事もしよう、という感じの上京だ。
写真は、パークタワーの写真だ。今いる息子たちが住んでいるマンションから撮ったものだ。東京都庁とこのパークタワーを息子たちは、毎日見ながら、大学に通っている。私としては、羨ましい気がする。
私も、東京の大学に通わせてもらったけれど、国分寺とか吉祥寺とか、良い所だったけど、都心からは離れていた。新宿は、東京のど真ん中だ。東京のど真ん中と言うことは、日本のど真ん中だ。ここで息子たちが何を思うかは、後々、重要になってくる。もちろん、今の息子たちはそんなことは考えてもいないと思う。たまたま住んだところが新宿だった、程度のことだと思う。
私は、子供たちには、是非とも東京に住んでほしかった。東京を知ってほしかった。それは、東京で頑張ってほしいと言うことではなく、東京を経験して、でも、富良野に住みたいは、有り。
東京を理解できないと、富良野を理解できない。反論する人は大勢いるのを覚悟で言っている。私は、そう信じている。
子供のとき、毎日、十勝岳や芦別岳を見て、今は都庁を見てる子供たち、親として、良かったなぁと思う。なんとなく、自慢かもしれない。
 

■ 高田明和「禅の名言」 byオダジー 2007年03月20日(火)

  62,513 byteちょっと前に、北海道新聞の広告の欄に、「魂をゆさぶる禅の名言―明日からあなたは変わる!」「心が奮い立つ禅の名言―闇は消えあなたの生が輝き出す」が載っていた。
毎日、新聞を見て、「あぁ、この本読んでみたいなぁ」と思うことがけっこうあるが、買うまでには至らない。不思議なことに、この二冊は見た瞬間から買う決心をした。
早速、会社に来てから、インターネットで注文した。昨日届いたばかりなので、まだ、“さわり”しか読んでいないが、「買ってよかった!」という感じだ。
本もそうだし、レコードやCDもそうだけど、私たちが一生のうちに読んだり、聞いたりする数なんて、たかがしれている。世の中には、それこそ天文学的な数の本やレコードが出ている。
私は、なんでか分からないが、私の心に「引っかかった」ものは、なるべく調べたり、買ったりしようと心がけている。なにか、エネルギーみたいなものが、私に発せられているのではないかと思うからだ。言ってしまえば、「縁」があるのではと。
私は「すべては縁で成り立っている」と思っている。自分でどうこう出来るものなんて、ごく限られているとも思っている。良い本やレコードに出会えたときは、作者やミュージシャンに感謝する前に、出会わせてくれた「なにか」に、まず感謝する。そして、出会えた「自分」にも。
太宰治、倉橋由美子、カフカ、紀野一義、ピカソ、ジョン・コルトレーン・・・。
 

■ ジーン・アモンズ">「グッドバイ」 byオダジー 2007年03月18日(日)

  94,047 byte昨日は、フォーラムフラノにうれしいお客さんが来てくれた。来てくれたお客さんは、みんなうれしいのだが、特にうれしかったのには理由がある。
店内のテーブルにアンケート用紙を置いてあるのだが、「当レストランを何で知りましたか?」の質問に、「口こみ」と書いてあって、住所が市内だったからだ。フォーラムフラノのお客さんはどちらかというと、スキー客や観光客の「通りすがり」が多い。それも、もちろん有難いのですが、やはり富良野の人にも来てほしいと、密かに思ってはいた。
いや、むしろ、富良野の「サロン」的な店にしたいという思いがある。私はイギリスに何度が行ったことがある。ロンドン、コッツウォルズ地方、湖水地方、果てはスコットランドのスカイ島まで行った。イギリスには、パブがある。田舎に行くと、ホテルのラウンジやレストランがパブのようになっていて、夜になると色々な人が集まってくる。
ビールを飲む人は、もちろんだが、トランプをやっている人、ところによってはダーツやビリヤードをやっている人もいた。年齢層も、子供からかなりのお年寄りまで、幅が広い。
フォーラムフラノもそんな感じになれば良いと、頭のどこかにあったのを、今書きながら思い出した。
ビールを飲む人、食事をする人、本を読んでいる人、ジャズを聞いている人、インターネットを見ている人・・・。色んな人がいて、テンデバラバラなことをやっているのに、空間的には「調和」がとれている、そんなお店。
今、聞いているのはノリノリのテナーサックスのジーン・アモンズ「グッドバイ」。朝にこのCDを聞くのは、日曜日しかないかも。月曜日の朝からこれを聞いて、ノリノリになっていたら、一週間持たない感じだ。
実は、ジーン・アモンズをちゃんと聞いたのは、最近買ったこのCDが初めてだった。名前だけは知っていたが、「スルー」していた。ジーン・アモンズは、“ボス・テナー”と呼ばれ、豪快な吹き方が人気で、「この手」のサックスが好きな人には、たまらないだろうと思う。私も、「この手」のサックスは大好きなのに、聞いていなかった。
ジャズの奥は深いね。ジョン・コルトレーンに現(うつつ)を抜かしているうちに、色々なミュージャンをスルーさせていたのでしょう。余生(いつからいつまでだ?)は、コルトレーンもいいけれど、もっと視野(耳野?)を広げて、ジャズの奥をもっと見たいと思う。
 

■ A Night at Birdland, Vol.1 byオダジー 2007年03月17日(土)

  52,615 byte昨日のクリフォード・ブラウンの続きである。クリフォード・ブラウンのトランペットの音が耳から離れなくなって、今朝、フォーラムフラノに着いたら、早速レコードをかけた。
レコードを聞きながらライナーノーツを読んでいたら、アート・ブレイキー(ドラマー)がリーダーのジャズメッセンジャーズの母胎となったグループが吹き込んだレコード「A Night at Birdland, Vol.1」に、クリフォード・ブラウンが参加していて、凄いトランペットを吹いていると書いてあった。
「あっ、これは是非聞いてみたい!」と、インターネットで調べていたら、なんと!そのレコードを持っていた。なんとなく、ジャズメッセンジャーズのレコードなんだろうなぁ、としか思ってなくて、クリフォード・ブラウンが演奏しているとは知らなかった。
いわゆる、“ハード・バップ”のど真ん中の演奏で、ジャズと言えば、ハード・バップの音楽を連想する人は多いと思う。サックスとトランペットに、ピアノ、ベース、ドラムの編成で、ファンキーに、スイングするジャズ。
私も、ハード・バップのレコードもひと通り聞いているが、のめり込んだのがジョン・コルトレーンだったので、ジャズを楽しむ感覚より、ジャズを通して人生を考える方向に行ってしまった(ちょっと、大袈裟か・・・)。それで、ハード・バップに関しては、あまり深まらなかった。
それが、まぁ、歳を取ったと言うか、もう人生を考えてもショウガナイと言うか、良く言えば大人になったと言うか、まぁ、コルトレーンもいいけれど、クリフォード・ブラウンの良さもようやく分かってきたのかな、とシミジミ思う今日この頃ではある。
 

■ クリフォード・ブラウン byオダジー 2007年03月16日(金)

  56,037 byte今朝、フォーラムフラノに来てから、コンビニに買物に行った。戻る途中、口をついてポッとメロディが出てきた。なんの曲だったかなぁと、そのメロディを何回か復唱しているうちに、思い出した。クリフォード・ブラウンの曲だ。
戻って、すぐレコードを探して、かけてみた。やっぱり、「クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ」の一曲目の「デライラ」だった。
クリフォード・ブラウンのレコードは、他にも4枚持っているが、最近はほとんど聞いていなかった。「あっ、これだ、これだ」と、一安心して、ついでに、クリフォード・ブラウンの他のレコードも聞いてみた。ビックリするぐらい、イイ!
トランペットはサックスほど、ミュージシャンによっての違いが分からず、サックスからみれば随分不当な扱いをしてきた。クリフォード・ブラウンにしたって、「上手(じょうず)なんだろうなぁ」くらいの印象だった。
クリフォード・ブラウンに関しては、むしろ「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」「サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン」のレコードの方をよく聞いた感じだ。
今日聞いて感じたように、クリフォード・ブラウンを今まで感じたことはなかった。遅ればせながら、やっと、クリフォード・ブラウンに辿り着きました。
興奮冷めやらぬ間に、クリフォード・ブラウンのCDを2枚、インターネットで買ってしまった。
あっ、そうそう、写真に同じレコードが二枚に写っているが、どういう訳か同じレコードをダブって買ってしまったみたいだ。もう相当時間(30年ぐらい)が経っているので、憶えていないが、とにかく、二枚あった。
 

■ 草田研次 パステル画展「光と天の色」 byオダジー 2007年03月15日(木)

  57,998 byte今日から、草田研次 パステル画展「光と天の色」が始まった。写真は、案内のハガキで、淡いピンク色の山が印象的な作品。
今回の作品は、このハガキのも含めて、14点。フォーラムフラノの二階は、正に、光と天の色に溢れている。
下記に、草田研次さんのプロフィールをご紹介します。

千葉県出身
美術専門学校(東京)へ2年間通う
1989年 北海道へ移住
    水彩で制作
1994年 山に少しずつ眼をひらく
1998年 パステルで作品を描き始める

山の取材地
 十勝岳連峰・芦別岳・ニセコ
 上川・富良野の山々
 八ヶ岳連峰・北アルプス
 南アルプス

4月1日(日)までなので、是非、ご覧下さい。
 

■ 明日からの展覧会の準備 byオダジー 2007年03月14日(水)

  53,946 byte明日からフォーラムフラノの二階で、草田研次 パステル画展「光と天の色」を開催する。
今日のフォーラムフラノは定休日だけれど、明日の準備をしている。写真は、草田さんが、展示する絵をかけているところだ。
「鳴雪 一字書」展も、少し場所を移して、全作品をフォーラムフラノ内に展示している。これからも、「鳴雪 一字書」展は、常設展として続け、今回のように、他の作家の作品展もやっていこうと思う。
アートに囲まれ、ジャズの流れている店内は、本当に居心地がいい。私だけではなく、お客さんにも喜んでもらえると思うのだが・・・。
また、明日から今度は絵を通しての出会いがあると思うので、今から楽しみだ。
展示の詳しい内容は、明日、お知らせします。
 


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